会見で「全選手とのマッチアップが楽しみ」と語った町田選手。WNBAでのマッチアップはこんな選手たち – その3

注目選手
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前回、前々回とスケジュール順に町田選手のマッチアップを見ていっています。

(前々回から書いていてマチダのマッチって気になっている、このままスルーしていいんだろうか)

今回はその3、最後の3チームです。

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6月12日 vs. フェニックス・マーキュリー戦

ニュースにも出ていますし、Twitterでは少し触れたのですが、

このチームに所属するアメリカ代表でもある#42 Brittney Grinder(ブリトニー・グライナー)選手が、ロシアの空港で大麻から抽出されたオイルを保持していたということで、3週間勾留されている状態とのこと。

できるだけ正しそうな色々な情報を見ているのですが、ニュースが出たのが大体2、3日前。その時点で3週間経過していたということで、長い間情報が出ていなかったのがこの段階で明るみに出てきたようで、とても政治的な香りがします。

監視カメラからの映像も出回っていて、麻薬を嗅ぎ分ける犬は通り過ぎているのに何故か止められた、ということが指摘されていたり、NBA選手だったらもっと大ごとになっているのになぜ女子選手に対してはすぐに対処されないのか、とかジェンダーの話になっていたり、波紋が広がっています。

これについてはアップデートがあったらこちらのブログでも触れたいと思っています。無事に彼女が帰れることを願って。

スタートPGに関しては、#4 Skylar Digging-Smith (スカイラー・ディギンススミス)選手になるかと予想されます。

Skylar Diggins -Smith選手 | Phoenix Mercury 公式サイトより

元々シューティング・ガードよりの選手なのですが、今年チームが#1 Diamond DaShield(ダイアモンド・ダシールド)選手という名前がかっこいいシューティングガード兼フォワードの選手の大型補強をして、

どちらかというとガードが手薄になっているというチーム事情で、彼女が正PGになるのではないかと。

ディギンス選手(スミス略します)は東京オリンピックの際のアメリカ代表にも選ばれています。国際大会やヨーロッパチームでの経験がないため、不慣れ感がありプレータイムもそこまでなかったですが、

元々はその容姿もあり超スタープレーヤーで「持ってる」系の選手

175cmの細身で左利きシュートも上手ですし、タイミングをずらしての力強い一歩目とか、身体を当てる技術とか、年々上手になっている印象があります。

ポストプレーはしてくるイメージはないですね。Griner選手や他のポストプレーヤーと絡んでの2-2でタイミングをずらして仕掛けてくることが予想されます。

このチームに長年つとめていたコーチ(現オーストラリア女子代表コーチ)がいなくなり、新しいコーチになるので、今までとはガラッと違ったやり方をしてくることも考えられます。

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6月21日 vs. ロサンゼルス・スパークス戦

2年前に主力がごそっと抜けて、ガラッと変わってしまったこのチーム。

コーチはNBAの元ロサンゼルス・レーカーズのDerek Fisher(デレック・フィッシャー)ヘッドコーチ。(このコーチとその主力選手との間に軋轢があったという噂もあります。)

ロスターを見ると、リーグで一番ガードの層が厚いかもしれないですね。その分フォワードが薄め。

スタートは#20 Kristi Toliver(クリスティ・トリバー)選手・・・かなあ。

Kristi Toliver選手 | Los Angeles Sparks 公式サイトより

170cmのベテランガード。数年前にこのチームが優勝した際のPGで、違うチームに移籍し、そのチームでも優勝をしています。優勝請負人ですね。

スピードはそこまでないですが、スリーが得意。ステップバックスリーもバンバン打ってきて、乗ったら止められない選手です。

もしくは#3 Chennedy Carter(ケネディー・カーター)選手。

Chennedy Carter選手 | Los Angeles Sparks 公式サイトより

この選手は能力高い系です。175cmでどこからでも点が取れる超攻撃型PGですね。WNBAのベテランレジェンドたちお墨付きの選手。

ボールハンドリング能力に長け、クロスオーバーとか派手なプレーで、見ていて引きつけられる選手ですね。

トリバー選手がだいぶベテランなのでカーター選手がスタートするかと思うんですが、移籍してきたばかりなのでそこがどうかと言ったところです。

あとは#2 Te’a Cooper(ティア・クーパー)選手も特にディフェンスが良くて、とてもフィジカル。#21 Jordin Canada(ジョーディン・カナダ)選手は外からのシュートが全くと言っていいほどないですが、スピードがあって試合のテンポを上げることに長けた選手です。

どうやって時間をシェアするのかなぁといった感じです。PG、SGポジションをシェアするにしても、あんまり良い選手の集め方ではない気が・・・。再建モードといったところでしょうか。

どの選手もタイプが違うので、マッチマッチの視点からすると面白くなりそうです。

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6月23日 vs. シアトル・ストーム戦

アメリカ代表で4回のオリンピック金メダルを持っているレジェンドPG、Sue Bird(スー・バード)選手とのマッチアップ。

Sue Bird選手 | Seattle Storm 公式サイトより

明言してはいないですが、今シーズンを最後に引退するのではないかと予想されます。元々今シーズン継続するかが注目されていて、先日ご本人のインスタグラムから継続の発表があったのですが、

各チームがフリーエージェントの選手と交渉を始めていいと決まっている日の前にインスタで発表してしまったことから罰金を喰らうという、なんとも言えない残念な契約更新となってしまったエピソードがあります。

175cm、19年目の大ベテラン。ゲームメーキングだけではなく、リーダーシップにおいてもリーグトップ。スピードはないですが、その時に必要なことをやる選手です。チームメイトからの信頼ももちろん厚いですし、同チームにずっと所属しているのでファンも多い選手ですね。

攻撃系のPGが多い中、組み立てられる系の伝統的なPGというんでしょうか。

アメリカ代表なので町田選手とはオリンピックでも対戦していますし、どんな選手かはお互い知っているでしょう。

あとは#20 Briann January(ブリアン・ジャニュアリー)選手。

Briann January選手 | Seattle Storm 公式サイトより

この選手もベテランで、複数のチームを渡り歩いてきた選手。173cmでそこまでサイズはないのですが、ディフェンスに定評のある選手。(池上)

オフェンスではスリーポイント、ディフェンスではエースキラーのような選手が最近NBAで評価され3&Dなんて言われたりしますが、そんな選手です。

2022シーズンに向けてのこのチームの補強を見ると、ジャニュアリー選手を含めてディフェンスが上手な選手を獲得していて、ディフェンシブなチームを目指しているよう。個人的に好きなチームなので楽しみにしています。

まとめ

今日は極端にPGの層が薄いチーム、厚いチームの紹介になりました。

その1、2に比べてポストプレーというよりはドリブルで仕掛けてくる選手や、組み立てが得意な選手が多めで、その方がミスティクス的には守りやすいかなとは思います。

文字ベースで見にくいので比較画像があったら見やすいですよね。何か見やすいようできないか、考えます!

お読みいただきありがとうございました!

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