ミスティクス 6/13 フェニックス戦の戦評(なんてタイトルつけてみる)

Swish 戦評
この記事は約11分で読めます。

お待たせしました!

今回も個人的にはまたミネソタ戦のようなスッキリしない内容でした😢

試合の熱量とブログが比例しているかもしれないです。スッキリしない!😅💦

Ad Link

試合前ニュース

ワシントン・ミスティクス

デレダン選手が欠場。前日に出場よりの微妙(Probable)という発表に変更された後、試合前に不出場と発表されました。ティーボーコーチによると勝負がかかるプレーオフの試合だったらプレーさせているとのこと。

また、日本時間6/14の発表では明日も同じく微妙(Probable)に。休んでも調子が良くならない状況ではないのかと個人的には思っていますが、悪かったら、Questionable、Doubtfulともっと確率が低い公表方法があるので、悪くはないのかなとも予想されます。

備考

試合の流れの中でのスコアの記載についてはミスティクスのスコアを先に書いています。例えば80-65だったら80がミスティクス。

Ad Link

試合の流れ

スタートは(敬称略)

G ナターシャ・クラウド
G アリエル・アトキンス
F アリーシャ・クラーク
F マイーシャ・ハインズアレン
C シャキーラ・オースティン

1Q

最初のプレーではディフェンス・ファール。オフェンスはミスやボール展開のない1on1から開始してしまいスッキリしないスタートも、その後クラウド選手のドライブ、パスアウトからのクラーク選手のスリーで得点。

相手がほぼオールスイッチのディフェンスをする中、最初の数ポゼションは戸惑うも対応し、ハインズアレン選手、オースティン選手のインサイド等で点を重ねる。ハインズアレン選手はその後も積極的で完全復活の様子。

相手はスペースを広く使い、ボール展開が早い。また、この試合課題であったファール数。相手のうまさもあり(笛も軽かったが)、取られてしまう。

クラウド選手は残り1分で2つ目のファールを取られベンチへ。その流れで全員ベンチメンバーの時間帯が少しあった。16-23のビハインドで2Qへ

2Q

メンバーは(敬称略)

エリザベス・ウィリアムス
ルイ・マチダ
シャトリ・ウォーカーキンブロー
ティアナ・ホーキンス
ケネディー・バーク

町田選手のゲームメイクや自身のドライブからファール得てフリースロー、そしてウィリアムス選手とのピックで得点が重なる。勢いが出て、ディフェンスもよくなる。それに続いてキンブロー選手とウィリアムス選手のピック、オースティン選手のミスマッチなどが続き9-2ラン、6:50で同点とする。

2Q中盤は良い形は作れているものの、どちらもシュートが入らず停滞。

フェニックスはタイムアウト明けに一度ゾーンディフェンスをここで敷いた。

相手のトウラシ選手のスリー、ディギンススミス選手のプルアップがあったと思えば、オースティン選手のAnd1キンブロー選手のスリーなどお互い譲らない流れが続く。

最後にディギンススミス選手がターンアラウンドシュートを決めて39-38でハーフタイムへ。

3Q

開始は(敬称略)

ナターシャ・クラウド
シャキーラ・オースティン
マイーシャ・ハインズアレン
アリエル・アトキンス
アリーシャ・クラーク

クラーク選手のスティールからワンマン速攻でスタート。その後もミスティクスのオフェンスは、ディフェンスをよくみてよりよいシュートを選択する。ハインズアレン選手の判断が良く、自身のスリーを含む得点にアシストにと活躍。

フェニックスは引き続き、効率的なスクリーンからのオフェンス。どうしてもズレができてしまうところを狙われる。アトキンス選手が、相手の着地に十分なスペースを与えず危険なプレーという判断でフレグラント1を取られてしまう場面も。(あの怪我の映像は見たくないのでいつも私は目を背けるタイプ💦)

そんな中でホーキンス選手、ウィリアムス選手がオフェンスリバウンドを奮闘。しかし、セカンドチャンスなどで得たフリースローを確実に決めることができず、スコアが積み重ならない。

お互いチームファールがたまりフリースローを与える状況になったと思えば、相手のベンチテクニカルもあり、中断が多く、入り込みづらい試合だった。(フェニックスの流れという気はする)

内容的には勝っていると感じさせるものだったが、突き放すことができず61-60で4Qへ。

4Q

メンバーは(敬称略)

ナターシャ・クラウド
アリエル・アトキンス
シャキーラ・オースティン
アリーシャ・クラーク
マイーシャ・ハインズアレン

タウラシ選手が4Qになって本領発揮。スリー、ドライブ、ポストアップなどで攻めてくる。ミスティクスの徹底マークもさすが史上最高と言われる選手。そんな中でも継続してスコアを重ねた。

対するミスティクスはオースティン選手のインサイド、キンブロー選手のスリーが決まる。それに続き、アトキンス選手がオフボールのカッティング、ボールを持ったドライブを積極的に行い、フリースローを立て続けにもらう。どちらも引かない、どちらにも流れが傾かない4Q前半。

4Q後半となりフェニックスに再度ゾーンを敷かれるとミスティクスは2連続ターンオーバーをしてしまう。

81-81で膠着したまま時間が流れた後、アトキンス選手がファールをもらいフリースロー2本。しかしディギンススミス選手のスリーへのファールでAnd1を決められ 85-83。

対するミスティクスはタイムアウト後、クラーク選手のローポストを狙いファールをもらう(マークはタウラシ選手でこの時点で5つ)。チームファールがたまっているためフリースロー。2本沈めて同点。

相手のタイムアウト明けのプレーではゴール下に通されたが運良く外れ、ハインズアレン選手がリバウンド。(ミスティクスの2人が一気に倒れていてオワタと思った!)

最後のプレーは相手がオールスイッチをすることを予測しハインズアレン選手の右ドライブを狙ったプレー。しかしそれがミスとなり試合は85-85でミスティクス今シーズン初の延長へ。

OT

最初にオースティン選手のバンクシュートが決まった後、クラーク選手のグッディーでタウラシ選手がファールアウト。ミスティクスはここで一気に持っていきたいところ。(ここで選手だけではなく多くのファンの方も勝ったと思って緩んでしまいましたよねー😑)

しかしフェニックスのゾーンを攻略しきれない。不用意なターンオーバーからディギンススミス選手のAnd1。ディフェンスのずれからのドライブプルアップと逆にリードを広げられる。その後もタウラシ選手がいなくなったことで逆に積極性が出た相手の攻めに対応できず連続得点を許してしまう。

ファールゲームをするも相手が確実にフリースローを決め99-90で試合終了となった。

1Q 16-23
2Q 23-15
3Q 22-22
4Q 24-25
OT 5-14

Bitly
Ad Link

気になったこと

スタッツから

フィールドゴール確率:ミスティクス 30/75(40.0%)、フェニックス 36/70(51.4%)
フリースロー:ミスティクス 22/34(64.7%)、フェニックス 17/21(81%)
ファール数:ミスティクス 19、フェニックス28
ターンオーバー:ミスティクス 20、フェニックス17

ミスティクスとしてのシュート率は悪くない一方、フェニックスのFG率が高いですね。フェニックスの省エネオフェンスもありますし、さらに不用意なターンオーバーからの速攻や、延長のドライブなど簡単にさせてしまった印象でした。

前回に引き続きファールとフリースローが重要な試合になったようです。相手の方がファール数が多く、ミスティクスのフリースローが多かったですが、特に3Qでフリースローを確実に決められなかったのが大きかったように見受けられます。

また、ターンオーバー数も延長の分があるとはいえ20は多いですね。

参考:https://www.espn.com/wnba/boxscore/_/gameId/401391730

オフェンス

ここ数試合に引き続き、フレアスクリーンの多用をよく見ます。またミスマッチをしっかり見たインサイドの攻めも。マンツーに対しては(多少上下はあれど)問題なく攻めていたと思います。

問題はゾーンに対してのオフェンス。ゾーンをやるチームが少ないので不慣れということもあると思いますが、2Qと最後に敷かれた2-3ゾーンを攻略することができなかったのが痛かったと思います。他のチームでもゾーンを使うチームがあり、それぞれの選手の判断での攻略は難しいと思うので、ある程度の決まり事を作った方がいい気がします。

ミネソタ戦でもありましたが、ディフェンスの間をカット、フラッシュしてくるとか、動きがないと、外でボールを回しているだけでは崩れないと思います。

ディフェンス

笛が軽かった、それ以外にも映像レビューなどが多く、それに気を削がれてしまった感があったでしょうか。フラストレーションを溜めながらやっていたような気がします。

タウラシ選手には徹底マークをつづけて丁寧にやっていましたが、逆サイドの広いスペーシング、それ以外の選手の1on1でやられてしまいましたね。得に、OTでの集中は途切れていたような気がします。いつもの(スカイを破った時のような)覇気がなかったように見受けられました。

相手:フェニックス・マーキュリー

ブリトニー・グライナー選手がいない😔とはいえ、ベテラン、代表経験のある選手揃いでさすがのチームでした。

タウラシ選手に率られみなさんバスケIQが高いというのか、どうすればどこが空くっていうのをチームで分かっている、組み立てているような感じでした。36/70というFG率に表れています。

あとはテクニカルをはじめ相手のファールや、ファールをもらうずる賢い(いい意味で)プレーに巻き込まれていたかなと言う感じもします。

また、フェニックスはいつも選手が怪我などで欠けているようなチームながら、強いチームでいつづけ、プレーオフではどのチームも当たりたくないと願うチームというイメージがあります。その理由はもちろんタウラシ選手の勝負強さが第一ですが、それぞれの選手の強さもある気がします。試合後のディギンススミス選手の喜び、それをチームで称え合っている様子を見ると、精神的にタフなチームだなと感じます。

以下、試合後のフェニックスHCの会見です。

スカイラー・ディギンススミスだけでなく、シェイ・ペディーも最後に素晴らしいプレーをしてくれました。彼女やシムズ、チャールズがミスティクスでプレーしたことのある選手。モチベーションがあったと思います。粘り強さとともに選手それぞれがステップアップしました。戦い抜いて勝つ気持ちは失うことはありません。3Qぐらいまでターンオーバーを続けていたところから持ち直したのはとても良かったです。今後もチームとしてこのように続けていきたいと思っています。

Q. 1年目のコーチとして

ティーボーコーチはWNBA最多勝利を収めているコーチで、一方は最少勝利数。彼がバスケのコーチが出来ることは本当に最高のことだと言っていて、このリーグに長くいて成功しているコーチからそんなことが聞けることにインスピレーションを受けました。選手たちが私がルーキーコーチと分かりながら、私や私のアイディアに対してオープンでいてくれて感謝しています。毎日が学びです。毎日私は日記を記していますが、今日もたくさん書くことがあるようです。

(口調からすごいいい人感がただよってきます😊)

町田選手

12分出場、3点(1/2)、2アシスト、1リバウンド、0ターンオーバー

積極的でした。内容的には良く、特にウィークサイド側にドライブしてのプルアップは試合では初めてで、ああいった形でも対応して点が取れることを見せられたと思います。

ディフェンスではポストアップされそうになるも(相手がそこまで見ていなかったこともあり)回避していました。器用方法については、フェニックスのスタートがタウラシ選手、ディギンススミス選手、ダシールド選手と身長ありオフェンス力ありの選手なので、その選手のうち誰かが出ていない時に町田選手を出していた感があります。ベンチがずっと映っていたわけではないので、どの段階で町田選手が呼ばれているかはわからないのですが、ミスマッチを攻められたくないという気持ちはあるように見えます。

また、ゾーンにされたことで、コーチからすればスリーが打ちづらくなる(最近は積極的に打っていますが、身長の面で打ちづらくなる)町田選手の起用は難しいという判断なのかなぁと思います。

あとは、今回はまず1Qでクラウド選手がファールを2つしたところで選手起用のプランが狂ってしまったかなと見受けられます。あそこから徐々に狂い始めて、4Qにはゾーンをされたことで得点が止まり、スタート選手を使い続けざるを得なくなった、という感じでしょうか。(いつも通り勝手な予想です😊💦)

Bitly

最後に

ゾーンに対してのオフェンス、フリースローの確率、OTのターンオーバーやディフェンスでの緩みが大きな敗因だったと思います。特にターンオーバーやディフェンスは気持ちの問題なので、もう一度締め直して、明日リベンジしてほしいと思います。

ゾーンに対してはこの中1日で何かしらの攻略法を考えてくることと思いますので、それには注目ですね。あと選手の起用法についてもフェニックスの誰が出た時に町田選手が出るかなども注視したいと思います。

話は変わりますが、

日本時間 6月14日(火)13:00〜15日(水)昼12:59まで (DC時間6月14日終日)はオールスター投票カウント2倍デーです!

ツイッター、アプリ、Webサイトからどこからでも投票のカウントが倍になります!(お祭り気分で楽しくいきましょう😊!!!)

ツイッターの場合は、好きな選手のハッシュタグとオールスターハッシュタグ(例えば #RuiMachida #WNBAAllStar など)をツイートするだけで完了です!それぞれのルールや概要は以下の記事をご参考にしてください🙇🏻‍♀️

色々な声があって、なんか闇の深いオールスター投票になってきる気がします、、残念なことです。オールスターって(というかそもそもWNBAは)楽しむものだし、投票は個人の「推し」の気持ちであって、他の人が他の人の気持ちにどうこう言うものではないとは感じます。そもそもWNBA自体がエンターテイメントだと思うので、もっと楽な気持ちで、楽しんで追えればいいなぁと思います。

本日もお読みいただきありがとうございました!

これまでの戦評のようなものはこちら。振り返りたいかたはご覧ください😊

https://wnba-japan.com/category/戦評
Bitly
Bitly

コメント

タイトルとURLをコピーしました