WNBAプレーオフ2022 一回戦 他チーム結果 (8/25時点)

2022 Playoffs
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ミスティクスは終わってしまいましたが、プレーオフは続いています!

Twitterを見ているとバード選手の人気、知名度やミスティクスが負けたから、ということからシアトルを応援する方が多いでしょうか。私もそのひとりです。

アリーシャ・クラーク選手が元シアトルなのはみなさんもうご存知だと思いますが、ニューヨークのハワード選手、ウィットコム選手など、元シアトルの選手が活躍しているのを見て嬉しくなっている人です🙋🏻‍♀️(でも両チーム敗退しちゃった🥲)

今日で一回戦がすべて終了しました。最後にあった2試合をざっと振り返ります。

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シカゴ vs. ニューヨーク

昨日、ニューヨークでGame 3が行われました。第2シードと第7シードのシリーズで、シカゴが順当に2勝するかと思いましたがホームで行われたGame 1に、91-98で負けてしまうというまさかの波乱。

すると今度は引き続きホーム開催のGame 2で100-62の「おこMode」を発揮し圧勝。そんな流れからの昨日のGame 3。場所をニューヨークの本拠地に移しての試合となりました。

Game 2のような展開にはなりませんでしたが、シカゴが途中から少しずつ離し始めてそのまま点差が広がるかな、と思いきや、10点前後の嫌な点差がずっと続いていました。

そして4Q始めに3点差まで縮まってしまった少し後に、PGバンダースルート選手からコパー選手へのバックカットのナイスパスが出たあたりで、それまでシュートがあまり入らなくて我慢を続けていたシカゴが気持ち的に落ち着いたというか、乗れたというか。その後のクイグリー選手の連続スリーで勝負あり。最後は90-72まで開きましたが、4Qの最初だけを見たらどちらに傾くか分からない展開ではあったかなと思います。スーパーショットを決めそうなのはニューヨークですし。

ニューヨークは最後はイオネスク選手がボールを持ちすぎてしまうところが上手くいっていなかったかなと。そこから味方のカットで合わせが生まれる光景はこれまでも多々見てきたのですが、シカゴもそれには対応しています。さらに終盤はニューヨーク全体に焦りも見えました。残念でした。

ニューヨークは今シーズン、個人的には少し期待していましたが最初はうまくいかず、フランス代表のジョハネス選手が加入したあたりで少しずつ調子をあげて、最後はプレーオフに滑り込んで、Game 1ではチャンピオン相手に勝利。誰も予想していなかったでしょう。

ヘッドコーチが今年から前年までフェニックスのコーチだったブロンデロHCに代わり、スクリーンとスリー、カッティングで動きのある、観ていても面白いバスケを展開し、楽しませてくれました。ナイス健闘でした👏

ホームで開催のGame 3はカッコいいデザインのバークレイズセンターが観客で埋まり、映像で見るだけで圧巻でした。ここ数年伸びているチームだと思うので、来年もまた面白いチームを見せてくれることを楽しみにしたいと思います。

シカゴはGame 1、Game 3の追いつかれた時間帯と脆さを見せてしまいました。ベンチが厚いことがこれまで言われていましたが、プレーオフではベンチから長く出場するのは2人ぐらいで、スタートを含め計7名である程度回している感じです。油断できない時間帯にはこれからもこういった起用になってきそうです。他のチームを見てもほぼ同じのようです。(なのでどのチームもベンチが薄いとかそこまで関係ないかな、ファールさえたまらなければ😓)

シカゴの決定力は平均してみんな高いんですが、飛び抜けて高い方がいないので、全体的にだめなときに全体的に雰囲気が重いというか…、抽象的な表現しかできないのですが💦 その中で最近はコパー選手が引っ張ろうと奮闘しているのを見ます。昨シーズンFinal MVPの彼女が二連覇まで引っ張ることができるか注目です。

一方でこのGame 3という崖っぷちに追い込まれたことで、さらにシカゴの結束力や緊迫感が高まった部分もあると思います。昨シーズンは下位シードから2回こういった状況に追い込まれてからの優勝を遂げています。それを思い出すこともできたかもしれないですね。

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コネチカット vs. ダラス

本日ダラスでGame 3が行われました。第3シードと第6シードのシリーズです。

これまでチームナンバー1スコアラーのオグンボワレ選手がここまでのシリーズを欠場していましたが、試合前に出場という発表がありました。さらにコネチカットが前回のGame 2以降、フライト遅延の理由で練習ができなかったそう。できたのは試合当日のシュートアラウンドだけだったそうです。試合前はかなりダラスに流れがあり、行くのでは?!と感じられました。

試合が始まると、1Qからジャンケル・ジョーンズが2ファール、2Qで3ファール目をしてしまい、ダラスにとっては大チャンス!でしたが、彼女がいない時間帯でダラスはスコアを伸ばすことができず、さらに後半もずっと得点に苦しみ、73-58でコネチカットの勝利、セミファイナル進出が決定しています。

オフェンスリバウンドが17-7とコネチカットが圧倒していて、合計シュート数の76-55という違いに表れています。ダラスはターンオーバーも多く、厳しかったですね。

オグンボワレ選手が出たのが3Q残り4分で49-41で点差が離れ始めた時。コーチとしてはこれまである程度うまくいっていたところにオグンボワレ選手を入れるのは難しかったのかなと予想されます。当の本人も本調子ではなかったようですね。

オグンボワレ選手は2025年まで契約がありますが、もう一人のスコアラーでこのシリーズも奮闘していたメイブリー選手と、センターのマコワン選手が制限ありフリーエージェントになります(他のチームが提示した金額以上をダラスが提示できれば残留となる)。

ダラスは今年18勝18敗で、前身のタルサ・ショックというチームから移転した後の2016シーズン以降で初めて勝敗で50%以上となった年だったようです。(ちなみに2013〜2019までスカイラー・ディギンススミス選手が所属)

それを作り上げてきたのが2019年にドラフトされたオグンボワレ選手とメイブリー選手(ともに2018年ノートルダム大学で優勝)だったので、メイブリー選手が移籍となると大改革となります。

高い確率で残るとは思いますが、チームが変化を求める場合はその可能性もなくはないでしょう。巷ではオグンボワレ選手不要論が出ていますが、ダラスはどう変化していくでしょうか。チームビルディングを続けて、また爆発力のあるチームっぷりを見たいと思います。

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最後に

結局一回戦はアップセットなく(ちぇっ😗)、上位シードがセミファイナルに進むことになりました。

セミファイナルの組み合わせと日程は以下の通りです。

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#1ラスベガス vs. #4シアトル

Game 1: 8/29(月) 5AM
Game 2: 9/1(木) 11AM
Game 3: 9/5(月) 4AM
3試合で決まらなければ
Game 4: 9/7(水) 11AM
Game 5: 9/9(金)11AM

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#2シカゴ vs. #3コネチカット

Game 1: 8/29(月) 9AM
Game 2: 9/1(木) 9AM
Game 3: 9/5(月) 2AM
3試合で決まらなければ
Game 4: 9/7(水) 9AM
Game 5: 9/9(金) 9AM

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ぜんぶ同日に組まれているんですね。いいのか悪いのか🤔

それにしても最後までハードスケジュールで…、今日もダラスのハリソン選手が怪我していたし、疲労からくる怪我が発生しないことだけを祈ります🙏

それぞれのチームのマッチアップについてはまた次回の記事で書いていきます!

では今回もお読みいただきありがとうございました!

これまでのミスティクスの戦評のようなものは↓

https://wnba-japan.com/category/戦評

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