Wリーグ 2/27 Wリーグ試合メモ(トヨタ自動車 vs. トヨタ紡織、シャンソン vs. 富士通)

Wリーグ
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久しぶりにWリーグ試合メモ。

男子日本代表も観たかったのでこの日のWリーグは見逃しで観ました。

代表戦を見るとつくづく思うのは、はっきりとした役割を与えると思い切ってその役割を務め切ることができる、ということでしょうか。

それが日本人の特性というわけでもないと思うんですが、特に代表など、一緒に取り組む時間が限られているグループに関しては、その限られた時間で何かを作り上げようとするよりも、形を作って、それに合ったプレーヤーであろう選手を集めて、その役割を全力で出し切ってもらう、というのがいいのかな、という気がしました。

その中でPGに関してはクリエイトする力が必要で、このポジションは特別だなぁとあらためて感じました。

さて、Wリーグ。どちらもGame 2のみ、短めです。

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トヨタ自動車 vs. トヨタ紡織

トヨタ自動車は決まった形を作ろう、合わせようという気持ちが強すぎて、紡織のディフェンスに行き詰まることが多々。

その決まった合わせをする、しない(ディフェンスが寄っているかなどを見て)の判断が悪いことがある。決まったことをやろうとガチガチに固めすぎて、本来能力のある個人の力が脅威でなくなってしまっているような気がした。

また、高さのある梅澤選手を狙いすぎている気もする。インサイドに入れてそこからの展開もできるステファニー選手にもっとやらせてもいいのではという気はする。

対する紡織は一人ひとりがキャッチごとに攻める気持ち(脅威)があり、さらに最後の最後まで合わせる気持ちもあるので、シュートまで行けているし、守っている側からしても的を絞りづらいし脅威。全員で攻める、全員で守る、という意識を感じる。ペイントエリア周辺の合わせのシュート率が上がればもっと得点力が上がりそう。

紡織のディフェンスと全員での合わせで後半から点差がついて、最後はちょっと危なかったけど、紡織の勝利。

一人ひとりの能力やサイズは正直トヨタ自動車のほうがあると感じるけど、戦術とか意識の面での勝利だと思う。紡織は画面越しからチームケミストリーの良さも感じる。

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富士通 vs. シャンソン

Game 1は富士通のシュート率が高く、圧倒的な点差になったが、Game 2は逆の展開。

シャンソンはウチェ選手がベンチスタートということからなのか、一人ひとりの攻める気持ちがあって、4アウトが良いスペーシングとなっていた気がする。

富士通はまずシュート率が試合を通して上がらずというのが大きい。またシャンソンのディフェンスも前日より足が動いていたり、ローテーションヘルプなども早く、攻めあぐんでいる姿もあった。同時に富士通のディフェンスは前日の強烈さがあまりないような印象を受けた。ここぞの集中力がなかったり簡単にスルスルッと割られてしまったり。らしくないパスミスなどもあった。

シャンソンは小池選手、金田選手の積極的アタックが良かった。ウチェ選手も相変わらず脅威的な存在。ウチェ選手がいる、いないの時間帯でスタイルを変えられるのは大きそう。

富士通は外が入らないことがあるのは仕方ない。そうなると我慢し続ける展開になるのでディフェンスや細かい部分で集中したかったところ。そのあたりでチームとして集中が続かなかったのかなと。(笛もちょっと?な部分はあったが…それはどちらもということで)

前日100点ゲームとなったカードが今度は勝敗が逆になって20点差開くというのは不思議なことであり、最後までどこが優勝するか分からないとあらためて感じた。

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