会見で「全選手とのマッチアップが楽しみ」と語った町田選手。WNBAでのマッチアップはこんな選手たち – その1

注目選手
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町田選手の会見がありましたね。

その内容についてはこちらのブログにご訪問いただいている方はもうご存知と思いますので割愛させていただきます。

インタビュアーさんからの質問で「どんな選手とのマッチアップが楽しみか」という質問には「すべての選手」という回答でした。

実際、オリンピックを始めとする世界大会でマッチアップしてきた選手たちもいますし、代表に選ばれていないけど高いスキルを持った選手で溢れかえっているのがWNBAのガードポジション

この記事では町田選手がマッチアップするガードの選手をみていきます。

※町田選手がプレーする2022シーズンの各チームの登録選手は未発表の選手やドラフトされるルーキーもいますので、基本的には2021シーズンを参考に書いていきます。

どんな順がいいか迷いましたが、スケジュール順にします。

特に注目は5月8日のWNBA最小プレーヤー対決です!

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5月6日 開幕戦 vs. インディアナ・フィーバー | WNBAデビュー戦

開幕戦はワシントンのホームゲームからです。プレシーズンを除いて、町田選手のデビュー戦となりますね。

相手チームであるフィーバー自体は再建期というか、どんなチームづくりをするかここ数年完全に彷徨っているチーム。10年前に創立初めて優勝しましたが、そのチームが分解してからウロウロしています^^;

能力が高い選手はいるんですが、ポジションのバランスが悪いというか。

スターティングガードは、正直予想が難しいんですが、

#14 Bria Hartley(ブリア・ハートリー)選手

Bria Hartley選手 | Indiana Fever 公式サイトより

#3 Danielle Robinson(ダニエル・ロビンソン)選手かと思われます。

Danielle Robinson選手 | Indiana Fever 公式サイトより

どちらもベテランの選手です。実力的にはハートリー選手かなと思うのですが、移籍したて&怪我明けのシーズンなのが気になるところ。

ハートリー選手はスリーがある選手ですが、ロビンソン選手は外からのシュートは全く打たないです。その分スピードがあってガンガンドライブしてくる選手です。

2人とも175cm。ボールをプッシュできて、キャリアで複数のチームを渡り歩いているベテランなので、コーチがやりたいバスケを理解するバスケIQは高いです。

場合によってはシューティングガード#0 Kelsey Mitchell(ケルシー・ミッチェル)選手がポイントガードで出てくる時間もあるかもしれないです。

Kelsey Michell選手 | Indiana Fever 公式サイトより

オフェンス能力が半端なくて、先日のW杯予選でアメリカ代表にも選ばれています。

173cm、左利き。(ロビンソン選手も左利きだったかも?外のシュート打たないからどちらか不明^^;)外のシュートも中へのドライブも能力高くて、低くて早い

上のハートリー選手のオフェンス能力を1.5〜2倍ぐらいにした選手という感じでしょうかね。(その分ゲームを組み立てるところは見たことないかなと。)

町田選手がマッチアップする場合、ミッチェル選手だったら間違いなくポストでミスマッチついてきます。それ以外の二人もおそらくやってきます。

(ミスマッチのディフェンスについてはミスティクスのチームでそう攻められた時のディフェンスの仕方をトレーニングキャンプで練習していくと思うので、あまり触れないことにします。)

開幕のフィーバー戦は大型ガード陣とのマッチアップになるので、早速高さをつかれると思いますが、それにどう対処するのかが見どころの一つになるでしょう。

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5月8日 vs. ミネソタ・リンクス | WNBA最小対決!

ミネソタに移動してアウェイゲームです。

この試合のマッチアップ。見ものです。見たい!

過去に4度優勝したことがあり、ミネソタ・リンクスといえば「強豪」というイメージのチーム

その頃から残る選手はアメリカ代表センターのSylvia Fowles(シルビア・ファウルズ)選手のみ。実は今シーズンを最後に引退を表明しています。

(この選手がまた人柄が良くてみんなに慕われていて、その引退表明の画像とか涙ものです。)

強かった時代の選手は一人しかいないですが、ヘッドコーチは優勝時から変わっておらず先日のW杯予選からアメリカ代表のコーチを務めているCheryl Reeve(シェリル・リーブ)コーチ

アシスタントコーチには引退したレジェンド級選手を集めています。

やはりコーチ陣がしっかりしているチームは大きく崩れることはないですね。

そのコーチも(もしくは裏に優れたスタッフがいるのか)良い選手を見つけるのが上手で、目立たないけどいい選手を連れてきたりするんですよね。

あとは選手の中でも、このコーチのもとでプレーしたいという選手もいるみたいで、2年前ごろはもうだめかな、と予想していたら自然と強いチームになっている、ということがあったりします。(もちろん集めた選手のいいところを生かすような戦術を立てるのが上手ということもありますし。)

前置きが長くなりましたが、町田選手のマッチアップ。

これは絶対に面白い。

#2 Crystal Dangerfield(クリスタル・デンジャーフィールド)選手です。

身長165cmで今年3年目。WNBAで町田選手が入るまでは最も小さい選手。

リーグ内の最小対決になります。

2年前ルーキーの際に誰もが予想していませんでしたが、新人王をとっています。

スピードを生かしたドライブはもちろん、スリーポイントも高確率で決めてきます。ドライブからのフローターが得意で、ディフェンスを見てプレーできる頭のいい選手です。

この選手とコーチの相性がとても良いと思うんですよね〜。リーブコーチは彼女を発掘したし、すごく信頼を寄せていると思います。

小さい日本人にとって参考になる選手です。

この小さい対決は見応えあるマッチアップになるでしょう!

全チーム控え選手を挙げていると超絶時間がかかってしまうので省略します^^;

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5月10日 vs. ラスベガス・エースィズ | アメリカ代表ガードとの対決

(Acesっていうカタカナ表記ムズすぎ!)

ホームに戻ってエースィズ戦。

ここもガードの層が厚い。

おそらくスタートはアメリカ代表の

#12 Chelsea Gray(チェルシー・グレイ)選手でしょう。

Chelsea Gray選手 | Las Vegas Aces 公式サイトより

昨シーズンロサンゼルスのチームから移籍し、このチームで2年目になります。

180cm。スピードはないですが、高さ、パワー、オフェンス力のある選手です。

背が低い選手にはポストアップしてくる選手で、そこからターンシュートもできるし、広い視野を生かしてトリッキーなパスもしてきます。

#10 Kelsey Plum(ケルシー・プラム)選手とのマッチアップもあるでしょう。

Kelsey Plum選手 | Las Vegas Aces 公式サイトより

173cmの左利き。この選手もアメリカ代表です。東京オリンピックでは3×3の代表で金メダルを獲っていますね。

(控えで代表って。WNBA全体で層が厚い。)

大学時代の方がおそらく注目されていて、NCAAキャリアでの累計特典のレコード保持者です。プロになった当初はアジャストするのに苦しんでいたようですが、やはりポテンシャルは高く、年々成長しWNBAでも活躍をしています。

ドライブもしてくるし、スリーも入るし、パワーは上のグレイ選手に比べれば劣りますが、もちろん弱くはないです。

ディフェンスがあまり評価されていなかった記憶ですが、ここ数年でレベルアップし、いつも一人でオールコートであたってるイメージがあります^^;

3x3もやっているので体力はかなりあり、運動量が多いです。

でもプラム選手はポストプレーはあまり見たことないかなと。

5月13日 vs. ダラス・ウィングス

ホームでダラス・ウィングス戦。

ここもちょっと予想が難しいです。

なぜか毎年「若いチーム」っていう印象があったんですが、その若いメンバーが成長して中堅になってきたチームと言えるでしょうか。

#52 Tyasha Harris(タイシャ・ハリス)選手 178cm

Tysha Harris選手 | Dallas Wings 公式サイトより

もしくは#4 Moriah Jefferson(モライア・ジェファーソン)選手 168cm

Moriah Jefferson選手 | Dallas Wings 公式サイトより

この2人のどちらかかなとは思うんですが、二人が一緒に出ることもあり、その時はジェファーソン選手がPGです。あんまりどちらの選手も目立たないかな。

タイプ的にはジェファーソン選手がドライブ、ハリス選手がシュート(スリーやジャンプシュート)を得意としていると言えます。

サイズ的にはジェファーソン選手とのマッチアップがみたいですね。

もしくは、#24 Arike Ogunbowale(アリケ・オグンボワレ)選手がPGを務める時間もあるかもしれません。

Arike Ogunbowale選手 | Dallas Wings 公式サイトより

フィーバーのミッチェル選手以上にオフェンス能力ヤバ選手です。

173cmでこの選手もW杯予選でのアメリカ代表選手ドライブあり、スリーあり、ジャンプシュートあり、ステップバックスリーあり、などなどバリエーションが豊富です。

それに加えて、大学時代に決勝のトーナメント中に2度も試合を決めるブザービーターを決めたことがある選手で、

いわゆる「持っている」選手なんです。

あのKobe Bryant氏もそれを認めていたことは有名です。

ゲームメイク能力はそこまでないと思うんですがPGで出てきた時にはオフェンシブなガードになって攻めてくるでしょう。

恐ろしや。

まとめ

予想以上に長くなってきたので、一度このあたりで切ります。

私もうまくまとめたり、はしょればいいんですが、思わず言いたくなっちゃうこととか入れていくとどんどん長くなる^^;

一番見たいのは5月8日のデンジャーフィールド選手とのマッチアップですね^^

それ以外は身長の差をどうカバーしていくのかがチームの課題になっていくでしょう。

オフェンスについては会見でご本人とコーチの言葉にあったように、パスだけではなく自分で攻めることが求められるということで、ガンガントライしてほしいです^^

というかこうやってみると楽な選手なんて一人もいやしねえ・・・世界トップのリーグだから当たり前なのか・・・

ではまた次回、スケジュールに沿ってご紹介していきます!

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