ジョンケル・ジョーンズ選手のビッグトレードが決まったようで、WNBAは大激震。
噂すらなかったので誰もが驚きの動きでした。
他の動きも出てきているのでちょっとずつまとめていこうと思います。
(これから動きが激しくなると追いつけなくなってビッグネームとかしか書かなくなるかもですが、ご了承ください😅)
ジョンケル・ジョーンズ選手のトレードまとめ
コネチカットのジョンケル・ジョーンズ選手がニューヨークに移籍ということが決まりました。
コネチカットはここ数年優勝候補に挙げられて、惜しいところまで迫っていたんですが、ジョーンズ選手がニューヨークへの移籍を要望したとのこと。他のチームとの面談も行ったようですが、それでもニューヨークを選んだようです。
(FIBAもこんなTweetするって面白いな)
3チームが絡むトレードなのでちょっと分かりにくいですが、それぞれのチームの獲得をまとめると、
- ニューヨーク:コネチカットからJ.ジョーンズ選手、ダラスからケイラ・ソートソン選手
- コネチカット:NYからレベッカ・アレン選手とドラフト6位指名権、ダラスからタイ・ハリス選手
- ダラス:NYからナターシャ・ハワード選手、クリスタル・デンジャーフィールド選手のリザーブド権利
ニューヨークがかなり強くなりそうです。ジョーンズ選手はもちろんのこと、ケイラ・ソートソン選手もパワーがあってディフェンス上手、スリーも打てるフォワードの選手。
コネチカットはオーストラリア代表のディフェンス上手なアレン選手と、移籍後に活躍することが期待されるPGハリス選手。
ダラスは、複数回優勝経験のあるハワード選手と165cmのPGデンジャーフィールド選手を獲得。デンジャーフィールド選手はNYでいい働きをして、いよいよ安定した活躍の場となるかと思いきや、残念。町田選手と同じ「リザーブド」の状態なのでこの時点で契約は保証されていません。
ダラスは4番5番のポジションが過多なので、まだ動きがあるでしょう。
そして、Tweetしましたが、シアトルのスチュアート選手がニューヨークに移籍する噂があります。ご本人はこのツイート。(謎)
加わったらスサマジいチームになってしまいます。ジョーンズ、スチュアート、イオネスク・・・
さあどうなるでしょうか。
同コネチカットのジャスミン・トーマス選手、トレード!
ジョンケル選手のトレードの後に「コネチカットは解体か」と言及したんですが、まさか更にこんな立て続けに動きがあるとは!
2022シーズン序盤の試合中に膝の怪我をしてそれ以降は全休となった、ベテランでコネチカットの生ポイントガードであるジャスミン・トーマス選手がロサンゼルス・スパークスにトレードというニュースが流れてきました。
コネチカットには、敬称略、オリビア・ネルソンオドダ(ミスティクスと当たった時もめっちゃリバウンド取りまくってた背の高いセンター)、ジャスミン・ウォーカー、キアナ・スミスの権利が移ることになります。
そこまで超ビッグネームではないかもしれないですが、ここで面白いのは、ロサンゼルスは2023年からこれまでコネチカットを強豪に育ててきたカート・ミラー氏がヘッドコーチになっているということ。
LAにひっぱってきた。ということですね。
ポイントガードとしてはこれ以上の評価ってないんじゃないでしょうか。(しかも、あまり言いたくないですが、怪我明けで元のように動ける保証がない中でのこの信頼。プレー面だけでなくリーダー面の評価ということですね。)
かっこいい。コーチも、選手も。
ロサンゼルスはこれでさらにガード過多になり、コネチカットは主力選手というよりは層がちょっと厚くなるかな、というぐらい。どちらのチームもまだまだ動きがあるでしょう。
マヤ・ムーア選手、引退表明。
とうとう正式に発表してしまったか。と言う感じ。
マヤ・ムーアといえば、アメリカ代表、ミネソタの黄金期メンバーの一員で、続けてプレーしていればダイアナ・タウラシ選手のようなバスケ界のGOAT(Greatest of all time)と言われたであろう、超スター選手。
(GOATと言ってしまってもいい選手、伝説的な選手です。)
このWomen’s HoopzのTweetによると、高校の時から公式戦をカウントすると、491勝78敗、脅威の88%の勝率とのこと。やばっ。それ以外にも4度のWNBA優勝、MVP複数など色々受賞され、WNBAの25周年にWNBAを代表する歴代選手にも選ばれているお方です。
ボールを持ったら、相手チームだったら「あー得点してしまうよね」的な方です。笑
現時点で年齢は33歳、ドラフトとしてはシカゴのPGコートニー・バンダースルート選手や、LAのセンター、リズ・キャンベージ選手と同期。
ですが、2019年から、アメリカの司法制度に対しての取り組みを優先するため、プレーをしていませんでした。(難しい話になりそうですが、めっちゃドラマチックです!)
具体的には、冤罪で50年の懲役刑を科されたジョナサン・アイロンズという男性を救うため。
詳しく書くとまた長くなってしまうのでここでは割愛しますが、ムーア選手は18歳の時にアイロン氏のことについて知り、2016年から公に司法制度の改革について唱えていたとのこと。
そして、2019年からのこのムーア選手の取り組みによって、その男性は23年間冤罪で服役した後に2020年に釈放されました。
そしてムーア選手とアイロンズ氏は数ヶ月後にご結婚。2022年2月にはお子さんも産まれています。
(映画のようだ。)
そして、この度Good Morning Americaという番組にお二人で出演。公式に引退をする時だと発表されました。
「これからも今まで築いてきたことを続けたい。家族、コミュニティー、赤ちゃんとの生活、そして司法に対しての意識を高める活動を続けていきたい」とのこと。
いい表情をされています。寂しいけどバスケ選手としての顔とは違った、決意をされた顔をしている気がします。
これで、ミネソタの黄金期メンバーはみんな引退。これも寂しいなぁ。ムーア選手は2022シーズンで引退したファウルズ選手の引退を待ったのかな、とちょっと思ったり。
End of an eraですね。
これはWNBAリーグパスで昔の試合を見返してしまう流れだな。こうゆうときやっぱりリーグパスって他のリーグのに比べてだいぶいいなって思う、恐ろしく安いし。
最後に
オフシーズンの動きは面白いけど、やっぱり寂しい面もあって、1シーズンごとに色んなことが変わっていくんだと再認識させられる。人も変わっていくし、チームも変わっていくし。
それがチームスポーツのドラマチックさの一部だと思うとともに、大切に観なくてはですね。
コメント