FIBA女子ワールドカップ2022:10/1 ファイナル アメリカ vs. 中国 記者会見の日本語訳

国際大会
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最終日の2試合目のファイナルは、圧倒的な力で勝ち続けたアメリカと、前日にオーストラリアとの試合を僅差で勝利した中国との戦いでした。

予選の77-63での勝利に続き、決勝も83-61でアメリカが勝利。ワールドカップ3大会連続の優勝となりました。

OGも祝福
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アメリカ

(ウィルソン選手はだいぶ酔っています笑)

ウィルソン選手

素晴らしい結果。私たちは優勝というミッションを背負ってここに来た。私は途中からだが合流できて本当によかった。私たちは…いいパフォーマンスだった。だねコーチ?チームのシステムに慣れることがまず重要で、それをうまくできたと思う。目標の優勝を遂げて、そうね、私の時計によると私たちはゴールドメダリスト、ということのよう。

オフシーズンの取り組みから始まって、この2週間でWNBAとW杯の優勝
この数週間はクレイジーだがこの経験ができていること、信頼されていることを幸運に思う。疲労が溜まっていたが金メダルを取る目標と共にここにきた。交代もあまりされず(笑)私たちが献身する理由はこの経験をするため。チームメイトが私を活かしてくれた。これが私の仕事で、この仕事が大好き。ようやく休んでたっぷり睡眠をとることができる。ベッドが呼んでいる。

プラム選手の活躍について、何が成長したか。
周りの選手を見られるようになったと思う。自分だけではなく、周りの私たちが彼女をより活かせること。誰がマッチアップしていてもドライブはいつでもできるが、ゴール近くにいってヘルプがいるときに何をするか、という部分で大きな成長があったと感じる。パスアウトができるようになった。彼女が必要とされているシチュエーションにおいてドライブし、キックアウトができる、同時に得点もできるということが分かったのではないかと思う。成長を誇りに思う。シュートを決めなかった時はイラっとするけど彼女のことが大好き(笑)

歴史から義務、責任というものを感じるか?
義務責任とは感じない。積み重ねで、次の世代に渡すものだと思っている。ステューウィー(スチュアート選手)と自撮りをしていたけど、まだまだ何年もプレーできるということを話していた。U16で彼女と一緒にプレーして金メダルを獲って、今こうしてこのレベルで金メダルを獲っている。この旅路と、これまでの偉大な選手たちが作ってくれた基盤を引き継ぎ、作っていくことは信じられない素晴らしい経験。義務、責任ではなく楽しいこととして、楽しいことを表現する愛する仕事だと思っている。汗をかくのが仕事とよく言っている。私はその仕事が大好き。世界を旅して、多くの人と出会い、とても楽しく感じる。

試合はいつもレベルが高い、それはどのチームも自分たちを倒しにくるから。自分たちはいつでも最高のプレーをする必要がある。セルビアは私たちに驚かせた。それには「私が見ている時はそうはさせない」(見ているWatchを時計にかけて時計を見せる仕草🤣 YouTubeの様子は下の埋め込みから笑)素晴らしい経験をさせてもらっていて、本当に楽しい。水飲まないとやばい(笑) (このあたり完全に目が酔っていますね笑)

(他に質問はありますか、という司会の声に、もうしゃべれないから質問はやめてというウィルソン選手🤣)

リーブHC

システムに慣れるのに少し時間がかかって、彼女(ウィルソン選手)がどこにいればいいかというのは最後の試合になってようやく分かったみたいだったが(笑) 中国は本当に良いチーム。リー・メンが出場できなかったのは残念だった(準決勝、決勝と欠場)が、本当に良いチームで、以前から若い選手が成長し、チームとしても成長していることを感じる。中国の銀メダルを嬉しく思う。その素晴らしい相手に対して、私たちは特にディフェンスで決意固く、今日は42個のディフレクション(スティールにはならないがボールに触れること)があるぐらい、ハードにプレーしていた。中国は全く簡単な相手ではないが試合の中で素晴らしい流れが何回かあった。アジャ・ウィルソンは素晴らしかった。

まだ全体的に若いチームでまだアメリカの強さは続きそうだが
これまで5度のオリンピック経験があるといったような偉大な選手たちがいて、今回のチームとなった時に、他のチームからすると今こそアメリカを倒す時、という気持ちがあったと思う。そんな中で、WNBAの選手たちのレベルの高さや層の厚さが分かった大会となった。選ばれていないが素晴らしい選手はもっとたくさんいる。何よりも嬉しかったのは、信頼とコミットメント。ラスベガスでの合宿や、その前の2月の合宿。それがこのチームのアイデンティティを築く基礎となった。レガシーを守ることができ、それは特別な意味がある。1996年から続いてきたものを守ることができた。

一番強調したかったことは、このプロセスが楽しいものであること。勝つことに対してプレッシャーを感じてしまうこともあるので、楽しむことを心がけたかった。このグループは素晴らしく、私自信は本当に楽しかった。選手たちもそうであったことを願っている。

ウィルソン選手について
2月のW杯予選にはWNBAのシーズンに集中したいと言う理由から参加してもらえなかった。彼女がディフェンス賞やMVPを取った時には、それを彼女が本当に欲していたのを知っていたし、優勝も同じように欲していたのを知っていたから、それに向けて取り組んだんだと感じた。以前にもWNBAを優勝し、W杯も優勝したという選手がいたが、それは本当に特別なこと。あたかも簡単なことのようにやってのけるが、才能がなければできないこと。

プラム選手の活躍について、何が成長したか。
2月の予選のときにドライブしてアシストする場面があった。それが私が、彼女がこの代表でプレーできると思った瞬間。そしてラスベガスのチームでも成長をした。

コーチしてきた中で最高のディフェンスをするチームと言えるか?
これまでと異なり、ディフェンスに集中することができるチームをコーチできることは恵まれている。「最高の」という言葉を使うときは気をつけるようにしている。個人的にはディフェンスへの集中には本当に楽しませてもらった。ボールへのプレッシャーやディフレクションを意識すること、相手に嫌がられるようになること。最高かはスタッツを見て判断してもらえれば良いと思う。予選の時はシュート率などは平均的だった。相手のシュート率を40%以下に抑えることが目標で今日は中国にそれ以上のシュート率で決められている。ハイリスク、ハイリターンのディフェンスもある。ここからより相手のFG率を下げられるようにしていければ良いと思う。

パリオリンピックに向けてどのチームが相手になるかといった考えはあるか?
オリンピックについて語るにはまだまだ早い段階で、この経験から学んでそれぞれのチームは成長するだろうからまだ分からない。私たちにも成長する余地があってそれに向けて取り組みたい。

今大会でオーストラリアと戦うことはなかったが、戦いぶりを見てどう感じたか。
オーストラリアはよく知っている選手も多い。タルボットはミネソタでプレーしたし、このトーナメントではケイラ・ジョージが素晴らしい活躍をしていると思う。ローレン・ジャクソンがまたプレーしているのも素晴らしい。勢いがあったが、中国に残念ながら負けてしまった。オーストラリアは相手として簡単なチームでなく、ディフェンスは素晴らしい。ただ外部の人間として見ただけだが素晴らしいチームで、多くのファンに支えられている。見ていて楽しくなる。

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中国

ウー・トントン選手

まず、今日は中国の誕生日なのでそれを祝うコメントをしたいと思う。コーチには自分に多くの出場機会を与えてくれて、自信をつけてくれて感謝している。また、チームにも感謝している。パリ五輪を楽しみにしている。

(試合途中で怪我で下がりましたが大事ではないことを願っています🙏)

ツェンHC

選手たちはこの大会において素晴らしいパフォーマンスをした。中国のバスケで戦い続けた。このトーナメントで多くのことを学んだ。

この結果がパリ五輪にどのようにつながるか?
この大会が大きな経験となる。特にメンタル面で大きく成長した。パリに向けて前進し続けたい。

28年ぶりのワールドカップでのメダル。これは何を意味するか?
4年前よりも良い結果ということを目指していたのでここまでとは驚いているが、選手は本当に良くやってくれた。素晴らしい結果でさらに成長していきたいと思う。この大会で多くを学んだので、それぞれの選手もこれから成長し、パリに向かっていきたいと思う。

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