ミスティクス 7/31 シアトル戦の戦評(なんてタイトルつけてみる)

Swish 戦評
この記事は約11分で読めます。

レギュラーシーズン終盤のタフスケジュールが始まっています。

プレーオフのホームコートアドバンテージを得られる4位に順位を上げるために、現在4位であるシアトルとの重要な直接対決2連戦の1試合目です!

(2連チャンなので記事が間に合わないかなと思ってTwitterスペースの音声配信も悩みましたが、とくにしゃべりが上手なわけでもなく、さらに夜中は頭が回らないだろうと思って、これまで継続してきた記事を最後までやりきろうと思います😅 最後までよろしくお願いします🙇🏻‍♀️ こんなことして欲しいというリクエストがあれば教えてください。出来ることがあればやりたいと思っています。)

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試合前ニュース

ミスティクス

デレダン選手を含む全員で臨む試合です。

アトキンス選手の誕生日(7/30)、勝利でお祝いしたいところです!

相手チーム:シアトル・ストーム

この試合と次の試合がバード選手の「レギュラーシーズン最後の」ワシントンでの試合になります。プレーオフ1回戦で当たりそうですが、万が一相手に2連勝されてしまった場合は今回のワシントンが最後です。

今日はアメリカではESPNの配信があったためかハーフタイムや試合前の映像はほぼ一才配信されなかったですね😢バード選手、同じく今年で引退のジャニュアリー選手(推し)に対するセレモニー見たかった…。

シアトルのノエル・クインHC(元シアトルの選手、現在の主力選手達と共に優勝経験あり)試合前コメント:

前回はエリザベス・ウィリアムスがいなかったので少し違うと思いますが、バックコート陣に強力な布陣をそろえています。クラウドはオフェンス、ディフェンスともに良い選手ですし、アトキンスもクラークもタフな選手ですから大変なマッチアップになります。彼女達はスコアをすることも出来ますし。

さらにエレナ・デレダンは時に止めるのが不可能な選手です。出来るだけボールに触らせないこと、出来るだけ抑えることに集中したいです。

私たちととても似ているスタイルのチームです。ディフェンスの良いチームであり、前回の試合でもそうだったように多くの選手がスコアで貢献できるチームです。そしてルーキーのシャキーラがそこに加わりとてもバランスの良いチームですよね。

(Q:プレーオフの雰囲気になりそうでしょうか?)
その通りだと思います。前回コネチカット戦でそういった雰囲気でした。そういった試合ではすべてのポゼションが重要になり、ミスは出来るだけ最少に保ちたいです。特に現在の順位で2連戦ということで、プレーオフの雰囲気になるでしょうね。

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備考

試合の流れの中でのスコアの記載についてはミスティクスのスコアを先に書いています。例えば80-65だったら80がミスティクス。

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試合の流れ

スタートは(敬称略)

G ナターシャ・クラウド
G アリエル・アトキンス
F アリーシャ・クラーク
F エレナ・デレダン
C シャキーラ・オースティン

1Q

デレダン選手が序盤からディフェンスではブロック連発、オフェンスではミドル、スリーとさっそく存在感を見せる。アトキンス選手もスリー、クラウド選手もスティールからのワンマン速攻と勢いを感じた。

一方のミスティクスのディフェンスは相変わらず素晴らしく、相手のシュート率を低く抑える。

後半ベンチメンバーに代わってからはハインズアレン選手がボールコントロールをする場面も多くあり、同時に積極的なドライブからの得点も。

最後には相手のディフェンスを隙を見た町田選手のドライブも見られ18-14で2Qへ。

2Q

メンバーは(敬称略)

ルイ・マチダ
エレナ・デレダン
エリザベス・ウィリアムス
アリエル・アトキンス
シャトリ・ウォーカーキンブロー

ミスティクスは引き続き質の高いチームディフェンスを継続。オフェンスではアトキンス選手のプルアップ、デレダン選手のツーと引き続き確率よく決めていく。

シアトルはロイド選手のAnd1から勢いづき、同選手のドライブ、スチュワート選手の連続得点が生まれ、さすがの能力の高さを見せる。

ミスティクスのシュート率が落ち、逆にシアトルのオフェンスが回り始め、一時逆転。

デレダン選手が相手を見てスリーのファールをもらいフリースローで点数を稼ぐ。一方シアトルはスモールラインナップのインサイドを攻めフリースローを得てスコア。35-35でハーフタイムへ。

3Q

開始は(敬称略)

ナターシャ・クラウド
アリエル・アトキンス
アリーシャ・クラーク
エレナ・デレダン
シャキーラ・オースティン

クラウド選手、デレダン選手とバード選手、スチュワート選手の2対2のやりあいからスタート。(どちらもお互いを信頼し合っている感がよい☺️)

その後ミスティクスは(敬称略)クラーク、クラウド選手、デレダンとバランス良くスコア。シアトルはチャールズ選手のポストプレーを中心の攻めから、スクリーンを多用するプレーなど、バリエーション豊富なオフェンスで得点を重ねる。

デレダン選手へのファールが取られなかったことからアトキンス選手、ティーボーHCが立て続けにテクニカルファールを取られる場面も。

流れを変えたいという考えからかミスティクスは町田選手を投入。何本か早い展開の応酬になるも、どちらに流れが傾くことなく55-57で4Qへ。

4Q

メンバーは(敬称略)

ルイ・マチダ
アリエル・アトキンス
マイーシャ・ハインズアレン
エリザベス・ウィリアムス
シャトリ・ウォーカーキンブロー

いつもと大幅に異なる起用で4Qスタート。シアトルもベンチメンバー主体。

相手のアタックや、ターンオーバーから速攻の失点で一気に55-63の8点差にされてしまいミスティクスのタイムアウト。スタートのメンバーに戻すもシアトルの勢いは止まらず16-0のランで再びタイムアウト。

シアトルのディフェンスがよく、良いシュートを作り出せないながらも、4分経過時にようやくデレダン選手がファールをもらいフリースロー、続いてアトキンス選手のタフショットでどうにか得点。

余裕が出たシアトルに対しての必死のチームディフェンスから、ここで(久しぶりの)オースティンタイム。2連続ダイブでの得点やフリースローで食らいつく。そしてクラウド選手のドライブからアトキンス選手のコーナースリーが生まれ69-74の5点差にする。

一方のシアトルはロイド選手が本領発揮。プルアップ、ドライブと勝負強さを見せる。

ミスティクスはクラウド選手がAnd1を決め、最後まで諦めない姿勢を見せると次のポゼションでは守り切り、そこから早い展開に持ち込みクラーク選手のスリーで77-78の1点差に。

(※ここでシアトルの誰もタイムアウトをコールしていないのに審判がタイムアウトが取られたと勘違いし試合を止めてしまう。そこからサイドのインバウンドとなりミスティクスのめっちゃいいディフェンスでシアトルがターンオーバー。試合結果はこうなったから結果オーライとなったものの、もし逆の結果だったら大大問題になって審判の批判がすごいことになっていそう。プレーオフにも関わっていますし。)

逆転もしくは追いつくチャンスとなったオフェンスが2度あったもののミスティクスはシュートを決められずファールゲームで再度点差が開き77-82で試合終了となった。

1Q 24-14
2Q 32-22
3Q 12-19
4Q 19-22

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気になったこと

スタッツから

  • 相対的にはチームスタッツは面白いほどほぼ互角でした。ベンチポイントも17-19で互角です。
  • ミスティクスのシーズン平均からスタッツを見ると、平均失点75.3点からすると82点は取られすぎました。それぐらい守れていたら77点でも勝っていたということになります。特に4Qの開始の悪さに始まり失点25が痛かったですね。

選手起用

4Qにいつもと異なる選手起用が見られました。今回はそれが良くない方向に行ってしまったように見えました。そこをきっかけに16-0ランとなってしまい4Qの段階でそれは結構厳しいですね。

3Qの拮抗状態から抜け出したかったか、明日のために選手の消耗を少なくしておきたかったか、おそらく前者だと思いますが、結果的にスタートの選手達を消耗させる内容になってしまいました。

勝ちたい試合の重要な局面でいつもと違うことをやるべきだったのかと個人的には思ってしまいましたが、それは結果論ですね。どっちに転ぶか分からないですし。難しい判断でした。

ディフェンス

相手のスクリーンに対してどの段階でスイッチするかという判断と選手間のコミュニケーションが良かったです。試合が進むにつれスイッチを多用して、クラウド選手がローポストでポストプレーヤーを守るシチュエーションが何度も見られましたが、高い確率で守っていたと思います。プレーオフだったらあのディフェンスでファールを取られることはないでしょう。

トランジションディフェンスは引き続き課題。オフェンスでシュートが入らなかった時のディフェンスはガクッと質が落ちているように見えます。これからの対戦相手もそこを狙ってくると思いますので、どうにか改善したいところですよね。

オフェンス

いつも通りデレダン選手を中心にあいている選手を見つけて良いシュートは打てていると思います。クラウド選手とポストプレーヤーの2面ゲームも効果的に生まれています。

クラウド選手からそれ以外の選手への展開もよく決まっていました。スタッツ見たら11アシスト。特にスタートの選手達とのタイミングやパスを出す先など、とても合っていると感じました。さすがこれまでずっと練習、試合であわせてきたのが出てきている感じですかね。アシストが最近さらに磨きがかかっている気がします。

(・・・最近クラウド選手ばっかり取り上げている気が💦 特に意味はなく見ていていいプレーが目立つので💦 シーズン序盤からの成長も感じます。でも今日はスリー0/6だったんですね。「シューター」としても次回期待です。)

チームとしては、相手がディフェンシブなラインナップにした時に特に攻めあぐねていたかなと思います。シアトルはミスティクスに続きリーグ2位の平均失点の低さ(76.7点)。さすがのディフェンスといったところでした。そういったポゼションがあるのは、ミスティクスはディフェンスのチームということもありますし仕方ないところだと思います。そこからディフェンスが崩れないことが重要です。

町田選手

10分出場、2点、1リバウンド、3アシスト、2ターンオーバー

出場した時にテンポを変えていたことがこれまで以上によく表れていました。今日の起用的にもそういった目的をもってコートに送り出されていたような気がします。相手のディフェンスの位置を見てのドライブとアシスト、素早いパス回しは良さが出ていましたね。

2ターンオーバーのうち4Qにしてしまったものは痛かったですね。いつもかなり気をつけているとは思いますが重要なところで出てしまいました。

(ちなみにスティールした相手のエピファニー・プリンス選手。私の密かな推しの1人。34歳のベテラン、175cmのガードで、高校時代に1人で1試合113点とったことで有名なお方です。)

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最後に

最近の緊張感ある試合展開はプレーオフの雰囲気だなと感じます。そして今日は前回のダラスが試合の中断が多かったこともあって試合が進むのが早かった。こんなにも違いますかね😅

ミスティクスとシアトル、細かく見れば違いますが、似ているチーム。さらに性格的にも優等生感のある?2チームでした。今日の試合を踏まえて、明日戦略的にどうしてくるか。といっても何か特別なことをできるわけではないと思うので、気持ち、意識の部分、集中力の部分で気を取り直して明日は勝ちたいとことです。(明日といってももうとっくに24時間きっている⚠️)

ミスティクスはこれで18勝12敗で5位のまま。4位のシアトルとの差は1ゲームとなり、5位で終わる確率も高くなっています。もし明日4時からの試合に勝ったとしても、直接対決では1-2となるため同じ順位の場合はホームコートアドバンテージはシアトルが得ることになります。シアトルより上に行くには勝率で上回る必要があります。

シアトルは今日の勝利でプレーオフが確定しています。ミスティクスは現在行われているダラスとアトランタの試合でアトランタが勝てばプレーオフは確定するそうです。ここも8位9位の直接対決ですね。最後までどこも面白い展開ですね👏

今後のプレーオフに向けてのコメントはこちらでも書いたのでよかったら見てみてください。最近はこんな雑記も密かに書いています🤫

今回もお読みいただきありがとうございました。また明日🔥

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ミスティクスの残りの試合はこちら(日本時間。@はアウェイ)

  • 8/1 午前4時 vsシアトル
  • 8/3 午前8時 vsラスベガス
  • 8/6 午前9時 @シカゴ
  • 8/8 午前4時 vsLA
  • 8/13 午前8時 @インディアナ
  • 8/15 午前4時 vsインディアナ

これまでの戦評のようなものはこちら。振り返りたいかたはご覧ください😊

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