(2022年5月1日時点)
今回は特にWNBAをこれから見る方必見シリーズ第3弾です。
- 2022シーズンからWNBAを見始める方
- 町田選手は知っているけど、それ以外にどこから始めていいかよく分からない方
- せっかくFacebookやLeague Passで他の試合も観られるから、他にも推し選手を見つけたい方
- 開幕まで期間があるけど公式からも何も発表されないし手持ち無沙汰な方(←わたし)
という方にはご参考になると思います。
以前にこのシリーズでは、ディフェンス不可身体能力ヤバスコアラー系とシューター系をそれぞれ3選手ご紹介しましたので、まだご覧いただいていない方はこちらへ。
現地アメリカのメディアからは、各チームの開幕前評判や順位の予想がされています。その中で、大手ESPNが発表している「2022シーズン開幕前時点でのトップ25選手」に沿って紹介していきます。
※センターやフォワードが多いので、コートを駆け巡るガードがみたいんだよ!という方は上の記事や、下記の町田選手のマッチアップ記事をお読みいただくことをお勧めします。現在のバスケにおいては、背が高くてどちらかというと器用な選手が高く評価される(その選手のほうが記録に残りやすいためと予想されます)傾向がありますね。
- 1. Breanna Stewart (ブリアナ・スチュアート)選手 | シアトル・ストーム
- 2. Jonquel Jones(ジョンケル・ジョーンズ)選手 | コネチカット・サン
- 3. A’ja Wilson(アジャ・ウィルソン)選手 | ラスベガス・エースィズ
- 4. Sylvia Fowles(シルビア・ファウルズ)選手 | ミネソタ・リンクス
- 5. Skylar Diggins-Smith(スカイラー・ディギンススミス)選手 | フェニックス・マーキュリー
- 6位〜10位
- 11位以下:短くいきます
- 11位 Liz Cambage (リズ・キャンベージ)選手 | ロサンゼルス・スパークス
- 12位 Elena Delle Donne (エレナ・デレダン)選手 | ワシントン・ミスティクス
- 13位 DeWanna Bonner (デワナ・ボナー)選手 | コネチカット・サン
- 14位 Nneka Ogwumike (ネカ・オグミケ)選手 | ロサンゼルス・スパークス
- 15位 Alyssa Thomas (アリッサ・トーマス)選手 | コネチカット・サン
- 16位 Sue Bird (スー・バード)選手 | シアトル・ストーム
- 17位 Chelsea Gray (チェルシー・グレイ)選手 | ラスベガス・エースィズ
- 18位 Natasha Howard (ナターシャ・ハワード)選手 | ニューヨーク・リバティ
- 19位 Brionna Jones (ブリオナ・ジョーンズ)選手 | コネチカット・サン
- 20位 Ariel Atkins (アリエル・アトキンス)選手 | ワシントン・ミスティクス
- 21位 Dearica Hamby (デリカ・ハンビー)選手 | ラスベガス・エースィズ
- 22位 Kahleah Copper (カリア・コパー)選手 | シカゴ・スカイ
- 23位 Diana Taurasi (ダイアナ・トウラジ)選手 | フェニックス・マーキュリー
- 24位 Emma Meesseman (エマ・ミースマン)選手 | シカゴ・スカイ
- 25位 Kayla McBride (ケイラ・マクブライド)選手 | ミネソタ・リンクス
- 最後に
1. Breanna Stewart (ブリアナ・スチュアート)選手 | シアトル・ストーム
【身長】193cm
【年齢】27歳
【2021シーズン平均】20.3点、9.6リバウンド
【大学、ドラフト指名】コネチカット大学、2016年ドラフト1位指名
【受賞歴】2018、2020シーズン優勝、同年Final MVP、2018レギュラーシーズンMVP、(その他多数)
【最近の経歴】優勝した2018シーズン後、ロシアのチームに所属して出場したユーロリーグのファイナルでアキレス腱を断裂してしまい。WNBAの2019シーズンは全休。復帰した2020年で優勝。
【特徴を短く表すと】ウィグスパンが216cmとめちゃくちゃ腕が長いフォワードの選手。(ウィングスパンとは手を横に広げた時の片方の手の先から逆の手の先までの長さで、通常身長と同じぐらいと言われる。)走れて中も外もできる選手。手が長くて動けるのでリバウンドもディフェンスも良い。シュートのリリースポイントが高い。今シーズン後の移籍の噂がある。元スペイン代表バスケ選手(WNBAでもプレー経験あり)のマーサ・サルゲイ氏と結婚されて、代理出産で第一子をもうけています。
2. Jonquel Jones(ジョンケル・ジョーンズ)選手 | コネチカット・サン
【身長】198cm
【年齢】28歳
【2021シーズンの平均スタッツ】19.4点、11.2リバウンド
【大学、ドラフト指名】クレムゾン大学→ジョージワシントン大学、2016年ドラフト6位指名
【受賞歴】2021レギュラーシーズンMVP、2019シーズンブロック王、2017シーズンMIP(最も成長した選手)、その他多数
【最近の経歴】いよいよ優勝するかと数年言われ続けているサン。今年こそ優勝に導けるか。日本代表もこの選手が止められずW杯予選で惜敗。
【特徴を短く表すと】ウィグスパン211cm。スチュアート選手まではいかないが長い。ドレッドヘア。同じく走れて中も外もできるセンター。近年のバスケ(ポジションレスバスケ)を表すような選手。スチュアート選手よりもドリブルやステップが器用。ステップバック、ポスト付近でのフェイドアウェイが得意技。早いわけじゃないけど体重預けてからのターンが上手でディフェンス不可。昨日出回ったインタビューにおいてまだ潜在能力の60%にも届いていないそう。優しそうでハッピーキャラ。(ほんわかした雰囲気が馬瓜ステファニー選手に似ている気がするのは私だけだろうか。※長い髪は関係ない。)日本のアニメ「NARUTO -ナルト-」が好き。(M様、情報のご提供ありがとうございます😊!)
3. A’ja Wilson(アジャ・ウィルソン)選手 | ラスベガス・エースィズ
【身長】193cm
【年齢】25歳
【2021シーズン平均】18.3点、9.3リバウンド、1.3ブロック
【大学、ドラフト指名】サウスカロライナ大学、2018年ドラフト1位指名
【受賞歴】2020レギュラーシーズンMVP、2020シーズンブロック王、その他多数
【最近の経歴】2018シーズンからラスベガスに移転したチームを引っ張るエース(前身はサンアントニオ・シルバースターズ)。2020シーズンにファイナル進出するが敗退。
【特徴を短く表すと】左利きの動けるセンター。ゴール下で身体をはり続ける。身体をはったポストプレーに関してはリーグトップ。体重を相手にかけた後の打点の高いシュートはジョーンズ選手と同じくディフェンス不可。ジョーンズ選手がフェイドアウェイが得意なのに比べ、ウィルソン選手は上に伸びる、もしくはステップインがある。身体や腕が多少接触しても決められる強さがある。大学に自身の像が建てらている。ポッドキャストやSNSでの発信でおふざけキャラというのがわかる。面白い。昨日チームのルーキー全員にキャラリュックをプレゼントした。
4. Sylvia Fowles(シルビア・ファウルズ)選手 | ミネソタ・リンクス
【身長】198cm
【年齢】36歳
【2021シーズン平均】16.0点、10.1リバウンド
【大学、ドラフト指名】ルイジアナ州立大学、2008年ドラフト2位指名
【受賞歴】2005、2017優勝、同年Final MVP、2017レギュラーシーズンMVP、その他リバウンド王、ブロック王等多数
【最近の経歴】キャリアの途中でシカゴからミネソタに移籍し2度優勝。その後チーメイトが引退するなど代わっていくなかで、チーム、というかむしろリーグを支え続けるレジェンドセンター。
【特徴を短く表すと】フィジカルが強い。編み込みロングウィッグヘア。たまにアフロ。温和な性格。(編み物が好きらしい)ゴール下で身体をはるザ・センター。上のウィルソン選手、現在ロシア拘束中のグライナー選手がリーグに入って来る前は彼女の独占支配状態だった。ポストで身体を使ったポストプレー、ステップインからのシュートが得意。ディフェンスも良い。ステップ今シーズンを最後に引退を発表している。その性格で誰からも好かれているよう。彼女が話しているところを聞いているとほのぼのする。
5. Skylar Diggins-Smith(スカイラー・ディギンススミス)選手 | フェニックス・マーキュリー
【身長】175cm
【年齢】31歳
【2021シーズン平均】17.7点、3.2リバウンド、5.3アシスト
【大学、ドラフト指名】ノートルダム大学、2013年ドラフト3位指名
【受賞歴】2014シーズンMIP、オールWNBAベスト5等
【最近の経歴】2020シーズンから現チームでプレー。2021シーズンにチームが下位シードながらも上位チームを撃破し続けファイナルまでいくが、そこで敗退。
【特徴を短く表すと】美女アスリートとして有名。左利きガード。外もドライブもできるウィングプレーヤー。もともと上手だったドライブに力強さも増し、身体をぶつけてのプレーが上手になっている。2019年にイケメン旦那さんとの間に子どもをもうける。出産の前後に鬱っぽい症状があったと言われている。まじめっぽい。
6位〜10位
6. Jewell Lloyd(ジェウェル・ロイド)選手 | シアトル・ストーム
178cm、28歳。ガード。
2021シーズン平均:17.9点、3.8アシスト。
美しいフォームから放たれる正確なシュートが特徴で、1位のスチュアート選手と共にストームを牽引するウィングプレーヤー。Kobeが認めた選手。本人もKobeを尊敬。愛称はKobeがBlack Mambaと言われていたことから「Gold Mamba」。優しそう。この子もまじめっぽい。(ノートルダム大学つながりか?)
7. Courtney Vandersloot(コートニー・バンダースルート)選手 | シカゴ・スカイ
173cm、33歳。ガード。
2021シーズン平均:10.5点、8.6アシスト。
昨シーズン念願の優勝を遂げたリーグトップのPG。アシスト王を2017年から連続で受賞中。スピードがあるわけではないが、引きつけてパスができるし、自分でもシュートを狙える選手。この選手もまじめ系っぽい。同じチームのクイグリー選手とご結婚されています。愛称「Slooty」(スルーティー)。
8. Tina Charles(ティーナ・チャールズ)選手 | フェニックス・マーキュリー
193cm、33歳。センター。
2021シーズン平均:23.4点、9.6リバウンド
2020、2021とミスティクスに在籍したが、2020はコロナに対しての健康面の懸念のため欠場。2021はデレダン選手の欠場が多く、結局一緒にプレーすることなく移籍となった。
シュートのリリースが早く、打点も高い。瞬発力が高い。WNBA入り後途中からスリーポイントを打つようになり、昨シーズンも高確率で決めている。ミスティクス在籍中はクラウド選手とおふざけキャラでした。
9. Candace Parker(キャンデース・パーカー)選手 | シカゴ・スカイ
193cm、36歳。フォワード。
2021シーズン平均:13.3点、8.4リバウンド、4.0アシスト
昨シーズンドラフト後長年在籍したロサンゼルスから地元のチームであるシカゴ・スカイに移籍。さっそく経験とリーダーシップを発揮し優勝。リーグトップのオールラウンドプレーヤー。すべてのプレーを平均以上のレベルでこなせてしまうような器用な選手。2009年に長女を出産。2022年2月にパートナー(元WNBA選手アナ・ペトロコバ氏)が男児出産。
美女アスリートとしても有名で、TVのコメンテーターを務めるなど、(女子スポーツの扱いが低い中で)おそらく最も有名なWNBA選手。
10. Arike Ogunbowale(アリケ・オグンボワレ)| ダラス・ウィングス
173cm、25歳。ガード。
2021シーズン平均:18.7点、3.3アシスト
ドラフトされた2019年から継続して平均得点においてリーグトップ3に入り続けている選手。とにかく点を獲るというメンタリティが強く(チームもそのためのプレーをセットアップ)、勝負がかかったクラッチプレーを決めるメンタル、スキルを持つ選手。身体能力ヤバスコアラー系でも紹介した選手。
11位以下:短くいきます
11位以下は簡単な情報と完全に一言だけにします。ささっと見て、面白そうだなって人がいたら、英語の名前をコピーしてYouTubeで調べてハイライトをみてみてください🙌
でもやっぱりセンター、フォワード系が多いな〜🤔
11位 Liz Cambage (リズ・キャンベージ)選手 | ロサンゼルス・スパークス
センター、203cm
リーグで一番クレイジー感ある選手(いい意味で)、言動が色々派手。
12位 Elena Delle Donne (エレナ・デレダン)選手 | ワシントン・ミスティクス
フォワード、196cm
もうみなさんご存知デレダン選手。シュートが上手すぎる。フリースローのくせが強い。でも入る。
13位 DeWanna Bonner (デワナ・ボナー)選手 | コネチカット・サン
フォワード、193cm
なんでそんな細くてやっていけるのってぐらいスリム。シュート上手。ステップインも上手。
14位 Nneka Ogwumike (ネカ・オグミケ)選手 | ロサンゼルス・スパークス
フォワード、188cm
最初にこの選手のポストプレーのうまさ、力強さ、シュートの正確さ見た時は衝撃をうけた。
15位 Alyssa Thomas (アリッサ・トーマス)選手 | コネチカット・サン
フォワード、188cm
外からのシュートはないけどフィジカル強く、フォワードながらプレーをクリエイトする能力がある選手。フィジカル強すぎてぶつかったらむち打ちになりそう、というかなる。筋肉量リーグ1な気がする。
16位 Sue Bird (スー・バード)選手 | シアトル・ストーム
ガード、175cm
今年が最後の年になるかもレジェンドPG。高いバスケIQとシュート力。
17位 Chelsea Gray (チェルシー・グレイ)選手 | ラスベガス・エースィズ
ガード、180cm
大型PG。大きな身体でポストプレーからフェイドアウェイ、トリッキーなパスなど。
18位 Natasha Howard (ナターシャ・ハワード)選手 | ニューヨーク・リバティ
フォワード、188cm
走るパワーフォワード。センタープレーが多いがスリーも打てる。
19位 Brionna Jones (ブリオナ・ジョーンズ)選手 | コネチカット・サン
センター、190cm
過小評価されがちなセンター。地味だが身体を張ったポストプレー。合わせのプレー。
20位 Ariel Atkins (アリエル・アトキンス)選手 | ワシントン・ミスティクス
ガード、173cm
ご存知アトキンス選手。一歩目が爆発的に早くて大きい身体能力高いフォワード。
21位 Dearica Hamby (デリカ・ハンビー)選手 | ラスベガス・エースィズ
フォワード、190cm
走れる、運動量の多いフォワード。ドリブルしてると不器用そうだけど、あわせの飛び込みとかスリーとか上手。
22位 Kahleah Copper (カリア・コパー)選手 | シカゴ・スカイ
ガード、185cm
身体能力ヤバスコアラー系でも紹介。やばいんです。
23位 Diana Taurasi (ダイアナ・トウラジ)選手 | フェニックス・マーキュリー
フォワード、183cm
レジェンド。WNBA史上最高の選手と言われることが多い。今は超効率的プレーが多い。発言が面白い。
24位 Emma Meesseman (エマ・ミースマン)選手 | シカゴ・スカイ
センター、193cm
あわせプレーに関してはリーグ1。ポスト周辺のシュートが多いがスリーも打てる。昨年までミスティクス。
25位 Kayla McBride (ケイラ・マクブライド)選手 | ミネソタ・リンクス
フォワード、180cm
スリーポイントシューター。綺麗なふわっとしたシュート。ディフェンス不可3選手(シューター系)に入れるか悩んだ選手。最近のユーロリーグで食中毒から良いパフォーマンスを残せず負けてしまい、SNSでめっちゃ批判メッセージがくるらしく、メンタル大丈夫か心配。
最後に
ESPNランキングに情報+ひとことを加えてご紹介しました。
ランキングの順位について、個人的にもどうかなといったところはありますし、他にご意見があるとは思います。
プレシーズンやトレーニングキャンプ中の動画をみてもうお気づきと思いますが、WNBAには、魅力的、個性の強い選手がたくさんいます。そしてみんなバスケが本当に上手です!
推しにはバスケも内面も重要だと思いますので、なにか引っかかる点、惹きつけられる点を見つけて、その選手のことを知るきっかけにしていただければと思います。
ぜひ、町田選手に加えて、ミスティクスや他チームの推し選手を見つけてください😊
また、それぞれの選手で小ネタをお持ちの方は追記しますので、ご提供ください😆
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