特にWNBAをこれから見る方必見!ディフェンス不可な3選手!(シューター系)

注目選手
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町田選手のミスティクス加入で、WNBAを見始めるという方むけのシリーズとして、注目選手を紹介していきます。第一弾は、誰もが見ていて面白い「身体能力ヤバスコアラー系」(身体能力ヤバ中のヤバ、特に見ていて面白い選手達)をご紹介しました。

第2回目の今回は、シューターをご紹介します。

このカテゴリーは日本人選手も負けていなくて、挑んでほしい選手がたくさんいます。

それも含めて日本人選手と比べていただくのもいいかもしれないです。

上記の身体能力ヤバスコアラー系は意外と選ぶのが簡単でしたが、今回のシューターは難しい!1人目以外は賛否あると思いますが、試合を観る中で、クラッチっぷり、ここで決めてくれってときの勝負強さも含めての個人的な3名チョイスです。

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#14 Allie Quigley(アリー・クイグリー)選手 | シカゴ・スカイ

1986年6月20日生まれ、現35歳。

178cmのシューティング・ガードです。

2006年に創設され、昨シーズンついに初優勝を果たしたシカゴ・スカイに所属するベテランシューターですが、実はクイグリー選手にとってもWNBAでは初めての優勝でした。

選手として生き残るのがおそらく世界一狭き門であるWNBAの中で「超」がつく遅咲きの選手です。

もともと2008年のドラフト22位でシアトル・ストームから指名。しかしトレーニングキャンプでカットされています。

同年はフェニックス・マーキュリーと契約に至っていますが、その後どこかのチームに定着することなく、WNBA内で4チーム渡り歩きます。2008から2012まで4チームなので大体1チーム1シーズンという頻度で移籍していることになります。

そして2013年に5チーム目となるシカゴ・スカイに移籍してきます。

それまでのスタッツは決していいものではなく、最高のシーズン平均得点は2010年の3.5点。よく2013年まで残っていたなというぐらいの成績ではあります。

が、シカゴに移籍してからブレーク。

移籍1年目はシーズン平均3.8点、2年目となる2014年には平均11.2点、2015年には 11.1点と急成長し、2014年、15年とシックスウーマン(ベンチから出場して活躍する選手に与えられる)を受賞しています。

プレースタイルはキャッチ&シュートや、相手が出てきたら抜く技術やステップバックも得意。

決して早かったり爆発的なバネをもっていたりするわけではないのですが、落ち着いてコントロールされた動きで安定したシュートをうってくる選手です。

洗練されていて無駄がない、美しい身体の使い方、ステップの踏み方。バスケIQも高く、ディフェンスを見ての判断力も優れています。また、運動量も多く、運動量が多いながら無駄が少ないという印象があります。

なので日本人にはとても勉強になる選手だと思います。

スリーポイントシューターとしても、オールスターのスリーポイントコンテスト史上最多3回(2018、2017、2021)の優勝で証明済。

リラックスした余計な力が入っていないシュートフォームですね。

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#32 Sami Whitcomb(サミ・ウィットコム)選手 | ニューヨーク・リバティー

1988年7月20日生まれ、現33歳。

178cmのシューティング・ガードです。クイグリー選手と同じ身長ですね。

この選手も遅咲きの選手。

2010年のドラフトでシカゴ・スカイに指名されるも、プレシーズンゲームで数試合プレーした後解雇されています。

その後WNBAチームから拾われることなく、ドイツやオーストラリアのチームで6、7年プレー。2015〜2018シーズンにプレーしたオーストラリアのチームで、2017シーズンにおいて主に得点やスリーポイントでリーグ記録をバンバン樹立し、そこから2017年にWNBAのシアトル・ストームに拾われることになります。

その後、同チームは2018年、2020年と優勝しています。どちらもこの選手なしでは優勝できなかったのではないかなと思います。

とくに2018年はブレイクした年。ベンチから出てきてスリーを決める姿が記憶に新しいです。

プレーの特徴としては、とにかくシュートのモーションが早いことと、これまたクイグリー選手と同じく運動量がハンパないことです。

運動量については同じチームの選手からも、「練習で一番マッチアップしたくない選手」と言われるほど動き回っています。

2021年にトレードでニューヨーク・リバティーへ。チーム自体がまだ未完成という感じなのですが、徐々に核となるメンバーが揃い始めています。

チーム事情的にポイントガードをすることもあるのですが、個人的な意見として、良いときもあればターンオーバーも多い印象があるので、純粋にシューターポジションでやってほしいなと願ってます。

生まれは米国ですがオーストラリアに帰化し、同国代表としてプレーしています。

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#3 Diana Taurasi(ダイアナ・タウラシ)選手 | フェニックス・マーキュリー

これは賛否めっちゃあるかもしれないですね。

3人目は悩んだ結果、WNBAのGOAT(Great of all time:最高選手)との呼び声が高いタウラシ選手としました。

1982年6月11日生まれの39歳、183cmです。

高校、大学のときから有名で上記2名とは違い、ドラフト1位指名で2004年にフェニックス・マーキュリーに加入し、それ以降同チームでプレーを続けています。

この選手はシューターというか、何でもできる選手で、バスケIQも高い、パスも上手、シュートも入る、めっちゃ勝負強い、ずる賢いというマッチアップしたくない選手の上位だと思うんですが、

年齢を重ねるにつれ、徐々にシューター的になってきたのと、試合をきめるシュートを決める、そしてチームに任され続けることから選出しました。

判断力がずば抜けています。状況に応じて何がベストか判断して、それまでもっていけちゃう選手。

WNBAでも大学でもありとあらゆる賞を受賞して、WNBAでは3回優勝、金メダルも5個も持っていて、もう獲れるものは獲り尽くしているような状況。

その年齢もあり、WNBAのキャリアはこの先そう長くないかもしれないですが、東京オリンピックの際に6個目に挑戦するか、と冗談混じりに言っていたので、それを期待したいものです。

この人はまた人柄が面白い。

先日、アメリカの大学トーナメントの決勝をライブで流しながら、タウラシ選手が大学から仲の良いこちらもレジェンド級選手のSue Bird(スーバード)選手と2人で解説・・・というか自由にゲストを迎えたりフリートークをしたりしたテレビのショーがあったのですが、本当頭の回転が早いというか瞬間的に面白いことを言うのがすごいなぁと。ウィットに富んでいるというんですかね。

裏表がまったくない、批判を恐れない、まっすぐな方だなと感じます。

オフシーズンや引退後にぜひこんな仕事やって欲しいなと思います。

最後に

ということで賛否両論あると思いますが、シューター3名でした。

ミネソタ・リンクスのKayla McBride(ケイラ・マクブライド)選手も迷ったのですが、クラッチプレヤー、欲しいときにマークをかいくぐって決めてくれるかという点でこの3人としました。

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