Wリーグ 12/25 富士通-三菱電機 試合メモ

Wリーグ
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今節は12月25日(日)の富士通 vs. 三菱電機のみ視聴しました。

1試合なので、いつもの試合メモよりちょっと戦評風に?まとめてみました🔥

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富士通 vs. 三菱電機

ディフェンス合戦。

お互いスカウティングがされていて、1Qは特に富士通のオフェンスは三菱のヘルプ、ローテーションのチームディフェンスに未然に守られているような印象を受けた。三菱のオフェンスに対する富士通のディフェンスはスカウティングというより、いつもの富士通のチームディフェンスの良さ、という印象。渡邉選手をできるだけ自由にさせないようにして、ヘルプを厚くするディフェンスだった。

富士通としてはこういった時には縦の動き、1on1の動きが効果的だと思う。途中江良選手や田中選手のドライブ、岡田選手のスリー、1on1があり、点数が動いていった。町田選手、赤木選手も積極的にプルアップシュートを打ち始めたので、Q1-Q2のクォーター間で何か指示があったのかもしれない。

一方の三菱電機。核となるのはやはり渡邉選手。ボールを持たせても駆け引きができるし、オフボールでも同様で、さらにチームで彼女に合わせようという意識が高いのでうまい連携がいくつか見られた。そこで来るのが分かっていても針の穴を通すような合わせ。

また三菱は、サイズのアドバンテージがあるのでローポストも積極的に狙っていた。それ以外にも少しのディフェンスミス、遅れを突いているシーンがよく見られたり、質の高いディフェンスの種類の多さも強み。連携の高さはやはりリーグトップだと感じる。

富士通も同様に連携では負けていない。チームディフェンスはもちろん、オフェンスでもなかなか点数が動かなかったところを我慢しつつピック&ロールで点数につなげるといったシーンや、ディフェンスから速攻へのギアチェンジには一体感を感じる。

後半は田中選手の負傷から点数が大きく動き始めた。

富士通としては集中が切れてしまったか、スクリーンに対するディフェンスやターンオーバーで簡単なシュートを与えてしまっていた。(ファールトラブルもあり、いつも一緒に出ていない5人で出ていることからのスイッチミスもあったり、奥選手がチームディフェンスに慣れていないようにも見えた。)この時間帯に根本選手のシュートがあたりはじめ、点差が大きくつき始めるかと思われたが、富士通は中村選手が奮闘。味方に注意がいった隙を見てドライブやフリースローからのスコアで食らいつく。

4Q、三菱の連携が増していく。プレッシャーをかけたい富士通の気持ちが、逆に三菱が裏をかくという連携の良さに繋がってしまったよう。

対する富士通は町田選手が引っ張る。ドライブから連続得点、スティールからまた流れを引き寄せる。そこから連続で富士通のディフェンスが成功、そして早い段階でのスコアを重ね、点差を縮める。

最後は時間がないところで町田選手のスリー。オフェンスリバウンドを取り、再びスリーを打ったところでファールがありフリースロー3本を得るも、2本の成功にとどまり、56-57で三菱の勝利となった。

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最後に

両日共に60点以下というロースコアとなり、ディフェンスの良さが際立つ2チームの戦いは2試合とも三菱が僅差を制する結果となった。

スタイルは違えど、連携が良く、合わせが上手い2チームでもあり、それが逆に守りやすさに繋がっていたのが特に1Qだったと思う。そこから場面によって異なる選手が引っ張る展開となったのがそれぞれの選手の気持ちが表れているようで面白かった。

個人的に感じたことは、

ひとつは田中選手の奮闘。正直これまでオフェンス面での脅威という印象はなかったのが本音だが、今回いつものオフェンスリバウンドに加えてドライブでサイズ&身体能力を活かしたプレーや外からのシュートを決めていく場面が多く見られた。

ああいった姿を見ると、自由にアタックさせたほうが活きる選手なのかなと感じた。

ディフェンス力、機動力の面で存在感がある選手で、チームの現状況からオフェンスでも今後注目したいと思った。

二つ目は、町田選手が4Q残り5分ぐらいから連続でアタックした場面があったが、それ以外の時間帯でももっと町田選手が攻めてもいいのではないかと感じたこと。

PGとして配分することも必要、ロスターも揃っていないのでといった事情かもしれない。また試合がつまっているのでコンディションもどうかと思う。が、メンバーが揃ってくるようになれば、また新しい選手が出場するようになれば、そういった姿を期待したい。WNBAで課題とされたのはそういった姿ではないかと思う。

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