Game 1は接戦、Game 2はラスベガスが圧勝、そして今回コネチカットに移動してのGame 3は105-76とコネチカットがWNBAプレーオフ史上最高得点を記録して圧勝、という展開となりました。
今日もレビュー内容短めに記者会見の日本語訳を長めにします。
試合内容を簡単に振り返り
スタッツを見るとほぼ全てのスタッツにおいてコネチカットが上回っていますね👏
ホームということに加えて、追い込まれていることで気合いが違ったように感じました。下記にコーチ、選手のコメント訳を書きますが、気持ち、メンタルのタフさ、と言う部分が大きかったとご本人達もおっしゃっていました。
コネチカットはGame 2で苦しんだ外からのシュートも入り、そうしたことでインサイドも攻めやすくなり、という好循環もうまれていました。そして何よりも、ディフェンスの激しさが違いましたね。絶対にグレイ選手にはやらせないという気持ちがブリッツ、ハードヘッジに出ていました。
アリッサ・トーマス選手も相変わらず運動量多く、フィジカルながら器用というチートさ(😅)を発揮し、ファイナル史上初のトリプルダブル。
ラスベガスも一度は追いつきましたが、今回は終始コネチカットの勝ちたい気持ちがより強かったと言えるでしょう。
このプレーぶりならGame 4も!そしてGame 5になるといいな〜という見ている側からの勝手な思い。
ラスベガスは圧倒的にグレイ選手のシュート数が少ないですね。コネチカットの作戦としてグレイ選手がボールをコントロールしている時間を少なくしたいということだったと思うので、成功ですね。
ヤング選手が序盤からスリーを立て続けに決めたことと一度追いついたのが唯一よかったところ?!Game 4に向けて同調整してくるか楽しみです。
記者会見フルです↓
記者会見
ラスベガス
ハモンHC
次の試合でJJのペイントにどう対応する?
まず、ゴールに近いところに入られすぎている。もっとハードにプレーする必要がある。全てにおいて圧倒的にやられてしまった。メンタルのタフさ、フィジカルさというスタッツがあるとしたらそこでも圧倒的にやられていると思う。
次の試合に向けて
メンタルの準備。コネチカットが今日したように。コネチカットを表す言葉はフィジカル、逆境を跳ね返す力があるということ。今日はそれらによって全てのカテゴリーでやられた。
タイムアウトで何を伝えたか
20点差の状態からただ得点をし合っていては追いつけない。今日はディフェンスで相手を止められなかった。
ヤング選手の活躍ぶりと今後の期待
スリーを最初に決めた。コネチカットがボナーをチェルシーにつけて、さらにスクリーンにはブリッツ(ダブルチーム)をしていたことでいいシュートスポットにいた。引き続きアグレッシブにプレーしてほしい。
ブリッツが起こる時はどこか躊躇してプレーしてボールを止めてしまった。そうするとディフェンスがリカバーしてしまう。相手がゾーンをしてくることはある程度予測していた。最初の5分の展開が試合の流れを決めたと感じる。
トーマス選手に対応するには
彼女はビースト(野獣という意味)。とにかくタフで、プレーを作り出す。ディフェンスを読みパスを散らした。ポイントガードのようなもの。
ボナー選手がグレイ選手にマッチアップしたことには驚いたか?
驚きはなかったし良い対応だと思う。こちらとして対応ができるようにフィルムを見る。相手がどう調整してくるかはコントロールできないが、自分達がコントロールできる部分で平均以下のことをしていた。コントロールできる部分でより良いプレーをすることが必要。
Game 4への集中について。Game 3の内容を気にする部分とどんなバランスで考えるか。
フィルムを見てコネチカットがどうプレーしているのかをみて対応するだけ。フィジカルさとメンタルのタフさが重要だった試合で、コネチカットが圧倒した。コネチカットは特に大きな変更をしていたというわけではなく、より激しく一所懸命にやっていた。ブリッツもこれまでもやっていたが、今日はより激しく行った、それに対して私たちはやわなプレーをしていた。
ウィルソン選手
何が1Q良くなかったか?
ディフェンスで集中していなかった。コネチカットのようなチームに対しては、ああいったディフェンスでは苦しい展開になる。
最初のタイムアウト以降相手に流れが行ったがその要因は?
相手のホームだし、相手がよりエネルギー高くプレーした。勝利に対する気持ちが強かった。
ジョンケル・ジョーンズ選手の今日のプレーについて
いつも通りのプレー。MVP選手だし、勝利のためにもともとの力を発揮しただけ。
プラム選手
Aトーマス選手について
ハイポストでボールをよく持たれて、シュートも決めてきたし、パスを散らす役割をし、他の選手も確率良くシュートしていた。彼女はリバウンドから自分でボールをプッシュしてくるし、とてもエネルギッシュにプレーしていた。自分達はそれに勝るものを持っていなかった。
オフェンスで動きが少なかったように見えたが?
チェルシーにトラップがあって、対応して動きをつくれなかった。チェルシーが0.5秒で判断してパスするということをよく言うが、ディフェンスがよかった。ダブルチーム後のローテーション、ヘルプサイドも良かった。フィルムを見て対応したい。
ヤング選手
どう意識してプレーした?
やるべきことをした。チームメイトのプレーから自分のフリーを作り出してくれた。ディフェンスでは調整対応する必要がある。フィジカルにプレーする必要がある。
コネチカット
ミラーHC
出だしからエネルギーと共に戦った。1Qは素晴らしく、シリーズを通してこうしたかったというプレーが出た。ラスベガスも諦めずにやってきたが、3Qのスタートでさらに良い流れをもたらせた。大きな勝利でチームを誇りに思う。AT(アリッサ・トーマス選手)、ボナーのスタートの選手もそうだし、チーム全体の貢献があった。
ジョンケル・ジョーンズ選手のプレーぶりについて
フィジカルにプレーした。ボールを積極的に求め、運動量も多かった。断固たる決意と共にプレーしていた。ファールトラブルで前半は時間が限られたが素晴らしかった。
最初の2分は相手のロケットスタートがあったが立て直したことについて
落ち着いて、タイムアウトをとった際にベテランが声がけをした。ベンチに戻ってくる前にそういったことがあった。タイムアウト後は気持ちの準備をして出ていこう、となった。自信を持つということがチーム内で伝わったのが良かった。
これまでもそういったこともあったが、戦う気持ちを失わないようにするのが重要。1Qの残り8分でTOが取れないことになったが、ベテランがリーダーシップを発揮した。
能力で勝てないのであれば戦うことで勝つしかない。後がない状況で気持ちでたたかった。
追い詰められた状態での勝利について
気持ちを強く戦った。細かい戦略もあったが、自信、ペース、フィジカル面で戦った。ボールをシェアしよりアグレッシブにプレー、より良いテンポ、スクリーンに対してもフィジカルに戦った。
Game 1、2に比べシュートが決まったと言うことか?
そう言えると思う。インサイド、アウトサイドを交えてという話はしたが、ペイント内で勝っていたのがよかった。より質の良いシュートを打てる流れになった。
勝つためには
信じること。誰が何を言っているかは関係ない。信じること。
ボナー選手について
チーム内のベテランでリーダーシップを発揮してくれる。優勝経験があり、チームメイトもそういった目で彼女と接している。エネルギッシュにプレーして効率的なプレーをしてくれる。
トーマス選手のトリプルダブルに対しての反応。
自分は分からない。チームと本人は知っていたかもしれないが、自分は注意を払っていないので。(🐍※ネガティブに聞こえますが全くそういったニュアンスではないです)
トーマス選手以上にタフな選手を知っているか?プレーぶりについて。
いない。もっともコンスタントに奮闘してくれる選手で、他のプレースタイルを知らない。いつも同じプレーぶり。
アンセルフィッシュにキャンデース・パーカーと同じようにプレーを作り出せる選手。ボールをシェアして素晴らしいプレーぶりだった
ボナー選手をグレイ選手につけた理由は?
リーチの長さ。グレイのシュートは歴史的なスタッツになっている。チェックしているが高い打点で決められているので、リーチの長いDBをつけた。
この試合が意味することは?
タフさ。粘り強さ、戦う姿勢。3年連続でスタートの選手を怪我で失っている。継続して戦えていることに誇りを感じる
ジョンケル・ジョーンズ選手
インサイドを支配したこと
シカゴのシリーズでもそれができていた。(WNBAレジェンド選手の)リサ・レスリーにもペイントを支配しないと優勝できないと言われたので、それが正しいことを感じている。
試合前に静かに座っている姿を見たが?
いつも座って考える。自分がどう貢献できるか。感謝の気持ちと共にどうプレーできるかをいつも考える。
この試合が意味すること
追い詰められた時によい試合をしている。チームと今日のプレーぶりに誇りに思う。
アリッサ・トーマス選手
アプローチを変えたか
何も変えていない。もっと欲する気持ちがあった。これまでシュートに苦しんだが、今日はみんなが決めてくれた。それがなければTDもなかった。
グレイ選手に対して何がうまくいった
チームでのディフェンス、奮闘。DB(ボナー選手)が大きな課題を引き受けやってくれた。
最初の数分は相手のペースだったが?
アグレッシブに入ったが最初はシュートが入らなかった。ゲームプランに集中しそれが上手く行き始めた。
ストークス選手にマッチアップすることでどうディフェンスできているか
自由にヘルプすることができた。何かが起こっていることに集中するスタイルが自分に合っている。
デワナ・ボナー選手
トーマス選手がチームにもたらすもの
これまでもしてくれていたこと。プレーオフにトリプルダブル達成はすごい。まさにチームのエンジン。自分も彼女からのシュートを決めたので貢献している。
スティールをはじめ全部してくれる。本当にチームに必要な存在。試合前に特に変わったことは今日していなかったが、いつも通りすばらしいプレーぶりだった。
自信のプレーについて
チームメイトがあってのもの。自信をもってと言われてホームで自分の家で眠ることができてホームの前でプレーできたことは大きい。
グレイ選手へのディフェンス
グレイに対してはできることをした。ヘルプもいるしチームのおかげ。まだ試合はあるし同じように戦うだけ。
グレイへのディフェンスは何に集中したか
集中してあまりボールに触れないようにしたこと。リーチの長さ、スピードをいかすこと。彼女のこのプレーオフでのパフォーマンスは言葉に表せないから、少しでもスローダウンできるようにした。
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