現地2/1から選手とチームとの契約が解禁となったので(これまでは交渉のみOKの期間だった)、日本時間の2/1の夜中からさっそく動きがありすぎて、未だに落ち着かない感じです。
さっそくまとめていきます。
ミスティクスの動き
まずはミスティクスから。
町田瑠唯選手
ミスティクスが町田選手との間にあったリザーブドの契約状態を放棄しました。
「放棄」というとネガティブなニュアンスがある気がしますが、ミスティクスからのリリースを読むと、町田選手のことを考えてという部分もある、早めの対応だったと言えると思います。
昨シーズンはルイを組織の一員として迎え、とても楽しみました。しかし、ロスターの計画が変わり、次のシーズンには同様の機会を与えられないことになりました。これによってルイは、彼女によりフィットする他のチームを探せるようになります。組織として彼女の幸運を祈っています。
マイク・ティーボーGM(ミスティクス公式リリースより引用)
先日、以下の記事で解説をした通り、町田選手はミスティクスとしか交渉ができない「リザーブド」という状態でした。
しかし、今回のこの権利放棄の動きによって、完全なFAとなり、どのチームとでも交渉できるようになりました。
後述しますが、本日クリスティ・トリバー選手という、2019年にミスティクスが優勝した際のベテランPGと契約というニュースがありました。
すでに「ガードポジション」には、(敬称略)
- ナターシャ・クラウド
- アリエル・アトキンス
- 新しく契約したブリトニー・サイクス
- 延長契約のシャトリ・ウォーカーキンブロー
- 昨シーズン怪我で1年リハビリ中のルーキー、クリスティン・ウィリアムス(契約未定)
- エビナ・ウェストブルック(トレーニングキャンプ契約)
- ジャズミン・ジョーンズ(トレーニングキャンプ契約)
と、全員PGではないですが、ガードがだいぶ渋滞していました。ここに更にクリスティ・トリバー選手が加わることになったのでちょっと多すぎます。
十分なチャンスを与えられないということが今回の決断の一つの理由ということでしょう。
(他にも考えうることがあるのでそれについて後日また記事を書きます。)
繰り返しになりますが、これから他チームに自由に挑戦できることになるので、ある意味よかったのではないかなと思います。個人的には、ミスティクスのスタイルに合わせるのも良さが死んでしまう感じもするし、逆にチームが合わせてくれることもないので、前向きに捉えられるのではないかなと。
町田選手ご本人もインスタで「自分にとって特別な場所のひとつになった!!これが次に繋がるように…」と発信しています。
ご本人がこの先に目指すところは分からないですが、自身の良さが活きる場所が見つかりますように🙏
キンブロー選手再契約、トリバー選手復帰
お二人とも、2019年優勝メンバーです。
キンブロー選手については昨年もプレーし、ベンチから勢いをもたらす選手としてご活躍されていました。チームの決まり事なども慣れているのでそんなことから再契約に至ったと思われます。
トリバー選手は14年目?となる36歳のベテランガード。
ロサンゼルス・スパークスに所属していましたが、NBAのアシスタント・コーチ職も兼務しており、NBAのシーズンが終わってからチームに合流しています。
今回もミスティクスのリリースを読む限り、現在ACとして所属するダラス・マーベリックス(ルカ・ドンチッチ所属)のシーズンが終わり次第合流のようです。
個人的にはスリーがよく入る、遠くからでも決める、自分でも1on1でスリーを作り出せる、勝負強いお方、という印象です。
キャリアにおいて大切な時間を過ごしたチームにキャリア最後に帰ってくることがありますが、トリバー選手もそんな感じなのかも。
それ以外では、すでに情報が出てきていた、サイクス選手の獲得、クラーク選手のラスベガスへの移籍が公式に発表されました。
ブリアナ・スチュアート選手、NYへ
自身のTwitterで発表されました。
エンパイアステートビルも「STEWIE」と歓迎ムード(合成?)。動画の黄色いユニフォームは、おそらく出身のシラキュースで小さい時に着用していたものだと思います。
スチュアート選手はインタビュー動画で移籍の決め手をこのように答えています。
ここのところ感情がジェットコースターのように行き来していた。ニューヨークに地を移す理由は、自分がグレイトになり続けたいから。このリーグが成長すること、リーグの基準を上げていく事に貢献できるのはニューヨークだと考えたから。そう考えるとスポーツにおいても最大のマーケットであるニューヨークを選ばない理由はない。このチームに最初の優勝をもたらしたい。
チームには多くの可能性があると思っている。素晴らしい選手であふれている。無私でいることで他のチームと一線を画したチームとなれる。まだシーズンまで時間はあるが、これから取り組む準備はできている。(移籍することは)自分でも信じられない。
スーパーチームかはわからないが、チームとしてなりうるベストになろうとしている。繰り返しになるが、才能にあふれたチーム。優勝を狙いにいく。
Sports Centerインタビュー動画
リーグを牽引する立場としての責任も考慮されていそうです。
先日のチャーター機の発言(以下記事参照ください)もありましたし、何よりもリーグ全体が成長することを望む、ということが決断の理由の大部分を占めていそうです。
(もちろんそれ以外の理由もあるとは思いますが)
ニューヨークには先日トレードのあったジョンケル・ジョーンズ選手やサブリナ・イオネスク選手、大学時代主力として一緒に活躍したステファニー・ドルソン選手もいますし、メンバーはまだこれから動きがあると思いますが、面白いチームになりそうです。
ラスベガスとの対決がだいぶ楽しみです。
ラスベガスの動き
キャンデース・パーカー選手、アリーシャ・クラーク選手についての正式発表に加えて、サポートメンバーも徐々に発表されています。
中でもオーストラリア代表センター、ケイラ・ジョージ選手の契約が目を引きました。
もともとWNBAで、2015、2017とフェニックスで、2018年にはダラスでプレー経験があります。
身体を張ったプレーもできますし、スリーも打てる器用な選手。個人的には縁の下の力持ち的な印象を持っています。
ラスベガスのウィルソン選手の控えとしてなるほど、という契約でした。
やっぱり以前も触れましたが核がしっかりして強いチームとなると、良いサポートメンバーも集まってくるんだよな〜
それ以外の動き
本当は一つひとつ紹介したいところですが、ボリューム的に間に合わなさそうなのでまとめちゃいます。
個人的にあまりそこまで存じ上げない選手、これまでに取り上げている選手等は、大変失礼ながら割愛させていただきます。
シカゴのシューター(スリーポイントコンテスト敵なし最強シューター)、アリー・クイグリー選手。
2023シーズンは全休することを発表しました。
家族との時間を大切にすることが理由、とTwitterで見かけました。
現在36歳ですが、公式に引退ではないとのこと。
パートナーであるコートニーバンダースルート選手がFAでシカゴには戻らない旨を発表していますので、それも大きく関係していると思われます。
アトランタ・ドリームのスコアリングPGとして活躍していたエリカ・ウィーラー選手、インディアナと契約。以前2016-2019の4シーズン過ごしていたので「Welcome Back」復帰ということになります。
得点力のあるガード、エイジア・ダー選手、アトランタと再契約。
選手会長”President”ネカ・オグミケ選手、ロサンゼルスと再契約。
妹のチネイ選手も再契約に至る噂です。
スリーポイントシューター、レクシー・ブラウン選手、ロサンゼルスと再契約
最後に
2/1のFA解禁1日目、さっそく大きな動きのまとめでした!
何か抜けているかも〜ご了承ください🙇🏻♀️😅
お読みいただきありがとうございました!
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