会見で「全選手とのマッチアップが楽しみ」と語った町田選手。WNBAでのマッチアップはこんな選手たち – その2

注目選手
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前回、町田選手のWNBAでのマッチアップを試合スケジュール順に見ていったら、どんどん長くなってしまい複数回に分けることになりまして、

今回はその2回目です。これと最後にあと1回でチーム数的に終わるはずです。ちなみに第一回はこちら。

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5月20日 vs. アトランタ・ドリーム戦

昨日のインディアナ・フィーバーに続き、アトランタも迷走しているな〜って感じるチームの一つ。ガンガン攻めてくるガード、フォワード陣を抱えているというイメージのチームです。

現時点での契約状況を見てもそれは変わらないようです。

おそらくスタートPGは#17 Erica Wheeler(エリカ・ウィーラー)選手

Erica Wheeler選手 | Atlanta Dream 公式サイトより

WNBAにしては小型の170cm。身体も大きくなく、スリムな体型をしています(モニター越しに限るかも^^;)

元々大学卒業後ドラフトにかからず、ヨーロッパ等で3年プレーしその後WNBAの契約を勝ち取った選手。さらに2019年のオールスターでMVPを受賞しています。ドラフト外からオールスターMVPを取った選手はそれまでおらず、涙のスピーチをしたのが印象的でした。

この選手も1on1のスキルが高い!んですが、一昨年、昨年と2年連続移籍をしています。ガードの小さい選手が契約を勝ち取るのが難しいということを表しているのではないかなと。

昨日書いたミネソタ・リンクス、デンジャーフィールド選手との対決の次に、低身長対決になりそうです。

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5月28日 vs. コネチカット・サン戦

このチームはあれです。

先日、日本が世界選手権予選で惜敗したボスニアヘルツェゴビナの例のMVP

Jonquel Jones(ジョンケル・ジョーンズ)選手が所属するチームです。

このチームは5、6年前ぐらいから文字通り年々強くなっているチームですね。そろそろ優勝してもいいんじゃないかなとは思うんですが、いつもあとちょっと。

5、6年前はCurt Millerというコーチが就任した時で、そのコーチになってから成長しています。もちろん選手の獲得も関係していますが、コーチがそれにも関わっているでしょうし、優れたコーチです。

(関係ないですが、このチームのロスターを見ていたら、Last name(苗字)がJonesの選手が3人。Thomasが2人ですね。ややこしい^^)

前置きが長くなりましたが、

スタートはおそらく#5 Jasmine Thomas(ジャスミン・トーマス)選手。

Jasmine Thomas 選手 | Connecticut Sun 公式サイトより

175cmのベテランガードです。ガンガンゴリゴリ攻めてくる系ではないですが、経験もあり、このチームの所属も長いので、その時その時に必要なことをする選手という印象。

オールディフェンダーチームにも選ばれるほどディフェンスも良い選手ですね。

あとはなんかめっちゃ頑張る選手っていうイメージがあります。もちろん他の選手も頑張っているんですけど、ルーズボール系、泥臭い系です。

あとは場合によっては#10 Courtney Williams(コートニー・ウィリアムス)選手とのマッチアップもあるでしょう。

Courtney Williams 選手 | Connecticut Sun 公式サイトより

173cmで細身です。この選手はとにかく身体能力が高い!なんか昨日からそんな人ばかり出てくる気がするんですけど^^;

この選手は選手や試合の解説者とかの間でもその身体能力がお墨付き、のような選手で、運動量もめっちゃ多いですし、守りづらい選手になるでしょう。どっちかというとシューティングガードなんですが、身長の関係で町田選手がウィリアム選手を守ることもありそう。

オフェンスではドリブルからのミドルレンジのジャンプシュートが得意。びょーんってとんでシュートするので打点が高いです。オフェンスリバウンドにも絡んでくるので気が抜けないです。

2017年からこのチームに在籍して、その後2020年に一度上のアトランタ・ドリームにトレードされたあと、またこのチームに戻ってきています。

ウィリアムス選手がいた頃のこのチームは爆発力があってダークホース的な存在だったので、戻ってきてそれがまた見れるのが楽しみ。他チームからしたら厄介、です。

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6月3日 vs. ニューヨーク・リバティー戦

ニューヨーク・リバティーも迷走感が拭えないチームではあります。が、核となる選手が増えてきて、もしかしたら安定する予感。

3年目を迎える#20 Sabrina Ionescu(サブリナ・イオネスく)選手とのマッチアップになるでしょう。

Sabrina Ionescu 選手 | New York Liberty 公式サイトより

元々大学の超有名スーパースターで2年前鳴り物入りで入ってきた180cmの大型ガード選手。

大学キャリア累計で2500点、1000リバウンド、1000アシストを男女含めて初めて記録した選手で、トリプルダブルを記録した試合数の記録も保持しています。

大学であらゆる賞取り、記録を保有して、いよいよ最終年のトーナメント。というときにコロナで大会が中止になってしまった、というエピソードがあります。

この選手はスピードが速いとか身体能力が高いというわけではないんですが、その記録が示す通り、なんでもできる選手です。

外からのシュートはもちろん上手ですし、スピードはないけど身体を使ったドライブや、最後まで粘ってねじ込んでくるゴール周りのシュート等など。

あとはバスケIQがとても高い

どういった時にどこが空いているかというのをよく見ていますし、ノーモーションでパスが出せるパワーも持っているのでアシストも上手。このあと書く事情を含めてアシスト王になる可能性ありです。

ちなみに、このどんな時にどこが空いているっていう視点。日本だと当たり前に聞こえるんですが、WNBAとか海外ではそれは当たり前ではないです。スクリーンをかけた後、ヘルプディフェンスが寄った後を予測できる、見られる選手は限られています。イオネスク選手はそのうちの一人です。

背が低い選手とのマッチアップではポストをついてくるでしょう。そこからの引き付けてパスとかですね。

あとは、この選手も「持っている」選手ですね。昨日も1名挙げましたが、ブザービーターとか、試合を決めるプレーを気づいたらしている選手であり、任される選手。この選手も同じくKobe Bryant氏が認めていた選手で、一緒に亡くなったお嬢さんのGigiとも仲の良かった選手です。(長女のNatalia Bryantさんとも仲が良いみたいです)

6月5日 vs. シカゴ・スカイ戦

今日の最後。昨年の優勝チームです。

このチームはタレント揃いですね。個々の能力で言えば他のチームもそうなんですけど、ここはバランスもいいし安定感もあり、さすが優勝チーム。

優勝後にさらにフリーエージェントでビッグプレーヤーを連れてきていますし、2連覇も高い確率であると予想されます。

スタートは#22 Courtney Vandersloot(コートニー・バンダースルート)選手です。

Courtney Vandersloot選手 | Chicago Sky 公式サイトより

173cm、12年目の超ベテラン選手で、サイズが大きいわけでも身体能力が突出しているわけでもないですが、アシストをとにかく量産します。

5年連続?シーズン1試合平均アシスト王を受賞しています。

が、私はこれは今年で途切れるんじゃないかなと思っています。というのも、フリーエージェントで加入した、

#20 Julie Allemand(ジュリー・アレマンド)選手のプレータイムがある程度多くなると思うからです。(バンダースルート選手目線で考えると受賞なんてもういいって思っているでしょうけど)

Julie Allemand選手 | Chicago Sky 公式サイトより

ベルギー代表選手で、ドライブのスピードがある選手。スリーも上手でたまにステップバックスリーなどもやってくる選手。

同ベルギー代表で(私が世界一のセンターだと思っている)#33 Emma Meeseeman選手もミスティクスからこのチームに移籍したこともあり、この2人を一緒に目にすることも多くなるでしょう。

マッチアップとしては、他のチームのPGと比べて積極的に1on1を仕掛けてこないタイプの2選手で、どちらかというと分かりやすい(予想外のことをしてこない)選手たちじゃないかなと思います。

まとめ

今日もいろんなタイプのPGの紹介でした。

昨日の分を思い出しても本当にみんな一人ひとり個性があって、面白いです。

日本だと結構同じようなタイプだったり、同じシュートフォームとかだったり個性が薄めの選手が多いという印象を私は個人的に持っているんですが(失礼に当たったらすみません)、

WNBAは本当にバラバラ

そこが見どころだと思います。

次回は最後3チームを見ていきます。

あと町田選手のアシスト数、予想とかアシストリーダーの可能性とかについて見ていこうかな。面白そう。

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