ミスティクス 6/24 シアトル戦の戦評(なんてタイトルつけてみる)

Swish 戦評
この記事は約14分で読めます。

お待たせしました!今回は意地でも今日中に終わらせる決意で臨みました😅

西海岸アウェイ遠征の第2試合目となるシアトル戦。アウェイで疲れが溜まるところですが、もう1試合強豪との試合が残っているため連敗は避けたいところでした。

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試合前ニュース

ワシントン・ミスティクス

ロサンゼルスとの試合で欠場だったデレダン選手がワシントンからシアトルに直行。出場となっています。エリザベス・ウィリアムス選手は弟のマーク・ウィリアムス選手がエントリーしているNBAドラフトに参加のため欠場と発表されました。

マーク選手は全体15位でシャーロット・ホーネッツに指名されています。アスリート家族、カッコいいですね。

シャーロット・ホーネッツウェブサイトより

こちらエリザベス選手とマーク選手が一緒のシーン。「言葉にならない。興奮しており、待ちきれない」とコメントしています。いいですね、こうゆうの😊

また、シアトルはアリーシャ・クラーク選手が2012から2020年までプレーし、2度優勝をしているチーム。ミスティクスへの移籍後に怪我で欠場が続いたため、初めての対戦となりました。試合前の選手とのハグや絡みなど、懐かしく、グッとくるものがありました(ニヤニヤしましたという意味)。

シアトル・ストーム

今シーズンでの引退を表明したスー・バード選手が所属。

それ以外にも、オールスターのファン投票でキャプテンに選ばれ、2022シーズンこれまで21.8得点、2.1スティールと2カテゴリーでリーグトップ、193cmながら216cmのウィングスパンのブリアナ・スチュワート選手。

平均2.7ブロックでトップのエジ・マグべゴー選手、アメリカ代表ガードのジュエル・ロイド選手、それ以外にもフランス代表、オーストラリア代表やらバスケIQが高い選手が多いチームです。フィジカルでゴリゴリというよりはスマートに効率良くタイプです。

シーズン序盤は選手の合流や健康安全プロトコルでスロースタートでしたが、主力が出揃い(今後あと1人センターが怪我から復帰)、徐々に順位を上げています。

これまであまり対戦相手についてここまで書くことなかったような・・・やっぱり推しなんだと再確認。

WNBA全体ニュース:キャンデース・パーカー選手

連日この選手を取り上げているような気がしますがお許しください。

シカゴ・スカイのパーカー選手。本日は古巣でミスティクスが先日負けたロサンゼルス・スパークス相手に、3Q終了時でキャリア3度目となるトリプルダブル達成。(2度目はミスティクスでしたね😣)3度目はWNBA史上初の達成とのことです。尚試合は82-59でシカゴの圧勝。

古巣相手というのがまた👏

元チームメイトのネカ・オグミケ選手とのこのハグも可愛い。

備考

試合の流れの中でのスコアの記載についてはミスティクスのスコアを先に書いています。例えば80-65だったら80がミスティクス。

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試合の流れ

スタートは(敬称略)

G ナターシャ・クラウド
G アリエル・アトキンス
F アリーシャ・クラーク
F エレナ・デレダン
C シャキーラ・オースティン

1Q

ミスティクスはディフェンスではバード選手にはアリーシャ・クラーク選手をつける。デレダン選手、スチュワート選手がお互いマッチアップしていた。(超スーパースター対決)

シアトルは事前にティーボーHCが触れていたように頭のいいバスケ。決まったプレーがありながらも、無理強いすることなく、ディフェンスを見て応用し、次のプレー、次のプレーと展開してゆく。各選手がミスマッチやスペーシングを共通認識として理解しているようだった。

ミスティクスはアトキンス選手のタフショットねじ込みから始まり、オースティン選手のミドル、そしてデレダン選手の個人オフェンス能力。同選手はスチュワート選手に守られている時は苦しみながらも少しの隙をついてミドルやスリーでスコアを重ねていく。

デレダン選手交代後は、オフェンスはボールの動き、パスの動きが続き、良い流れ。ハインズアレン選手のスリーや同選手を起点としたプレーを続けた。

シアトルはスタートメンバー、ベンチメンバーともに誰が抜けても絶妙なスペーシングからスコアが積み重なる。的が絞りづらいオフェンスだった。そこからミスティクスのファールも混んでフリースローを8本与え、全て成功。シアトルの流れるようなオフェンスがうまく決まってゆき22-28で1Q終了。

2Q

メンバーは(敬称略)

エレナ・デレダン
アリーシャ・クラーク
ルイ・マチダ
シャトリ・ウォーカーキンブロー
ティアナ・ホーキンス

デレダン選手のタフシュートが2連続はずれるもクラーク選手のレイアップや、交代で戻ったクラウド選手とホーキンス選手のピック&ポップでホーキンス選手のスリーが生まれ、デレダン選手だけに頼らないオフェンスで良い開始。さらに、クラーク選手のマンディフェンス、ヘルプディフェンスの良さが目立つ時間帯だった。さらにデレダン選手もその流れに乗る。マッチアップの相手がスチュワート選手でない時間帯にフェイクが効果的に。アウトサイドシュートがあるためポンプフェイクにもかかるし、ドライブが生まれた。(それにしてもよく見ているし駆け引き上手、このサイズでボディーコントロールもすごい。)

途中、(敬称略)クラウド、キンブロー、アトキンス、ハインズアレン、オースティンという時間帯があったが、各選手の積極的なアタックがあり、これまでにない形でとても良い組み合わせと感じた。ガード陣がアタックする時はハインズアレン選手がバランスを取り、とても良い。

一時、相手のスコアが止まっていたが、オースティン選手に変わってデレダン選手になったことでスピードが落ち、デレダン選手のディフェンスが狙われて、流れを作られてしまう。ロイド選手にツー、立て続けにスリーと決められ、37-46と離されて2Q終了。

ハーフタイムの時点で
ミスティクスFG 34.3%(3pt 31.3%)、シアトルFG 45.7%(3pt 45.5%)と、タフショットではなく、簡単なシュートを作り出されてしまっている。

ターンオーバーはミスティクス6、シアトルは2と、ミスティクスは決して悪くないですが、シアトルが大きく上回る確実な試合運びということが分かるスタッツだった。さらにファーストブレークからの得点はシアトル10、ミスティクス0とここでも大きな差が出ていた。

3Q

開始は(敬称略)

ナターシャ・クラウド
アリエル・アトキンス
アリーシャ・クラーク
エレナ・デレダン
シャキーラ・オースティン

相手のターンオーバー、オフェンスファールが続き、ミスティクスは2連続得点と良いスタートと思われたが、バード選手がその流れをぶった斬るスリー。その後立て続けに複数選手から満遍なく外からのシュートを決められ3Q開始3分で一気に勢いに乗られそうになりミスティクスはタイムアウト。その後シアトルで長年過ごしたクラーク選手が引っ張る。レイアップ、そしてドライブからディフェンスを引き付け、アトキンス選手のプルアップ、スリーに繋がるプレー生み出す。

シアトルが引き続きシンプルに少しのずれから得点を重ねていき、ベンチメンバーとなってもサイズで上回るためオフェンスリバウンドの力で上回る。一方、ミスティクスはデレダン選手のローポスト中心のオフェンス。特にスチュワート選手の長い腕からのプレッシャーからかシュートが入らない。

3分を切ってからどちらも確率が落ち、とくにミスティクスはのこり2分間無得点となり、57-67で4Qへ。

4Q

メンバーは(敬称略)

エレナ・デレダン
ルイ・マチダ
マイーシャ・ハインズアレン
アリーシャ・クラーク
シャトリ・ウォーカーキンブロー

シアトルはスタート1人以外全員ベンチメンバー。
クラーク選手のスティールから速攻。直後のポゼションも良いディフェンスから速攻につなげる。さらにシアトルがゾーン敷いたところでデレダン選手のスリー、続けてキンブロー選手のスリーで10-2のランとし、一気に67-69の2点差とし、シアトルのタイムアウト。

シアトルがスタートメンバーを戻すと、さっそくバード選手、マグべゴー選手の2対2が綺麗に決まる。さらにスチュワート選手、バード選手がスリーを立て続けに決めて、残り4分をきったところで69-77と詰めた点差を一気に戻されてしまう。

ミスティクスは前半の良い時間にあったアタックがなくなり、結局はデレダン選手、アトキンス選手の1on1タフショットが多くなり、得点に結びつかない。タイムアウト明け後は唯一オースティン選手がオフボールのカッティングから自身のシュートミスをプットバックの得点のみ。最後は14-2のラン、71-85で試合終了。

1Q 22-28
2Q 15-18
3Q 20-21
4Q 14-18

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気になったこと

スタッツから

フィールドゴール確率:ミスティクス 26-70(37.1%)、シアトル 31/68(45.6%)
スリーポイント確率:ミスティクス 9-30(30.0%)、シアトル 12/26(46.2%)
アシスト数:ミスティクス 19、シアトル 25
ターンオーバー:ミスティクス 12、シアトル 8
リバウンド:ミスティクス 43、シアトル 36
ベンチポイント:ミスティクス 18、シアトル 9
スターターポイント:ミスティクス 53、シアトル 76

  • フィールドゴールの差がまず大きいですね。ミスティクスはタフシュートが散見される一方、シアトルは常に流れるような美しいオフェンス。全員の意識が統一されている印象でした。タフショットはほぼなく、バード選手を中心とした組み立てはさすがの一言でした。
  • 1Qで28点取られてしまったのは良くなかったです。シーズン序盤はビハインドで試合を進めて勝った試合が多かったですが、最近はあまりない印象。前半の流れから調整云々では対応できていないです。
  • ターンオーバーもシアトルは8と非常に少ないです。ミスティクスも12と決して悪くはないですが、ディフェンスのチームとしてはもうすこしプレッシャーを与えてミスを誘発したかったところです。ただシアトルはプレッシャーのリリースというのか、ディフェンスのプレッシャーをいなす、未然にかわすのが上手でしたね。
  • ベンチポイントはミスティクス、とくにハインズアレン選手が12点と奮闘しましたが、スタートメンバーの差がかなり大きいです。3選手に約20点取られてしまったのは痛い。的を絞れないオフェンスだったことは確かですが、数試合前のようにどこか捨てるという気持ちが必要だったかもしれませんね。(どこを捨てるんだよという話ですが)

参考:https://www.espn.com/wnba/boxscore/_/gameId/401391753

オフェンス

今回、片サイドでスタック(ローポストのスクリーンを使ってウィングの選手が外に出てくるプレー)の動きがある時に、もう片サイドではフレアスクリーン、もしくはバックスクリーンを同時に行うプレーが多く見られました。これまでフレアスクリーンは繰り返しやっているのを見ましたが、それを発展させている感じでしょうか。これをやると、ディフェンスが片サイドは外側へ出る動き、片サイドは逆側への動きなのでヘルプディフェンスが対応しづらくなります(特にWNBAは3秒ルールもありますので)。ずれが作れてキッカケにはなりそうなプレーなので、今後も見られると思います。

それ以外では、デレダン選手が封じ込められた時にどうするかという課題がはっきり出てきたのかなと思います。1対1ではある程度攻められなくもないのですが、シアトルのディフェンスがやはり寄っていました。その時に逆サイドが全く動いていないため、ヘルプサイドの選手1人が逆サイドのミスティクスのオフェンス2人を守れてしまっている状態が起きています。ポジションを変えるとか、カッティングするだけでいいので、動きを作ってほしいと思います。本人も焦りからか特に最後の方に今日はタフショットをうたされすぎましたね。ああ言った時にはガードがコントロールした方がいいと思います。

もう一つ、ハインズアレン選手の判断スピードは成長の余地ありですね。せっかくディフェンスがずれていたりするのに、ハインズアレン選手のところにボールがいった後の判断でもう一回ディフェンスがリセットしてしまう場面がよくありました。ポイントフォワードとして期待を背負っていると思うので、これからにさらに期待🔥 今日みたいな積極的なドライブももっと見たいです。

ディフェンス

スタッツの部分に書きましたが絞ることが出来なかったですね。スペーシングと動くタイミング(スクリーンをもらう時など)が絶妙で、パスも上手、プレッシャーをかけづらかったと思います。

気になる部分はトランジションディフェンス。シアトルのクインHC(元シアトルの選手)が、ミスティクスのディフェンスがセットする前に攻めることが重要と語っていたようです。実際一度詰めた後に点差が開いたのは速攻からでした。オフェンスリバウンドに行っている選手が少ないのでスタートも早くなってしまっていますし、実際に戻りながらのマッチアップも上手ではないので、今後改善が必要です。他のチームもミスティクスのスピードを狙ってくることが予想されます。

選手起用について

ウィリアムス選手の不在もあり、ここ数試合と異なる選手起用が多く見られました。個人的には上にも書いた(敬称略)クラウド、キンブロー、アトキンス、ハインズアレン、オースティンの組み合わせが好きでした。あれぐらいアタックが欲しい。でもそのメンバーを作ってしまうと、交代が難しそうなのが悩ましい。

ベンチメンバーをどかっと出す時間帯も少なく、混ぜながらでした。試合としては負けてしまいどちらがいいかは分からないですが、こちらのほうがバランスは取れているような気はします。全員ベンチメンバーの時は交代のタイミングもあるのか、悪い時にガタッとなってしまいがちな気がしています。以前いい時は良かったのですが、他チームのスカウティングもあるでしょうか。

でも今日はバークさん出場1分か(なぜかバーク選手だけさんづけが好き)。もっと出て欲しい選手。クラーク選手並みにミスマッチ狙えるし、色々器用な選手なのですが。最近ドライブがターンオーバーになっているのが評価されていないのかな。

町田選手

10分出場、2アシスト、投試0

+/-でチーム唯一プラスというのが目立ちますね。出ていた時間帯で(相手がベンチメンバーだったということもありますが)一気に点数をつめました。個人的にはもう少し出場を引っ張ってもよかったのではと思いますが、信頼の部分なのかなぁと。

町田選手個人としては、もっと1on1で行けそうと感じます。スイッチが起きて相手のフォワードがついている時、ディフェンスがバランス崩したりして80%ぐらい有利なところまで持って行っているのにパスで終わってしまっているところはもっと粘っていい、シュートを狙っていいと思います。(やはりフローターが必要か。)パスを受け取った味方も準備していないから結局リセットになってしまっているのですよね。

スー・バード選手と何が大きく違うと言ったら、シュート力と狙っていると見せる駆け引きだと思います。ハイライトにもなったピック&ロールも、速攻からのアシストも、本人にシュート力があるからディフェンスがつれるわけで、今回マッチアップしたことで、これからそのシュートと駆け引きの部分をより意識的にできればいいなぁと感じました。

ちなみに、シアトルとは今シーズン7/31(日)午前1時、8/1(月)午前4時と連日で、どちらもホームで試合が組まれています。これまでにご自身の形を見出せているといいですね!

※この週は8/3(水)にラスベガス、8/6(土)にシカゴと超ハードスケジュール🙃

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最後に

これでミスティクスは11勝9敗です。順位は変わらず5位です。

次回は日本時間26日(日)11時から西海岸遠征の最終試合、現在リーグ1位のラスベガス・エースィズとの試合です。

前回の戦評のようなものはこちら。以前はもっとふざけながら書いていますね〜。なんとなく気づいてはいたのですが最近マジメ過ぎますね🤔 分析に偏り過ぎている感。

ラスベガスは先日シカゴに大逆転をされたときもガード選手の控えの弱さに苦しんでいたので、ガードの頑張り、そして週間MVPのアジャ・ウィルソン選手へのディフェンスが鍵となります。シーズン序盤と完成度は違うと思いますので、すべてをぶつけるつもりで挑んで欲しいですね🔥 アウェイ3連敗は避けたいところです!

先ほどツイートしましたが、もう20試合消化してレギュラーシーズンはあと残すところ16試合となりました。現在5位なので、このままの順位でいくと1回戦で4位のシアトルと・・・。とかもう考え始める必要があります(勝手に😅)。どこがいいですかね〜どこも嫌ですね(笑)とにかく今後残りの試合で苦手意識をつけるのは嫌ですよね。

ちなみにプレーオフについてはこちらでまとめています。

ラスベガス戦が終わればホームに戻って、怒涛の6月が終わって、途中オールスターもあり、少し落ち着いたスケジュールになりますので、あと少し!引き続き応援したいと思います🔥

本日もお読みいただきありがとうございました!

これまでの戦評のようなものはこちら。振り返りたいかたはご覧ください😊

https://wnba-japan.com/category/戦評
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