次こそは馬瓜ステファニー選手の記事を書こう、と思ったけど、前回の更新から数日で移籍市場全体がけっこう大きく動いているので、そちらを優先。
(ニューヨークは表に出てきている動きが少なくて、トレーニングキャンプの人数も埋まっていないようですので、もうちょっと埋まってくると比較したりしやすいのもある。)
エレナ・デレダン選手(ワシントン→休)
まずは町田選手が一緒にプレーしたワシントン・ミスティクスの大エース、エレナ・デレダン選手のお休み宣言。
ミスティクスにコア指名され、その後同選手がトレードを要求している、フェニックス・マーキュリーに加わる、なんて噂が上がっていたようですが、バスケから離れて休むことが発表されました。
実際に何が起こったかは想像しかできないですが、チームはデレダン選手のトレードを他チームとうまくまとめられず?
デレダン選手としては、優勝の可能性のあるチームでプレーしたい(現状のミスティクスでは厳しそう)。もしくは何かしらの理由で、HCやGMの現チーム作りが気に入らない。シーズンをプレーするのは負担が大きい。
もしくは身体のなんらかの健康状態か。
コア指名されている=ざっくり言うと、そのチームからすると「この選手は誰にも渡さないよ」みたいな宣言で、ルール的に言うとそのチームが優先権を持つということ。その代わり、契約に至る場合はスーパーマックス契約をする理由があります。
そのマックス契約の権利を蹴って、休むということなので、大きな決断であると感じます。
休む期間ですが、「Some time off」なので、わからないですね。1年の可能性もあるし、複数年かも。もしかしたら休みの間に気が変わることだってあり得ます。
同選手は別にご自身で色々ビジネスをやっているみたいなので、バスケ選手としてだけでなく、それ以外の面もより大切にしているように見受けられます。
ここでの休みというのは色々なタイミングが重なった、ということかもしれないですね。
ネカ・オグミケ選手(ロサンゼルス→シアトル)
おー!シアトル入り!
先週はスカイラー・ディギンススミス選手がシアトル入りしたことが発表されましたが、その後ネカ選手のシアトル入りが発表されました。
妹でESPNのアナリストであるチネイ・オグミケ選手がインタビューしているのが素敵です!
(敬称略)
チネイ:なんでシアトルを選んだの?
ネカ:シアトルは歴史がある組織で、自分に一番合うと感じたから。
最後に・・・
ネカ:グリーンの服を着てくれてありがと(シアトルのチームカラーがグリーンなので)
チネイ:着なきゃいけないに決まってるでしょ
このしめくくりが良い。
たしかにシアトルの雰囲気と合っているなぁ。
これでチームとしては、ディギンススミス選手、ロイド選手のアンストッパブルなガード陣に加えて、フォワード、センターポジションも充実している感じです。
これまでセンター陣がエジ・マグべゴー選手とマルセデス・ラッセル選手とサイズはあるけどそこまで器用ではない2人だったのが、ネカ選手が入ることで器用さアップ。うまくフィットしそうです。
もう一人、コントロールできる経験あるガードか、サイズがあってガードもできちゃいそうな器用なフォワードがいればさらに充実しそう。
でもロスターはベテランと若手がいい感じに揃っています。
カリア・コパー選手(シカゴ→フェニックス)
これが一番驚いた!
シカゴ・スカイのエース。信じられないような身体能力のコパー選手がトレードでフェニックス・マーキュリー入り!
これは想像していなかった。
シカゴ・スカイ優勝時にMVP。そのチームは解体したけどコパー選手が残って。これからもチームを引っ張っていくだろうなっていう勝手に無意識に思っていたけど。移籍するなんて意識もしていなかった。
NBAもそうですが、チームのエースであるトップ選手が移籍をする、というのが当たり前の時代だなという感じです。
「Loyal」:日本語にするとチームに対しての忠誠心が高いことを言い表す単語なんですが、プロ、大学などアマを含めて、薄れつつあると感じます。
個人的には、1チームに居続けるプロ選手はカッコイイ印象はあります。チームというかその「組織」「地域」に所属している、という考え方を含めて。
引退したスー・バード氏、NBAではコービー・ブライアント氏、レジー・ミラー氏など。
でも、同時に、チーム側がLoyalではない場合、例えば選手のパフォーマンスが悪かったらトレードの対象になる、大幅減俸が提示されるとか、そういった場合もあって、
それは「プロ」チームとして、経営として強くならないといけないので、ビジネスとして仕方ないこと。
なので選手側だけLoyalという部分が評価?されるのは不公平というか、おかしな話ではある。
選手が自由にチームを選択できる(もちろん実力ありき)のはいいことではあって、そのほうがリーグ全体の競争力アップにもつながると思います。
それが大切、と思うことと、自分のファンとしての目線からするとずっとこのチームを応援したい!って熱が入るかどうかはまた別で。
心と頭が違う考えを持っている感じです。
応援者のエゴですね。チームを離れてしまうのは寂しいなぁと思いつつも、選手の決定は応援!です!
話はだいぶそれましたが・・・
マーキュリーはこのシーズンにかけている感じがしますね。強化が進むほど、今年契約最終年であるタウラシ選手のキャリア最後のシーズンなのかも、と思ってしまいます。
これまで獲得したのはナターシャ・クラウド選手、コパー選手、ベッカ・アレン選手。
上ポジションはかなり充実しています。グライナー選手が下でゴリゴリポストアップ、シューターとスラッシャーでダブルチームしにくい。というチーム構成がわかりやすい感じ。
代わりにリバウンドの鬼、ブリアナ・テイラー選手がいなくなりました。グライナー選手以外の下の選手が欲しいところでしょう。というかいないと厳しい。
それにしても因縁の仲で有名なコパー選手と、シューターのソフィー・カニングハム選手が同じチームになるとは・・・。不思議。(まだトレードの可能性もありえるか)
その他
キャンデース・パーカー選手はやはり現役続行を発表しました。ラスベガスとの1年契約とのこと。
オフシーズンに現役続行するかどうかを1年ごとに決めているという同選手。勝手な想像ですが、もしラスベガスが再び優勝したら引退してしまいそうな気がしています。
昨シーズンは同チームが優勝はしましたが、パーカー選手はシーズン途中から怪我で離脱してしまったので、自身が貢献して優勝、ってなったら、もしかしたら。ですね。
あとは、ダイアモンド・ダシールズ選手🥽がシカゴ復帰というのも面白い。身体能力溢れる選手ですが、2020年に脊髄神経鞘腫?(腫瘍が脊髄などを圧迫)の手術をされて、事後に発表。その前後で個人的に苦しまれている印象。大大大スパークして欲しいなあ。
その記事はこちらのESPNのページにあります。写真だけでも見る価値あり。内容はGoogle Chrome使って全ページ一気に翻訳することができるはずです。
最後に
WNBAオフシーズンが動いていて、NBAもトレードデッドラインがあって(追っているわけではないけど)、そして代表戦もあり・・・。
1試合目はスペインに対してスリーが爆発して勝利。2試合目は地元ハンガリー負けてしまった。ハイライトしか見ていないですが、リバウンドのところと、あとはなんだかんだで地元の雰囲気はあるでしょう。
代表戦は、日本は死のグループ的な言い方されていますが、正直どのグループもあまり変わらないって思います。
FIBAランクなんて最新の強さが反映されきれているわけではないので、ある程度の目安で。
日本は相性から言うと、高さがやたらあるチームや、身体能力溢れまくるチームじゃないほうがいいと思います。
相性が良いのが、そこそこの上手さはあるけどちょっと雑なチーム、その雑さを身体能力で押し切れないチームじゃないかな。(表現があいまいすぎるw)
最終戦はカナダ。WNBA選手も多々いますが、相性は悪くないんじゃないかと思います。オフェンスリバウンドは絶対に取らせないを徹底して、あとは自信、でしょうか。
次回こそ、(大きな移籍ニュースが出て来なかったら&ちょっとNYの動きがあったら)ステファニー選手について書こうと思います。書く書く詐欺にならないようにしないと。。
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