悔しいですね〜。負けたのもそうだけど、試合を通して中断が多くモヤモヤする試合となりました。
結局戦評は毎回やらないと思いますって言ったけどこれはもうやる流れ🙌 ここまできたらできないの悔しくなってくるタイプ😂
試合前ニュース
前日の記者さんたちからの情報通り、アリーシャ・クラーク選手のこの試合からの復帰が決定。
それに伴い、ステファニー・ジョーンズ選手がカットされました。
まだ合流予定の選手が2人います。まずフォワードのケネディー・バーク選手、それからセンターのエリザベス・ウィリアム選手。
現在のロスター上では、ケイティー・ベンザン選手がハードシップ契約なのでケネディー・バーク選手が戻ってくるタイミングでカットされます。
前回の試合での活躍で会場のファンからも人気が高かったよう。さらにティーボーコーチも「余分な枠があるのであれば契約したい」と言っていますが、まずこのタイミングでのリリースは免れないようです。(今後、健康衛生プロトコル入りする選手が増える可能性を考えると、どこかのタイミングでまたハードシップ契約となることもありえます。)
試合の流れ
スタートは(敬称略)
- エレナ・デレダン
- マイーシャ・ハインズアレン
- アリーシャ・クラーク
- アリエル・アトキンス
- ルイ・マチダ
1Q:29-19
デレダン選手、町田選手のピックプレーや、早い切り替えからの町田選手からの長いリードパス。
これまでの試合と比べ、ディフェンスからオフェンスの切り替えが早くなった。それもあり町田選手は開始5分で4アシスト。
ハーフコートオフェンスではデレダン選手、アリエル・アトキンス選手中心に(どちらの選手も1Qはフィールドゴール100%の確率)シンプルなオフェンス。ピックから1-1、ドライブからのパスアウトなど。
途中町田選手に代えてベンザン選手投入。それまでのゲームのスムーズさはなくなったが、フロアスペーシングの意識が高く、ディフェンスをしっかりと見られるミスティクスの経験のある器用フォワード陣がまとめる。デフェンスでは上背で勝る同フォワード陣の高さもあるのか、相手のシュート率が上がらない。
2Q:44-41
ミスティクスは3回連続ターンオーバーでこのクォーターをスタート。
ウィングスはそれらターンオーバーからの早い展開や、1vs1からの点数が決まり始め、昨シーズンまでのこれぞウィングスという感じ。
オグンボワレ選手がのりはじめ、1人で5本連続スリー。そしてそこにヘルプが寄ったところで味方のスリーをアシスト。ウィングスのシュートが決まるため、ミスティクスは1Qのような早い展開に持っていくことができない。さらに1Q高確率で決めていたミスティクスのシュートも決まらなくなる。
ウィングスは、このクォーターにダブルセンターでサイズをあげてきた時間帯もあった。デレダン選手に上背があり手が長いアワック・クイアー選手をつけたことで、デレダン選手の得点がスローダウン。ボールもらうのに苦戦していた。(確認したところその2人のセンターの+/-はゲームハイの+13だった)
この時間帯にリズムが悪くなった理由と考えられるのが(個人的意見)
- ミスティクスのオースティン選手が入った時間帯。オフェンスの際のスクリーンの後のスペーシングや合わせの時に迷子になっていて、スペースを潰してしまっているケースがあった。(まだプレーを覚えきれていないのかなと。ミニッツが限られているのもこのためのよう。これから!)時間が前後するが、この辺りで相手のスリーが入り始めていたよう。
- ミスティクスのチームオフェンスのリズムがおかしかったので、新しいセットを試みているのかと思ったが、相手ディフェンスが高めの位置でガード(多くの場合町田選手)にボールを持たせないように、もしくは高めからプレッシャーをかけていた。そのため、ハーフに入る際のオフェンスエントリーがスムーズに始まらず、セットまで時間がかかったり、何も動かない状況からスタートという形を強いられたのが問題のように見受けられた。
相手ガードのタイ・ハリス選手の2Q以降からのガードに対するディフェンスがとてもよかった。スムーズにいかなかったのは彼女の継続的なディフェンスの部分が大きそう。
3Q:55-66
ミスティクスのオフェンスはデレダン選手の1on1やピックプレー中心だが、どうもワンパターンで、1回のオンボールスクリーンや仕掛けでどうにかならない時にプレーが止まりがち。リズムの良いドライブが少なく、ゴールに対するオフボールのカッティングも少なかった。
2Qから引き続きシュート率も上がらない、またターンオーバーが多いため、相手の速攻、早い攻めへとつながってしまう。アリーシャ・クラーク選手のポストプレーなど単発でつないだのみで厳しい内容の3Qだった。
これまでスリーを中心にやってきたウィングス。2Qにも出てきたセンターのティアラ・マコワン選手のポストプレーを何ポゼションか継続。シャキーラ・オースティン選手のブロック、若い2名がやりあってて良い。(感想)
2Qに引き続き、ウィングスのハリス選手、もう1人の控えガード、ベロニカ・バートン選手が高い位置からボールマンをピックするため、エントリーがスムーズにいっていないことが多々。
デレダン選手はスタートのイザベル・ハリソン選手につかれている時は得意意識があるのか積極的にボールをもらい攻めるが、その他の選手とのマッチアップはきつそう。ミスティクスがラスベガス・エースィズのウィルソン選手相手にやったように、ウィングスは異なる時間帯で異なる選手をディフェンスとしてつけてきていた。
4Q:86-94
4Qのスタートもターンオーバーから開始(厳密には相手に対してのパスカットから開始だったがスティールし返され、その後ミスティクスがまたターンオーバー)。
オフェンスの流れがよくないがどうにかつないでいた中、マイーシャ・ハインズアレン選手がオフェンスのドライブに行った際に謎のフレグラントファール レベル2で一発退場(後述します)。
その際、残り7:12で、ゲーム最大の17点差。
直後、オースティン選手のドライブ、町田、アトキンス、デレダン(敬称略)の連続スリーでつなぎ、相手に途中返されながらも11点差、残り4:38。
その後、良い流れになりそうな気配もあったが、ターンオーバーやファールでフリースローを与えてしまうなど流れに乗れず均衡状態。
残り4分をきり、13点差。町田選手の早い運びからゴール下へのアシストや自身のスリーポイントで10点差に。
しかし、3分を切った後のフルタイムアウト直後、5秒バイオレーション。これは痛かった。
残り1:12、グッディーから相手のクリアパスファールを誘い、アトキンス選手が2本フリースローをもらうも両方とも外す。これは痛かった。(コピペ)これを決めていれば89-82のミスティクスボールだっただけに。
その後早い攻め、ファールゲームをするも詰められず、86-94で試合終了。
1Q 29-19
2Q 15-22
3Q 11-25
4Q 31-28
全体的に気づいたこと
※あくまで個人意見で悪くいうつもりも批判するつもりもございません🙇🏻♀️ 他にこんなこと気づいたよ、意見あるよ、という方はぜひ教えてください😊
オフェンス
- まずとにかくミスティクス「らくしない」ターンオーバー数。特にクォーター最初のプレーやタイムアウト明けのミスはいただけない。
- クラウド選手の不在によりペイントアタックできる選手が限られていて(アトキンス選手のみ)、ワンパターンになりがち。ピックのプレーもいいが、縦のドライブも必要。
- 同じくクラウド選手の不在で、ボールコントロールできるのが町田選手のみで(ベンザン選手に関してはシューターという位置付けと思っている)オフェンスのエントリーから流れが作れない。
- フリースロー。アトキンス選手が本日50%。決めたいところ(負担が大きいのは承知🙏)
ディフェンス
- ウィングスのオフェンスに関しては、1Qも同じことはやられていて、その確率が上がっていっただけとも言える。
- スリーを打たれすぎている。これまでの試合においての相手チームのスリー投試数を確認したところ、ラスベガス17本、ミネソタ21本、インディアナ22本、それに対してウィングス29本。ガードが中心となって乗らせたら怖いチームというのは分かっているので、打たれ続けられないようにした方が良いのではないか。(ラスベガス戦のようにドライブさせて潰すのが理想では?)
- 平均失点(まだ3、4試合だけど)を大幅に上回っていて、90点台は取られすぎ。ミスティクスの平均得点が現在84.3点(今日の試合含む)なので、それ以上取られると厳しい展開になると思われる。
- 一方で、ウィングスのスペーシングについてはかなり広く取っていて守りづらそうだったのは確か。外からの1on1をやらせようという意図でそうしており、ほぼアイソレーションの形なためヘルプしづらい。
- 数回はヘルプからブロックも見られたが、本当の意味でのブロッカーがいない。現ロスターではオースティン選手その役割で、彼女がいるとカバー力があり、ゴール下の存在感があるのだが、ローテーションの仕組みを学びきれていないかもしれないのが気になるところ。
- ディフェンスリバウンドも同じことが言える。器用なフォワードが揃っているが、相手センター陣と比べた時の強さといったら分が悪い。4Qの最後これを止めればまだどうにか勝つ可能性があったところでリバウンドが1つ取り切れなかったのがとても印象的だった。今後エリザベス・ウィリアムス選手が合流することで解決できることかもしれない。(オースティン選手もそれを見て学べる)
町田選手
31分出場 8点(うちスリー2/3)、4リバウンド、7アシスト、2TO
スコアリング
- 決めたのは3、4Qだが、以前より打つべきときに打てていてとても良いと思う。あとは精度を高めていくだけ!(なんか上からみたいに聞こえてしまったらスミマセン💦そんなつもり皆無🙅🏻)
- 予想されていたことだが、スクリーンプレーがある場合、町田選手のディフェンスは全部アンダーできている、更に相手のディフェンスのローテーションにおいても、打たせてもOKというディフェンスをしてきている(他のチームも同様に対策してくると予想される)ので、今日ぐらい、もしくはもっとやってしまっていいと思う。
- ずっと取り組んでいるっぽいドライブからのプルアップが決まってくると最高🙌
パス、アシスト
- チームのディフェンスからオフェンスへの切り替えが早くなり、縦パスが増えた。開始5分で4アシストだったのはその縦パスと、ハーフでのオフェンスの流れが良かったからかと思われる。
- あとは、何も生まれない時のペイントアタック→パスアウトを期待してしまうけど、あまりやっていないのは何か理由があるのかな。
- 本日のターンオーバー2つはどちらも2Qの最初に連続でディフェンスの手にかかってしまったもの。ケアレスミスだと思うのでご本人には引き続き意識をしていただいて攻略していってほしい。
ディフェンス
- 今日は外から1on1をされて、ペイントエリア内で上から押し込まれることはあったが、1on1のディフェンスはスタッツにも出ているらしくチーム最高レベル
- 気になるのが、ラスベガス戦でもあった、町田選手のマークマンが、少し上背のあるフォワードとかに選手にスクリーンする時。スイッチはもちろんしないけど、スクリーンされたディフェンスがやっぱりタイミングが少し遅れてしまうのが見られる気がする(ショーディフェンス、バンプはしているけど)。特にゴール下で起こっているからヘルプも行けないし、どうするのがいいのか。
フレグラント・ファール レベル2について
本日、4Qにマイーシャ・ハインズ・アレン選手がとられてしまったフレグラントファール レベル2。
定義は「不必要な余計なコンタクト」。
オフェンス、ディフェンスかかわらず、暴力的なファールや危険なファールで取られることが多いです。Twitterでもあげましたが、先日行われた別の試合でのフレグラント2はこちら。
まったく種類が異なるのですが、このような危険でバスケのプレーから逸したコンタクトが取られることが多いです。
(そう言えばこのキックされたソートソン選手、今日は味方がバックファイアしたボールが顔に当たってたな、そんなキャラ😅?フィジカルで良い選手です←フォロー)
公式な場で審判を批判すると罰金が課せられることがあることを理解し、それを受け入れつつ、復帰したアリーシャ・クラーク選手は試合後インタビューで、そして実況解説の2人も試合中にあれはバッドコールだったとコメントしていました。
ティーボーコーチもその後の試合の中で、審判の「Consistency」(一貫性)について審判に伝えていたよう。
私の個人的意見としても、今日のマイーシャパイセンのファールがフレグラントなんてありえないと思います(オフェンスファールではある)。動画で確認してあの判断は信じ難かったですし、こちらもTweetしたけど、審判以外の第三者が映像を確認した方がいいって思うぐらい「?」なコール。審判の目からはそれ以外に起こっている細かいこと(例えばこの選手と相手選手がファールにならない程度にぶつかり合っているとか)が見えていると思うので、現実的ではないけど、それぐらいひどい。フェアな判定をするための動画判定なのに基準がブレている気がしました。
フレグラントが出た場合、リーグでレビューが行われ、ひどい場合は出場停止が課されます。(さすがにこれで出場停止くらったらリーグへの不信感しかない😑)
最後に
2022シーズンのチームとして初めての負け、同時に町田選手にとってもWNBAでの負けとなってしまい悔しいですね。1Qが良かっただけに。
町田選手については試合ごとに慣れていっているように見え、それがスタッツにも表れています。手術後復帰した(私の推し)アリーシャ・クラーク選手との相性もバッチリに見えます。走ってくれますし、合わせてくれますし、ポストもやってくれます😊(めっちゃ推す🤣)
あと今日の試合で印象的だったのは、ティップオフ前に相手選手とタッチしていくときに相手選手が「Welcome back」っぽい感じで迎えてくれたこと🥺
アリーシャ・クラーク選手についてまだ知らないかたはこちら見てください🙇🏻♀️(推す)
ハインズアレン選手の出場停止がないことを願いつつ(あったらまじ🤬)、今日のフィルム(試合映像)を研究しつくして頂いて…次回アウェイのダラスで同じ相手にリベンジをして欲しいです!
それでは本日もお読みいただきありがとうございました。
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