WNBAファイナル Game 1 試合内容と記者会見

2022 Playoffs
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早朝4時からはやはりタフでした😪(選手たちの戦いに比べたら1ミクロもタフではないのでこんな言葉使うのは情けないですが…)

3:30には起きて前半は見た記憶があるのですが、ハーフタイムで落ちてしまったらしく…後半は音声を聴いていた記憶がなくもない😑・・・そして午後に再度みました。こんなことになるなら最初からリアタイじゃないほうがいい気もするけど、リアタイしたいというわがまま🫠

ファイナルの記事に関しては試合内容と記者会見、それぞれ短くまとめっぽくいこうと思います。本当は記者会見を全部訳したいのですが、本業のことを考えると時間が間に合わなさすぎて…ご了承くださいまし🙇🏻‍♀️

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試合内容

オフェンスのラスベガス vs. ディフェンスのコネチカットと試合前にも取り上げられていました。

圧倒的な破壊力でフェニックス、シアトルを破りファイナルに進んだラスベガス。インサイドのフィジカルさを中心とし、ダラスを破り、そして昨季のチャンピオン、シカゴをアップセットしたコネチカット。

それぞれ試合の組み立て方が異なる2チームではありますが、インサイドがどちらもフィジカルな選手で溢れていることは共通しています。インサイドが相殺される中、それ以外の選手がどうインパクトを残すかが注目となるシリーズです。

序盤はラスベガスが早速自慢のオフェンス力を発揮し、高確率でスコアを重ねていき、これはラスベガスが一気に持っていくのかと思いきや、コネチカットもガードの2選手が結構積極的だったのが印象的でした。

2Qになるとラスベガスのシュート率がガクンと落ちてフィールドゴールは3本しか決められず同クォーターでは9得点のみ。

一方のコネチカットは(敬称略)ジョンケル・ジョーンズ、アリッサ・トーマス、ブリオナ・ジョーンズのゴール付近での得点が伸びて、特に目立ったのは、ゴール下で囲まれた後などにブリオナ・ジョーンズ選手がミドルで決めていた場面がいくつか。

ラスベガスとしてはあれは打たせていいと決めているシュート(確率が低いので)だと思いますが、よく決めたという感じでした。あれがこれからも決まると、ラスベガスとしては対策しなければならないので大きそうです。

3Qになると今度はコネチカットのオフェンスがちょっとリズムが狂ったり、思い切りに欠ける場面が多く、24秒バイオレーションを取られることも。一方のラスベガスは中々シュート率が上がらないなか一人レベチのグレイ選手。このクォーターの得点を引っ張っていました。

3Qの終盤にこれまで怪我で欠場して出場時間がかなり短めに制限されていたデリカ・ハンビー選手が出場すると、得点としては2点しか取っていないのですが、4Qも出場し、大きいスティールや相変わらずの運動量の多さで貢献していました。(こうゆう選手が活躍っていいですよね🔥)

この選手の投入からゲームが動き、コネチカットが2Q後半からリードをしていましたが、3Q終盤に一気に逆転。

4Qはコネチカットは引き続きインサイドで。一方のラスベガスは外中バランス良く。結局最後の1ポゼションでコネチカットが3点ビハインド。ナンバープレーがあまりうまく決まらず、シュートが外れ67-64でラスベガスが1-0とまずはリードする形となりました。

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スタッツ&気づいたこと

60点台にまでディフェンスのやりあいになるとは、というのが正直な感想でした。また、スタッツを見ると色々ツッコミどころ満載です。

  • お互いシュート率がFGは40%に満たず、スリーポイントもラスベガスは20%、コネチカットは31%とスコアが伸びなかったですね。
  • 目立つのがフリースローの本数。投試数が5本とコネチカットが圧倒的に少ないのですが、おそらくこれはラスベガスがファールはするなという決まりがあるのが大きそうです(ベンチ層が超薄いので)。あとはウィルソン選手がファールにならないでグッディーをするアンバイが上手。さすがディフェンス王。
  • コネチカットはやはりオフェンスリバウンドが強く、7本勝っていますが、セカンドチャンスでの得点はそこまで伸びていないですね。悔やまれるところです。
  • コネチカットはスティールが多い、ペイントエリアの得点も速攻の得点も多い、アシストも多い、FG投試数も20本近く多い、ターンオーバーもいつも多いコネチカットにしては少なめ、とスタッツだけ見たらコネチカットが勝っていてもおかしくないスタッツです。
  • ラスベガスはシュート率が上がらないなかで地味にフリースローで稼げていたのがかなり大きそうです。それだけで16点稼いでいます(コネチカットは3点のみ)。

ロースコアの部分もコネチカットの試合展開で、コネチカットとしては勝てた試合だったと思うのですが、3Q、4Qにかっさらわれた感じでしょうか。もったいないミスがなければ勝っていたかもしれないですね。

前回の記事で個人的に注目選手として挙げたハイダマン選手(コネチカット)は序盤から積極的で良かった一方、ボナー選手、コートニー・ウィリアムス選手が不発。コートニー・ウィリアムス選手はスリーは打たせてプルアップは打たれないような対策をされていたので、ある程度仕方ないかもしれないですが、ボナー選手はもうちょっと出来そうな気がしています。優勝経験者ですし。どこかミスティクスのアリーシャ・クラーク選手と境遇がかぶる感じ、オフェンス能力があるのに活かされない感じと勝手に思っています。コネチカットはインサイドの得点はある程度計算できると思うので、それ以外の選手の頑張りが勝利には必要ですね。

一方のラスベガスの注目選手としたプラム選手。シュートセレクションがあまりよろしくない日でした。たしかにコネチカットはプラム選手には気持ちのよいドライブはさせないように未然に手をうったり、スクリーンにはハードヘッジをしたりしているので、そこでリズムを作れなかったのかもしれないです。特にアリッサ・トーマスの運動量やケアによるディフェンスにやられていたかなと。

その中でグレイ選手は引き続き好調を維持。一発狙いのパスがミスとなりターンオーバーが6なのはご本人も反省していたようですが、やはりこの選手がトップの位置から1on1をすると高い確率で決まります。

ウィルソン選手もあれだけ守られていて24点はすごい。速攻を走れるのもすごいよな〜。体力が本当におばけ。それでも、ラスベガスはこの2人以外の活躍が必要になってくるでしょう。

今回も得点面ではないですが、ハンビー選手が投入されたことが大きな転換点となりました。ジリジリとお互い削り合う試合にはこういったスパークが必要なんでしょうね。

バスケって面白いです。

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記者会見

ラスベガス:ハモンHC

戦いだった。前半は試合前に話したことは一切できていなかった。けど3Q、4Qでそれらをよくやってくれた。

オフェンスでは厳しい内容でコネチカットのディフェンスを評価せざるを得ないし、わたしたちもシュートが入らない日で、両方が原因だったと感じるが、コネチカットはタフなチームでこれが彼女達の望むスコア展開。フィルムを見て調整する必要がある。

勝てて嬉しいし、負けるより良い。けど、もっとうまくできることがあると思う。

ラスベガス:グレイ選手

ウィルソン選手の4Qタイムアウト中の声がけについて:

チームで集まったハドルの中でいつも的確なことを適切なタイミングで言ってくれ、エネルギーを注入してくれる。何を言ったかはここでは言えないことだが笑。

より高いレベルのプレーをするために必要な言葉で、リーダーとして「相手にこういったプレーはさせてはダメ」「集中しよう」といったことを言ってくれた。リバウンドを取る、ディフェンスで相手にスコアさせない、チームメイトのためにプレーすることにつながる声がけになっている。

コネチカット:ミラーHC

「ディフェンスでやりたかったことが多くでき、コネチカットが望む展開になった」ので結果は残念。

(🐍:ちなみに、元WNBA選手のハモンHCがコロラド州立大学に在籍していたときのアシスタントの一人がカート・ミラーコーチだったそうです。なので20年以上バスケでつながる仲ということですね👏お互いファイナルという最高の舞台で戦うなんて素敵です。)

コネチカット:アリッサ・トーマス選手

プレーオフで、レギュラーシーズンのときに起こったことはもう何も関係ない。0勝0敗の状況から始まる。

必死に序盤から戦ったが残念ながら時間内にラスベガスがより多くスコアをして、わたしたちが失点をおさえられなかったということ。しかしGame 2があるので、映像で確認して準備をしたい。

最後に

コネチカットはシカゴとのシリーズの時もそうでしたが、相手のオフェンスのリズムを崩すのが上手ですね。繰り返しになりますが、ラスベガスをここまでロースコアに持ち込むのはフィジカルさがなすべき部分なんでしょう。ラスベガスとの相性はとてもいいなと感じます。

Game 2は、このコネチカットのディフェンスにどうラスベガスがオフェンスを組み立て直してくるか、そしてコネチカットはどこの自チームのオフェンスを調整してスコアを積み重ねようとするか、そんなところが見どころとなると思います。

Game 2は9月14日(水)10AM〜です。

(日本に優しい時間ですね。)

それでは今回もお読みいただきありがとうございました!

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