8/7 ラスベガス vs. ニューヨーク 試合メモ

WNBA
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数日前にこのカードに気づいて、観たいと思ったら4時〜

前日は寝落ちし、起きたのは6時ちょっと前だったか、終了まであと数分。(去年も町田選手の試合でこんなことがあったような・・・)

その時点で点差がすごいことになっていて、驚き。

結果も知っちゃうし、リアタイで楽しめないしという一番よくない感じでその時は終わり。その日の夜に試合全部拝見しました!

なぜこんな結果になったのか気になりまして。

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ニューヨーク圧勝の理由

試合結果は61-99でニューヨークの圧勝でした。ニューヨークのホームコートアドバンテージもあり、圧倒感がけっこう印象的でした。

いくつかの要因があると感じました。(あくまで私見)

ニューヨークの成長

一つ目はニューヨークの成長。その中でもいくつかに分けられます。

ディフェンス

まずディフェンスの連携とインテシティー(強度)。

前回はディフェンスと得意としないイオネスク選手、ジョハネス選手のどちらかがディフェンスでマークしている選手がオフェンスでアタックする、というラスベガスの徹底した策で、ほぼ終始ラスベガスの流れだった記憶があります。

そこを今回はニューヨークが対策。

シーズンが経過するにつれ連携が取れていることもあると思うし、スクリーン後のスイッチ、ローテーションに高い意識を持っていたようでした。スクリーンに対してはオールスイッチでありつつ、ミスマッチになったところを突かれないように、イオネスク選手がボールから遠いところにローテーションでアウェイする感じ。(スチュアート選手、J・ジョーンズ選手という動ける下の選手がいるからハマる策)

さらにラスベガスのドライブがあった時や、インサイドのウィルソン選手のところにボールが入った時はキュッと収縮。

チームとしてサイズが大きめ、リーチ長めだから、そうなるとパスは出しにくいし、キュッとなった後のリカバリーもしやすい状況です。

イオネスク選手の自信

次に、そのイオネスク選手のオフェンスでの成長、というのか自信とアタックの意識が大きく感じました。

3ポイントコンテストで信じられないようなパフォーマンスを見せた同選手(ディープスリー2本含む27本中25本成功)。

このあとの試合でも自信レベルがかなり高くなって、より決まっている、ある程度厳しくても打つというような積極性を感じます。

そうなるとディフェンスも打たせないように出てくるので、ドライブしやすくなり、駆け引きがしやすくなります。

今回の試合では本人の意識も大きく、攻める意識を高く持っていたようです。

オフェンス

ニューヨークの成長としてもう一つは、オフェンスです。前回の敗戦でニューヨークのガード陣が狙われたのとは真逆に、今回はプラム選手が狙い撃ちされていたようです。

ニューヨークはいつも個々人の能力が高いからある程度フリーで攻めてもいけたんですが、ラスベガス戦は意識してそう作っていたように感じました。

プラム選手はサイズが小さいのと、あとはスクリーンを抜けるのが苦手っぽいかな。なので大きい選手からスクリーンをかけられるとファイトオーバーでついていくのは厳しそうだったし、スイッチしても結局大きな選手にミスマッチ、という流れを何度も見ました。

ラスベガスとしては今後こういったシチュエーションをどう守るか連携を考えたいところでしょうね。

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パーカー選手の不在

キャンデース・パーカー選手は足の手術で無期限欠場が発表されています。

今シーズンのスタッツだけで見ると9点、5.4リバウンド、3.7アシスト、1.5スティール。オールラウンダーぶりがスタッツにも出ていますね。

ラスベガスはパーカー選手がいることで選手のローテーションもしやすかったと思われます。ほぼどこのポジションも出来ますので。

ディフェンスの存在感も大きく、今回であれば、プラム選手が狙い撃ちされていましたが、パーカー選手がいればプラム選手と交代する策だけでなく、一緒に出ていれば2線、3線のヘルプで広い範囲をカバー出来ていたはずです。

リバウンドもそうです。オフェンスリバウンドからのセカンドチャンスが多かったので、いくつかは防げたでしょう。

オフェンスでも得点も出来ますし、中継点ともなれる、アタックもできる、と万能でどこでも埋められるのが大きいです。

今回の試合ではウィルソン選手がハイポストに上がってパスの中継となった後にその後プレーが生まれずシュートを打つ、リングにアタックするというシーンが何度も見られました。中継であればボールコントロールが上手で味方を動かすことができるパーカー選手にやってもらって、ウィルソン選手はローポストで頑張っててもらうほうがいいと思います。

こういった全体を見てバランスを取れる選手がいるといないだとオフェンスの流れのスムーズさはだいぶ変わります。

話は戻って交代に関しては、昨シーズンの6th選手だったガードのラクィーナ・ウィリアムス選手がDVで逮捕されて不在なのも大きいですね。ガードのバランスが悪くなってしまっています。昨年もそうでしたけど。

パーカー選手に関してはさらに、リーダーシップの部分も大きいように感じます。

今回はプラム選手をはじめウィルソン選手がオフェンスでの判断が良くなかったです。闇雲に突っ込んでいくことが多く。

内容的に焦りのようなものがあったと思いますが、パーカー選手がいたらリーダーシップを取って、まとめてくれたかも。

・・・と目に見えない部分でもパーカー選手の不在が大きい範囲で少しずつ効いているような印象を受けました。

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最後に

同カードは今月は8月16、18、29日とまだ3回あるので、この試合を踏まえた両チームの戦略が楽しみです🔥

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