WNBAプレーオフ2022 一回戦 ミスティクス以外の状況 (8/21時点)

2022 Playoffs
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ミスティクス以外のシリーズについて、プレーオフここまでの勝敗数などを含め、色々と書いていきます。

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コネチカット vs. ダラス

Game 1は93-68と大差をつけコネチカットが先勝しています。

ミスティクスの試合と同日に行われているので最後まで観られていませんが、このシリーズに関してはスコアラーのアリケ・オグンボワレ選手がいないことが響いているように見えました。

シーズン終盤は同選手がいなくなって、センターのマコワン選手が噛み合い始めたことで順位を上げ、最終的にはプレーオフに進出したのですが、マコワン選手はコネチカットとは相性が悪そうです。

ジョンケル・ジョーンズ選手をはじめ、ブリオナ・ジョーンズ選手、アリッサ・トーマス選手と動けてフィジカルが強い選手が揃っているので、守られてしまっています。

ダラスはもう一人のスコアラーであるメイブリー選手の得点が欲しいところ。3X3アメリカ代表のアリーシャ・グレイ選手は安定の17点挙げていますが、チームが勢いに乗るにはメイブリー選手が必要です。

コネチカットのガード陣のディフェンスは、レギュラーシーズン中は1on1に弱い印象を持っていましたが、このGame 1ではプレーオフ直前に契約したベテランでディフェンスの良いオデッセイ・シムズ選手がメイブリー選手を苦しめていたようです。

ダラスとしての唯一明るいニュースは、怪我で離脱していたサトゥ・サバリー選手が復帰し、ベンチからの出場で2連続スリー(一つはハーフコートブザービーター)を含む10点を挙げたこと。得点できる選手なので次戦で何か変化をもたらすことができるでしょうか。

でもこの点差が実力を表しているような気もします。コネチカットは大崩れしなさそうなチームなので、このまま2回戦(=セミファイナル)に進むのではないかと思います。その場合、シカゴ-ニューヨークの勝者とのシリーズになります。

Bitly
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シカゴ vs. ニューヨーク

Game 1はニューヨークが最高のパフォーマンスを見せ、98-91で勝利しました。

試合後の記者会見ではシカゴの誰もが「次戦に集中している」というコメント。

そして8/21 1AMからあったGame 2。

・・・

・・・

「シカゴ。おこ。」

(英語でもそういったツイートがあって、みんなやっぱりそう見るんだなと😅)

結果は100-62でシカゴの勝利でした。

1Qの開始からもう完全に前回とは雰囲気が違いましたし、とにかくディフェンスのインテンシティ(強度)からは怖さを覚えるほどでした。バッチバチの気迫でした。

1Q終わって31-10で、現代のバスケでは20点差は射程距離範囲内と言われますが、これはもう勝負アリだなと感じました。実際に早い段階でニューヨークのブロンデロHC(本日誕生日…こんな日になるなんて😭)がスタートメンバーをベンチに下げ、次戦に向けて休めています。

しかし一方でシカゴはベンチも強いのでその強烈さはおさまらないという⚠️

プレーに関して細かい部分を言えば、シカゴのハーフコートディフェンスは、ガードへの高い位置でのオンボールスクリーンに対しては強烈にヘッジもしくはダブルチームを仕掛けていました。そこからセンターのダイブにパスを通させないように間合いを詰めてのプレッシャーでした。オフェンスは1on1のドライブが全員積極的でした。どちらもGame 1での反省からの対応だと思います。

ディフェンスは強烈でしたし、オフェンスも怒涛の勢い。これぞチャンピオンの力という感じでしょうか。さすがでした。

昨年もプレーオフでは敗退をかけた試合を2試合行っていて、そこを勝ち上がって優勝しています。こういった状況に慣れたベテラン選手も揃っていますし、何よりも負けたことで目覚めてしまった感もありますね😅

このシリーズは1-1。最終戦はニューヨークで行われます。もはやホームコート云々という話ではないような気もしますが、面白い試合になることを期待しています🔥

Bitly
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ラスベガス vs. フェニックス

シェイ・ペディー選手がGame 1でアキレス腱断裂の怪我を負ってしまいました。もう練習や試合にくる義務などないはずですが、タウラシ選手と同様にチームをサポートするためベンチで応援を続けていました。

本日Game 2ではロースコアだったGame 1から一転、1Qから34-30とハイスコアペースで試合が進みました。

1Qこそフェニックスが健闘し、ダイアモンド・ダシールズ選手やケイラ・デイビス選手の1on1でついて行ったものの、2Qからは多彩なオフェンスを持つラスベガスがリードを広げていき、117-80で勝利しました。

ラスベガスはすべてのポジションから得点を重ねていっていましたが、Game1の勝負強さを含めてGame 2もこの活躍を見せたチェルシー・グレイ選手が目立ちました。彼女のトリッキーなプレーでアリーナも盛り上がります。

試合を通じてラスベガスはスリーポイント成功数が23本で、プレーオフ記録。得点の117点はプレーオフ記録タイ。さらに、WNBAのレギュラーシーズンを含めた数字においてフィールドゴールとスリーが63%以上、フリースローが85%以上だった試合はWNBAの歴史で初めてだったようです。

これで2-0となり、ラスベガスの2回戦進出が決まりました。シアトル-ミスティクスの勝者とのシリーズとなり、Game 1までラスベガスは約1週間休みがあることになります。

フェニックスが初の2022プレーオフ敗退チームとなりました。これまでグライナー選手の一件に始まり、試合中の口論、チャールズ選手のバイアウト、ディギンススミス選手の契約停止、キア・ナース選手、タウラシ選手をはじめとする怪我人続出と、試練につぐ試練を乗り越えプレーオフ出場を成し遂げたフェニックス。

Game 1では更に怪我人が出て、Game 2は個人的に途中で見ているのが辛く、心が痛かった。

試合後記者会見ではダシールズ選手は辛そうな面持ちで「これまで良くないことが多く起きたが、このチームで今シーズン達成したことを幸せに感じている」とコメントされています。

これまで戦ってきた残されたメンバーにお疲れ様でしたと言いたいです。

選手達はこれからオフとなり、海外リーグに行く選手、国内で個人ワークアウトを続ける選手、怪我を治す選手などいるでしょう。

グライナー選手についてはロシア人拘束者との取引の交渉が続けられているようですが、公判が出た後にロシアの刑務所に場所を移しているようです。ロシアの刑務所の環境はひどいという記事を読みました。こんなところに身近な人というわけではないけど 知っている人がいつまで分からない中で暮らしているというのが現実からかけ離れています。

どうか無事に返ってきて、可能なことならば選手として戻ってきて、みんながいない中プレーしてきた、実戦で鍛えられたメンバーと一緒にまた強いフェニックスを見たいと思います。

Bitly

最後に

明日8/22(月)は、1AMからコネチカットとダラス。5AMからシアトルとミスティクスの試合。

ダラスとミスティクスは負けたら敗退となってしまいます。

引き続き面白い試合展開を楽しみにしたいと思います!

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