先日ニューヨーク・リバティー:以下NYとのトレーニングキャンプ契約が発表となった馬瓜ステファニー選手。(先日といってもだいぶ前。書く書く詐欺がひどい私)
昨年を思い出しつつ、生き残る可能性がどれだけあるのか、考えてみたいと思います。
咋2023シーズン
NYは昨オフシーズン、スチュアート選手、ジョンケル・ジョーンズ選手、そしてコートニー・バンダースルート選手と、殿堂入りするだろうというような3選手を加え、「スーパーチーム」とも言われていました。
それ以外も各ポジションにタレントが揃う中でのステファニー選手の挑戦。結果は残念ながら本シーズンの契約には至らず。
チームとしてはファイナルまで進み、多くの人が期待していた前シーズン王者ラスベガスとの対戦。先に3勝した方が優勝となるファイナルで、1勝3敗で敗退する結果となりました。
オフシーズンの動き
ここまでの動きはかなり少なめ。特に昨季と比べると。
大きめな動きとしては、制限なしフリーエージェント(制限なし:簡単に言うとチーム側に交渉の優先権利みたいなものがない)になったセンターのステファニー・ドルソン選手は古巣であり、町田選手が所属したワシントン・ミスティクスに移籍。
ジョンケル・ジョーンズ選手が2年契約。
ブリアナ・スチュアート選手に関しては「コア指名」(簡単に言うとコア指名された選手に対してはチーム側が交渉権を持ち、その代わり1年のスーパーマックス額での契約)されて、おそらく1年契約の締結に至ると言われている。
それ以外で契約が確定の選手・・・という表現がいいのかわからないが。つまり来年のチームに残るであろう選手という意味、(Her Hoop Stats参照: https://herhoopstats.com)
- サブリナ・イオネスク選手(NBAオールスターでカリー選手と3ポイントコンテスト対戦。さらに有名になった感)
- コートニー・バンダースルート選手
- ベニージャ・レイニー選手
- ケイラ・ソートソン選手
- ニヤラ・サバリー選手
チームから「リザーブド」(フリーエージェントだけどNYが交渉権を持つ)の状態が、魅せるプレーと美人選手ということで人気なマリン・ジョハネス選手。
※リザーブドについてはこちらの町田選手の記事も参照ください。
それ以外に現時点でのトレーニングキャンプ契約がステファニー選手を含めて6名。
ということで、現時点で残留が確定orほぼ確が青文字の7名。
登録人数は規定でシーズン直前までに1チーム12名(サラリーキャップ次第では11名になったり)にする必要があるので、普通にカウントすると現時点であと4、5枠あるということです。
残る可能性は?!昨オフシーズンと比較して
昨シーズンもステファニー選手はトレーニングキャンプ契約で、残り3枠を争う状態になっていました。下記記事ご参照ください。
争った選手はレベルが高く、リーグ内で経験のあったり身体能力が高い選手だったり。
今シーズンの4、5枠を争う選手を見ると、昨シーズンよりはステファニー選手に望みがありそう(あくまで個人的意見)。ここからドラフトがありますがNYは11位が一番上の指名なので、そこまで力のある選手が残っているかは疑問点であるところ。
他にも可能性がありそうと思う理由を掘り下げてみます。
チャンスがありそうと考える理由
ディフェンス
まず、昨シーズン中からファイナルまで、NYのチームとして結局最後まで抱え続けた課題は「ガード陣のディフェンス」でした。
ファイナルでは、イオネスク選手、ジョハネス選手が1on1を仕掛けられるターゲットにされていたのが明確で、NYとしてはそれが敗因の一つであったと言えると思います。
特にあのラスベガスに勝つにはガード陣のディフェンスは必須。(ちなみにラスベガスのメンバーはほぼ変わらない、もしくは強くなる可能性もあり)
流石にここは強化しなくては、という考えをチームのフロント陣は持っていると思うので、そうなってくるとディフェンスの能力が高いステファニー選手はアピールできると思います。というか、それは昨季のトレーニングキャンプでもディフェンス面は十分にアピールできていたのではないかと個人的には感じます。
昨季のキャンプ終盤に「残留する手応えがある」ということをご本人がおっしゃっていたんですが、そのディフェンスの部分や上記2選手と対する自身のオフェンスの部分でそう感じたのではないかなと。
それとも・・・個人ディフェンスはある程度捨ててチームディフェンスをゴリゴリに磨いてくるか。。うーん、やったとしても限度があるので、NYが優勝を目指すのであれば&フロント陣がしっかり考えていれば(失礼w)ガード陣のディフェンスは必須だと思うんですが。
枠を争う選手
上記にも書きましたが、昨年は争う選手たちのレベルが非常に高かったです。
今年が低いというのではなく、昨年が枠が限られていて更に争う選手のレベルが高かった。
今年は、ハン・シュ選手の契約は切れているよう(特にチーム側が交渉権を持つなどの制限はなし)ですし、ジョハネス選手に関しては、上記のワシントンに移籍したドルソン選手と仲良しなんですよね。インタビューやら普段の様子を見ているとジョハネス選手は内向的っぽい方なので、その仲良しな選手がいなくなることで戻ってこない可能性もなくはないのではないかと思っています。
さらに、他に有力なフリーエージェントの選手も見当たらずのような。そもそも、ブリアナ・スチュアート選手と契約するにはマックス契約しなければならないので(上記参照)、そうするとサラリーキャップも限られ、それ以外に大きな契約はできないというのもあります。
ステファニー選手やトレーニングキャンプ参加2年目ということで、どのような流れでキャンプが進んでいくかについては経験があり、それもご本人からすると自信につながるのではないかと思います。
最後に
NYの動きはまだ遅く、これから追加でトレーニングキャンプ参加者などが発表されると思います。
あくまで昨年よりも可能性が高い理由、という視点で考えた内容で、それでもシーズンに向けて契約に至ることのハードルが高いのは間違いありません。
コミュニケーションの課題はスペインリーグ参加で少し状況が変わっているとは思いますが(スペイン語を使っていると思いますが、結構英語と似ていますし&英語も使ってそう)、それでもネイティブの日本語よりは簡単ではないので、引き続き課題なのではと思います。
同時にNYはハン・シュ選手、ジョハネス選手が属していたことが示すよう国際色豊かで、HCも理解がある方なので、実力を証明できればそこまで問題ではなさそう。
なので現時点では個人的には可能性があると言えると思います!
また動きがあったら書こうと思います!(また書く書く詐欺にならないように)
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