FIBA女子ワールドカップ2022:9/22初日。アメリカを倒すには?!その他試合観戦記。

国際大会
この記事は約9分で読めます。

いよいよ始まりましたワールドカップ!

観た試合について少しだけ書いていきます。(アメリカ戦多め)

その前に、私は今朝DAZNが繋がらないという悲しい事象が起こりました😢同じ方がいるかもなので、もしその場合はご参考にしてください。

Ad Link

DAZNで問題発生😨

まず朝から大注目のアメリカ vs. ベルギーを観ようと、準備OKと思ったら、問題が発生しました。家で配信を観ていると数秒後にグルグルロード中のように表示され、その後エラーメッセージ。更新してもう一度トライしても数秒後に同じ、スマホでトライしても同じ・・・続けて観ることができない😨その後予定があったのでひとまず諦めて、予定が終わって夕方に開いても同じ😑

グーグル先生に聞いてみたら、たくさん記事が出てきて、DAZNにはそういった事例が多くあったようで、DAZN側のトラブル、回線が遅い、ブラウザの相性が悪いなどの理由があるらしいです。

私の場合はPC視聴で、ブラウザをFirefoxにしたら今は観られています。(でも何となくまだ不安な気が…)

もしエラーになってしまう方がいたら、Googleで検索して色々な記事があるのでご確認いただくのがいいと思います。

Ad Link

アメリカ vs. ベルギー

個人的には大大注目だったこの試合。

アメリカは、WNBAで優勝したラスベガスの選手が優勝パレード参加のため未合流(大会2日目の9/23の朝に合流)、ラスベガスとファイナルで対戦したコネチカットの選手2人は合流したばかりで、フルメンバーではなく、完成度もまだまだといった状況。

その中で強豪ベルギーとの試合で、アップセットがあってもおかしくないのではと思っていました。

結果

87-72でアメリカの勝利

気づいたこと等

  • アメリカのディフェンスの強度が目立ちました。メンバーが若返りをしたこともあり、ディフェンスのプレッシャーが強い気がしました。ボールディフェンスへのプレッシャー
  • アメリカのスタートのメンバーには正PGはいないのですが、ロイド選手、スチュアート選手、トーマス選手のバスケIQ&器用さで対応。
  • ベルギーは外からのシュートが比較的当たっていて、シュートが入ればディフェンスがセットできたり、ゾーンが敷けたりするので良かったのですが、シュートが入らない時やターンオーバーでオフェンスが終わってしまう時に、アメリカの速攻が出たり、ディフェンスで戻れてもアメリカがマンツーに対して1on1能力が高いこと点数が離れた部分かなと思います。特にスタートメンバーが出ている時に。
  • やはりスタートに選ばれるには理由がある。アメリカはメンバーが変わると、ベルギーのゾーンに対するオフェンスに所々苦戦していたように感じます。出場時間もスタートの選手の時間が30分近くと結構多めです。
  • ベルギーは最初にやられた後に立ち直すのが早かったのはさすが。やっぱりみなさんバスケIQが高く、綺麗なバスケで、今大会でも上位に入ってくるでしょう。もう一度、日本との対決を観たいですね🔥(観たい気も観たくない気もするけど🤣)

今後の試合について。アメリカを倒すには?!

イオネスク選手はWNBAのニューヨークではポイントガードをやっていますが、やはりプレーは正PGではなく、どちらかというとやはりSGっぽいので、現在のメンバーにはPGがやはり不足している感があります。

ですが、先ほど挙げたスチュアート選手、ロイド選手はこのあたりはバード選手のレガシーを引き継いでいるなぁと感じました。タイミングとかパスの出し方、スペーシングなどが上手だなと思います。(加えて得点力もあるからすごいですよね。)そして数日前までファイナルをプレーしていたトーマス選手もやはり上手。この器用陣でカバーしていました。

ここから明日、プラム選手、グレイ選手、ウィルソン選手が合流予定とのこと。プラム選手は個人的にはSG枠なので、グレイ選手がどこまでコントロールを見せるか楽しみにしています。

さて、「アメリカを倒すには?!」とキャッチーなタイトルをつけましたが、その要素を書いていきます。「日本が」ということだけではなくどのチームについても言えることかなと思います。

ディフェンス

  1. ディフェンスリバウンドを取る。
  2. アメリカのオフェンスを遅らせる。速攻、アーリーを止める。
  3. ゾーン:相手を混乱させるディフェンス。

対アメリカだけではなく、当たり前のことも含んでいますが、特にアメリカに対してはこの辺りの意識が重要だと思います。

アメリカは高さと多少のコンタクトがあってもねじ込んでくる強さがあり、ペイントエリアでのシュートはこれからも高い確率で決めてくるでしょう。いいディフェンスをして悪いシュートを打たせても、ディフェンスリバウンドが取れず、ペイントエリアで高確率で決められてしまったら意味がないので、スクリーンアウトをすること、ゴールしたにポジションを取られると手の長さで取られてしまうので、その前から戦うことが重要だと思います。

2つ目として、ベルギー戦でも何度かありましたが、速攻やアーリーは止める必要があります。3つ目として挙げているゾーンがやはりある程度は効果的なので、アメリカとしてもボールを早くもってくることを意識して、アウトナンバーや1on1の能力で、より簡単なスコアを狙っているはず。対戦チームとしてはそれを阻止したいところです。それにはオフェンスを良いシュートで終わる(&オフェンスリバウンドにも絡んでいる)、ターンオーバーで終わらない、ということが大切です。

そして3つ目。ゾーンと書きましたが、アメリカの判断を遅らせること、戸惑ってしまうことをやるという意味です。スタートの選手に関しては判断が早いのですが、ベンチから出てくる国際経験がそこまでない選手たちに関してはこの辺りをついた作戦が効くようです。

日本のトラップやスクリーンに対する守り方が多くあり、どれも連携が良いのは強みです。さらにそれをアメリカは知っているはずなので、その事前情報も判断を遅らせること、少しでも消極的にさせることに繋がっていると思います。「チェスゲーム」ですね♟️

オフェンス

  1. アタックする。
  2. ファールをもらう。
  3. アウトサイドシュートの確率

ベルギー戦では、アメリカのディフェンスの強度が強く、そしていつものことながらリーチが長く、それによってターンオーバーが誘発されたり、思うようにパスが展開されなかったり、というシーンが多く見られました。

そこから受け身になったり、後ろ重心でプレッシャーを受けてはダメです。プレッシャーをかけられて怯んでしまうと、プレッシャーをかけられ放題なので、一線を切ってしまう、ボールを持っている人がアタックすることが重要です。オフボールでもカットするとか。

もちろんチームの決まり事や決まったナンバープレーがあり、それをコールした後だとそういった意識がなくなってしまいがちなのですが、ディフェンスに対して、「この人はドライブもしてくるんだ」「バックカットがあるんだ」といったように選択肢があることを先手を打っておかないと、プレッシャーかけられ放題になってしまい、そこからプレーしづらくなってしまいます。先手先手でオフェンスからプレッシャーをかけたいところです。

アタックすることによって、2番目のファールをもらうにもつながります。高さがありゴール下でのファールをもらうのは至難の業ですが、ドライブやカットの過程で積極的なプレーに対しては審判もファールを吹きやすくなります。

特にスタートの選手にファールをさせたいところです。ファールをするなと言われているとは思いますが、あの選手たちの出場時間を制限することができればかなり大きそうです。(ラスベガス陣が加わると経験のある選手が多くなってしまいますが。)

そして3つ目。やはりシュートを決めること。ある程度、運の要素も絡んできますがそれは置いておいて、良いシュートを強い気持ちで打つことが大切で、それを続けていれば入るはず!特に日本はここが入るか入らないかで試合展開が大きく変わってくると思います。(入りますようにと祈るのみ🙏)

アメリカのこれからと日本

初戦でベルギーに勝ってしまわれたので、この勝利でヨーロッパのチームに対してはチームも、コーチ陣も、ある程度安心したのではないかなと思います。無双してしまう予感すらあります。

一方で、個人的には日本は特別視されている気がしています。他のチームと特徴が大きく違うので。

アメリカメンバーやばい、という声をお見かけしますが、日本も十分すごいです。個々の能力はアメリカが世界で突出していると思いますが、連携に関しては特にこのワールドカップは低めに感じています。

その連携では日本は世界一だと思います。また、基礎力やバスケIQ、ベンチ層の厚さも世界トップレベルです。全員バスケでまず予選を勝ち抜き、決勝でアメリカと当たって良い試合となるのが楽しみです。

Ad Link

それ以外の試合(一言感想)

  • ボスニアヘルツェゴビナ vs. プエルトリコ:ジョンケル・ジョーンズ選手が代表では自由にやっているのが好きです。ディープスリーを決めていました👏 試合は大差でプエルトリコが勝ったようで、スタッツを見るとジョーンズ選手以外の得点がなかったのが痛かったのかなと。
  • カナダ vs. セルビア:ほんの一瞬だけ観ました💦 WNBAで波乱万丈のシーズンだったフェニックスのキア・ナース選手がカナダ代表として復帰しているのが観れて何より🥲 試合はカナダが勝ったのは予想外でした。カナダはこれから強くなりそう。
  • 日本 vs. マリ:最初は様子見というか固さがあったように見えましたが、平下選手が良かったですね。リズムを作っていたように見えました。試合全体でもスリーが43.2%とこれからの強豪との試合でもこれぐらい決めるといい展開になると思います。リバウンドは取られていたので課題ですね。どの試合でも重要になります。他チームと比べて層が厚いので、各選手の出場時間を抑えることができるのは、毎日試合が行われることを考えると後々大きいと思います。2日目からが更に強い相手との試合で接戦になるはず。応援したいと思います!
  • オーストラリア vs. フランス:
    • この試合は面白かった(というかちゃんとリアタイで観られた唯一の試合😭🤣)。フランスのギャビー・ウィリアムス選手が絶好調でしたね。WNBAでは主にディフェンス等でハッスルする選手ですが、オフェンス面でも大活躍されて、腿の怪我で戦線離脱したジョハネス選手の穴を一人で埋めていました。オーストラリアはWNBA選手がたくさんいて、さらにWNBA/オーストラリアのレジェンドのローレン・ジャクソン選手が復帰して、すごいメンバーを揃えているんですが、初戦惜敗となりました。
    • オーストラリアはポイントガードが欲しい気がします。今は本来のポジションではないウィットコム選手がやっていますが、彼女の良さが活きていないしもったいない。あとはフランスと何が違うというと緩急がない?同じペースで進んでいくこと、フォワードの選手層が厚いけどプレースタイルが似ていること、がディフェンスとしては守りやすいかなと思いました。
    • 終盤にタルボット選手がガッとドライブしたんですが、ああいった勢いのあるプレーと、ゆっくりなパスまわし、とか緩急つけたらもっと良くなりそうな気がします(背景は何も知らないレベルなので完全に個人の感想です)。

最後に

試合が詰まりすぎて、WNBA以上にどの試合を観ていいか迷ってしまう嬉しい悩みです💦

こんな感じの感想を不定期で書いていこうかなぁと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました