ギリギリのタイミングとなりましたが、オールスター本戦、3ポイントコンテスト、スキルズチャレンジの参加者とルールが発表されました!
ちなみに時間は以下の通りです。
- 日本時間 7/10 (日) 早朝4時〜:3ポイントコンテスト、スキルズチャレンジ
- 日本時間 7/11 (月) 夜中2時〜:本戦
オールスターサタデー:3ポイント&スキルズ
日本時間7月10日(日)のオールスターサタデーの概要です。
3ポイントコンテスト
参加選手
参加選手はこちらの通りです。一番右の3つの数字が2022シーズン、左から成功数、投試数、確率です。
カタカナでも。(敬称略)
- アリエル・アトキンス(ワシントン)
- ライエン・ハワード(アトランタ)
- ジュエル・ロイド(シアトル)
- アリケ・オグンボワレ(ダラス)
- ケルシー・プラム(ラスベガス)
- アリー・クイグリー(シカゴ)
クイグリー選手が2017、2018、2021の優勝選手なので、大大大本命と言えるでしょう。プラム選手が成功数では71で42%の確率なのでそこも注目でしょうか。
個人的にはやはりクイグリー選手かなぁ。スリー打ち続けるのって疲れるので、プラム選手の打ち方だと後半疲れちゃいそう。ハワード選手、オグンボワレ選手とかも「持ってる系」として面白そう。というか全部面白い。ルール的にディープスリーを持っている選手も有利なのかと思ったり。
スーバード選手が最後のオールスターなので3ptコンテストも出るかなと思ったけど以前出場して散々だったので断ったのかなと予想。
クイグリー選手のコメント訳です。
自分のホームタウンでオールスターの一員となれることにとてもワクワクしています。前年優勝した時に最後にしようかと思っていたので。しかし、シカゴでもう一度挑戦できるチャンスを逃す手はないと思いました。ホームのファンの前でパフォーマンスすることが楽しみです。ホームはいつでも最高です。
WNBAウェブサイトより
ルール
6人の選手が制限時間方式でスリーの得点を競う。予選とファイナルにわたって行われる。
- ボールラックは5箇所に設置。ラックに置かれるボールの4つはWNBAのオフィシャルボールで決めると1ポイント、5つ目は「マネーボール」という1本決めると2ポイント加算されるボール。
- マネーボールを打つには同ラックのWNBAオフィシャルボール4つ全てを先に打たなければならない。
- 5つのラックのうち、全てが「マネーボール」のラックがあり、各選手はその設置場所を5箇所から選べる。
- 「ザ・デューゾーン」という台がディープスリーの位置2箇所に設置され、そこに置かれた緑色「ザ・デューゾーン・ボール」を決めると3ポイントが加算される。(Mountain Dewという緑色の炭酸飲料がスポンサーするイベント)
- ラックの移動については、次のラックに移動するためにはすべてのボールをシュートしなければ移動できない。
- 打つ際に3ポイントラインを踏んだりライン内に足が入っている場合はカウントされない。「ザ・デューゾーン」に関しては、コート上のそのゾーンを表すペイントに足が片方入っていれば良い。
時間制限
70秒(1分10)で「ザ・デューゾーン」を含めた27個のボールをできるだけ多く打つ。
フォーマット
予選:
- 順番はWNBAによって決定される。
- 得点が高い3選手がファイナルに進む。
- タイがあった場合は、別途同じルールで30秒間のタイブレーカーを設け、勝負が決まるまで行われる。
ファイナル:
- 3選手が参加。順番は予選で得点が低かったほうから。
- タイがあった場合は、全く同じルール(70秒)でタイブレーカーを設け、勝負が決まるまで行われる。
スキルズチャレンジ
参加選手
こちらの通りです。(敬称略)
- ライエン・ハワード(アトランタ)
- サブリナ・イオネスク(ニューヨーク)
- ジョンケル・ジョーンズ(コネチカット)
- ケルシー・プラム(ラスベガス)
- ナリッサ・スミス(インディアナ)
- アズレイ・スティーブンス(シカゴ)
- コートニー・バンダースルート(シカゴ)
- ジャッキー・ヤング(ラスベガス)
イオネスク選手のコメント
スキルズチャレンジへの参加にワクワクしています。Nikeイベントに参加したことのある私にとっては、若い選手とペアになってイベントに参加できることもさらに特別な意味を持っています。このオールスターウィークエンドで起こること全てを楽しみにしています。
WNBAウェブサイトより
ハワード選手のコメント
1年目にオールスター、スリーポイントコンテスト、スキルズチャレンジすべてに選出されたことは大きな意味を持っています。小さい頃からずっと見てきた選手たちとこんな舞台で戦えることは現実でないように感じますが、自分の力を発揮できることが楽しみです。
WNBAウェブサイトより
ルール
各選手とNikeのイベント参加をしている子ども1人がリレー形式で、ドリブル、パス、俊敏性、シューティングスキルを試すコース上の障害物をクリアしていく。
形式
- 2チームが別のコートを使い、同じタイミングで競っていく方式。
- 勝ったチームがトーナメント形式で次ラウンドに勝ち進む。1回戦で8チームが競い合い、4チームが2回戦へ。そして2回戦の勝利チーム2チームが決勝へと進む。
- タイがあった場合にはもう一度同じルールで行われる。
オースルターサンデー:オールスター本戦
出場選手
選手、コーチはこちらにまとめていますのでご覧ください。今のところ欠場選手は出ていないようで、このまま行くと思われます。
特殊ルール
昨日発表された特殊ルールです!こういったエンターテイメントもいいですね!
4点シュート
スリーのライン外のトップ2箇所(スリーポイントコンテストの「ザ・デューゾーン」かな)に4ポイントスポットが指定され、シュート前に片足が入っていて、シュートが入れば4点カウントとなる。
20秒ショットクロック
通常の24秒が20秒に短縮される。オフェンスリバウンドがあった際のリセットは14秒で同じ。
フリースローは自動的に得点カウント
フリースローが発生するシチュエーションにおいては与えられるフリースロー投試がすべて成功するとみなされた分の得点がカウントされる。(たとえば3ポイントへのシュートファールがあり、そのシュートが入らなかった場合はフリースロー3ショットだが、それがフリースローなしで3点とカウント)
4Qの最後2分間と延長(あった場合)のみフリースローが通常通り行われる。
WNBAオールスタートリビア
情報を集めていたらこんなものもあったので追記。(以下敬称略)
オールスター全体
「1」アトランタのライエン・ハワード、ニューヨークのサブリナ・イオネスク、ラスベガスのケルシー・プラム、ジャッキー・ヤングにとって1度目のオールスター出場。
「2」ラスベガスのアジャ・ウィルソンにとってはチームキャプテンは2度目。前回は2019年にチームデレダンと対戦し129-126という過去最高のスコア対決で勝利。
「4」ラスベガスとシカゴから最多の4選手の出場。
「5」ロサンゼルスの選手がオールスターMVPを受賞した数。
「6」今回のオールスターに参加する過去レギュラーシーズンMVP受賞者の数。
- シルビア・ファウルズ
- ジョンケル・ジョーンズ
- ネカ・オグミケ
- キャンデース・パーカー
- ブリアナ・スチュワート
- アジャ・ウィルソン。
「9」今回のオールスターでスターターを務めるドラフト1位指名の選手の数。
- スー・バード(2002)
- キャンデース・パーカー(2008)
- ネカ・オグミケ(2012)
- ブリアナ・スチュワート(2016)
- ケルシー・プラム(2017)
- アジャ・ウィルソン(2018)
- ジャッキー・ヤング(2019)
- サブリナ・イオネスク(2020)
- そして今回名誉スタート選手とされているブリトニー・グライナー(2013)
「11」今回のオールスター全体でのドラフト1位指名の選手の数。上記選手に加えてジュエル・ロイド(2015)、ライエン・ハワード(2022)
「25」W25というWNBA25周年を記念して選ばれたWNBAで最も影響力のある選手からは6名が選出。バード、ファウルズ、グライナー、オグミケ、パーカー、スチュワート。
「26」2021年のオールスターではWNBA代表としてアリケ・オグンボワレが26点をとってMVP受賞。チームも(オリンピック前の)アメリカ代表に93-85で勝利。
「29」オールスターのキャプテン、共同キャプテンのオールスター選出回数を合計すると29。バード13回、ファウルズ8回、スチュワートとウィルソンはそれぞれ4回。
「147」これまでのリーグの歴史の中で147名の選手がオールスターに選出されてきた。
「1000」オールスターウィークエンドで選手たちはシカゴのコミュニティにて合計1000人以上の子どもたち向けにイベントを行う。
「1999」最初のWNBAオールスターは1999年7月4日にニューヨークのマディソンスクエアガーデンで開催された。
コーチ
「7」チームウィルソンを率いるベッキー・ハモンHCのオールスター出場回数。選手として6回、そしてコーチとしては今回が初。
「2021」シカゴ・スカイのウェイドHC。2021年に初のリーグ優勝をし、今回は初のオールスターのコーチ。
スー・バード
「3」WNBAで10年ごとの3つの異なる年代で優勝した唯一の選手(2000年代、2010年代、2020年代)
「13」バードが持つ、オールスター選出数のWNBA記録
「2002」バードの初めてのオールスターは2002年。
シルビア・ファウルズ
「2」ファウルズがミネソタで優勝した回数。2015、2017とどちらもファイナルMVPを受賞。
「4」ディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーの受賞回数。歴代1位タイ。
「5」ファウルズは5年連続でオールスター選出。
ブリトニー・グライナー
「42」#42 ブリトニー・グライナーはコミッショナーによって選出。選出は8度目。名誉スターターとして選ばれた。
最後に
サタデーが本当にリーグパスで配信されるか実はまだ不安ですが・・・そう信じて楽しみです!
ケルシー・プラム選手、ライエン・ハワード選手は土日全部のイベントに出場しているんですが、特にプラム選手はただでさえラスベガスはベンチ層が薄いのに疲れはたまらないのでしょうか😅💦 怪我にだけはお気をつけて🙏
本戦はショットクロックが20秒になり、 フリースローもなくなることで、超スピーディーな展開になることが予想されます。得点もどこまで伸びますかね。
バード選手の最初のオールスターが2002と20年前というのが凄すぎる。147の選手が選出されてきたとあったけど、こうやって色々な選手が入って、そして引退していって、多くの選手(チーム、組織、リーグ、ファン、コミュニティももちろん)によって作られて今の形があるんだと感じたトリビアでした。
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