さて2連戦2試合目です。
私はリアタイのためにセットした目覚ましがいつのまにかOFFになっていました涙
でも試合中に起きたんです。その起きたタイミングはどのタイミングだったでしょう?🥲
試合前ニュース
ミスティクス
昨日アトランタが負けたことでミスティクスのプレーオフ出場が決まりました!
プレーオフ詳細の日程はまだ出ません。順位決定後、会場やら色々演出面などでも調整があると思いますので、その後の発表になると思います。
また、今日は昨日に引き続きデレダン選手を含む全員で臨む試合です。
デレダン選手のプレータイム制限は特にない。昨日の試合は勝てる試合だった。雑なプレーをやめてターンオーバーを減らしたい、という試合前のティーボーHCのコメントです。
相手チーム:シアトル・ストーム
シアトルのノエル・クインHC試合前コメント:
ミスティクスがアジャストしてくると思うしチェスのゲームのような(戦略が大切な)試合になってくると思います。それがプレーオフの雰囲気。ディフェンスをよりしっかりとプレーして、オフェンスでは自分たちのプレーを遂行したいです。チームとして重要な試合になると思います。
(Q:チェスのゲームということですが、相手を読むということになりますか?)
コーチT(ティーボーHC)は熟練コーチですから、すべてを予想することはできないです。昨日うまくいったことを100%続けようと思ってもそうはさせてくれないでしょうから、その準備をしておく必要があると思います。ポッキー(アシスタントコーチ)が多くの試合を研究して作ったスカウティングレポートがあるので、それを元にして、さらに試合中にもアジャストしていきたいと思います。
(Q:昨日の試合で一番良かったことは?)
相手にランを許してもカムバックをしたり、逆のパターンもありましたが、落ち着いて自信を持ち続けたことです。(スイッチをして)デレダンにガードがつくシチュエーションをなくしたかったことにおいてはほぼ出来ていました。またベンチ選手のパフォーマンスも良かったです。今後もベンチの活躍が重要になってくると思います。
その他ニュース
時系列が前後してしまいますが、クラウド選手がこの試合でWNBAキャリア通算1000アシストを達成しました!おめでとうございます!
東京オリンピックでアメリカ代表だったアトキンス選手への記念リングの授与がこの試合前に行われました。かっこいー。
備考
試合の流れの中でのスコアの記載についてはミスティクスのスコアを先に書いています。例えば80-65だったら80がミスティクス。
試合の流れ
スタートは(敬称略)
G ナターシャ・クラウド
G アリエル・アトキンス
F アリーシャ・クラーク
F エレナ・デレダン
C シャキーラ・オースティン
1Q
ミスティクスはデレダン選手のローポストを狙い続け、作ろうとしすぎ感はあったもののそこから生まれたディフェンスのずれを活かし得点を重ねる。シアトルはスチュワート選手のミドル、ロイド選手のカッティング、プルアップとスコアラーが得点していく。
その後もどちらのチームも相手のディフェンスを見たきれいなパス回しから、バランス良くスコアが生まれていった。
町田選手も残り1分で昨日と同じようなディフェンスのスイッチの隙をついてドライブレイアップ。
どちらもチームディフェンスに対して、チームオフェンスが展開された1Q。22-15とミスティクスがリードし2Qへ。
2Q
メンバーは(敬称略)
ルイ・マチダ
マイーシャ・ハインズアレン
エリザベス・ウィリアムス
アリエル・アトキンス
シャトリ・ウォーカーキンブロー
ミスティクスのオフェンスは思い切りの良さに欠けるスタートとなったが2分経過時に町田選手のドライブからウィリアムス選手のゴール下で2Q初めての得点。
ディフェンスではスタートのメンバーと同じようにスイッチを多用。インサイドに寄りローテーションをしていくスタイルを続ける。お互い個人ディフェンスのアグレッシブさも目立ちプレーオフの激しさを感じさせた。
2Q後半もディフェンスのやり合い。ミスティクスはデレダン選手に対してのダブルチームをはじめとするシアトルのディフェンスに対して、パスが回っているもののドライブやカッティングが少なく、あまり良いシュートを作り出せない状況が続いたが、アトキンス選手がスリーやドライブからの得点でつなぐ。
シアトルはスコアラーの選手達が得点を着実に取っていっているが、お互いディフェンスのし合いという内容で、37-36とロースコアで後半へ。
3Q
開始は(敬称略)
ナターシャ・クラウド
アリエル・アトキンス
アリーシャ・クラーク
エレナ・デレダン
シャキーラ・オースティン
クラウド選手からパスがまわり、オースティン選手の合わせでスコアが連続で生まれ良いスタート。一方のシアトルはロイド選手のスコア能力の高さで連続得点とどちらも譲らない後半の開始。
途中ゾーンをしかれた最初のポゼションでクラウド選手がドライブしオースティン選手に合わせる。直後にはクラーク選手のドライブ、そしてデレダン選手のAnd1とミスティクスの流れになりそうな場面もターンオーバーやロイド選手、スチュワート選手のスコアでその芽を摘まれてしまう。
どちらもディフェンスの強度からフリースローが多く重い雰囲気の中、デレダン選手のアウトサイドが決まり、続けてアトキンス選手のAnd1で最大9点差とする。最後に2点返され55-62で最終クォーターへ。
4Q
メンバーは(敬称略)
ルイ・マチダ
アリエル・アトキンス
マイーシャ・ハインズアレン
エリザベス・ウィリアムス
シャトリ・ウォーカーキンブロー
※昨日と同じ4Qスタートメンバー。悪かった昨日のリベンジとしたいところ。(この起用を見ると、ティーボーコーチの町田選手を含めたベンチメンバーへの信頼の高さを感じます。)
スティール、オフェンスリバウンドからアトキンス選手のプルアップ。町田選手の相手のアーリーに対するディフェンスでオフェンスファールを取るプレーなど、幸先の良いスタート。
シアトルはスチュワート選手が引き続き個人能力の高さから得点を見せるも、リズム乗り出したミスティクス、今度はキンブロー選手のコーナーからのシュートが決まり、シアトルがタイムアウト。
すると今度はミスティクスのシュートミス、ターンオーバーからシアトルの2連続速攻ミスティクスのタイムアウト。この時点で68-67の1点差。
ディフェンス合戦が続いていたと思えば、デレダン選手が個人技で2連続から口火を切り、スチュワート選手のスリー、クラウド選手のスリー、バード選手のスリーと一気に点数が動く。
ミスティクスは(敬称略)デレダン、アトキンス、シアトルはスチュワート、ロイドのスコアラーの1on1が続く。
1分をきりデレダン選手がタフショットをねじ込み78-73。バード選手のドライブで再び78-75の3点差。クラウド選手がオープンのレイアップを外し、早い展開で持ち込まれる前にミスティクスがわざとファールで試合を止める。残り11.3秒。
(私はここで起きました。ネタではありません🤣😭 急いでリーグパス開いたらタイムアウト中😦こんなことありますかね🤣)
スクリーンを使ったシアトルの最後のプレーにミスティクスはスイッチで対応し、タフショットを強いてシュートが外れ78-75で試合終了となった。
1Q 15-22
2Q 22-14
3Q 18-26
4Q 20-16
アトキンス選手試合後インタビュー
(最後のポゼションのディフェンスについて)どこを守るか優先順位の問題だった。私たちとしてはステューイー(スチュワート選手)とジュエル(ロイド選手)を守ることに集中した。最後は相手からすればスコアが決まらなかったけどとてもタフな試合だった。
昨日もディフェンスは良かったと思っている、よくない場面が少しあり、それが負けにつながってしまった。今日はより良いディフェンスが出来た。ポストに対してもうまく守ったと思う。
気になったこと
スタッツから
昨日はほぼ同じスタッツでしたが、今日は少し差が出ています。
- リバウンドが34-26、ペイントエリアの得点も34-20とゴール付近の勝負でミスティクスが有利に進めたという数字が出ています。デレダン選手の1on1に加えて、ゴール下へのアタックが多く見られ、それを表しています。
- ターンオーバーは10-11と両チームともに少なく、落ち着いたプレースタイルの強豪同士らしい試合でした。
- フリースローもミスティクスは12/13と高い確率で素晴らしいです。(シアトルは15/18。悪くないけどそれを全部決めていたら同点と考えると重要!)
- 昨日は77-82での敗戦で今日は78-75で勝利。ミスティクスとしては得点はほぼ同じ。失点を少なくすることに成功した試合となりました。ミスティクスらしい試合でした。
ディフェンス
昨日と同じくオールスイッチで対応。インサイドのミスマッチは必要であればヘルプが寄ってその後ローテーションを行うというやり方でした。シアトルもほぼ同じ守り方をしているのでそういった意味では同じことがずっと起こっているような変な感覚でした💦 本当にそっくりの2チームです。
スチュワート選手、ロイド選手の個人得点能力の高さから得点されてしまうことはもちろんありましたが、その2人に出来るだけ気持ちの良いシュートを打たせないこと、それ以外の選手にはある程度しょうがない、という決まり事がうまくはまっていました。
オフェンス
選手全員がアタックの気持ちを持っていたようなプレーが印象的でした。スタートの選手もそうだし交代で出てきた選手も。スタッツで見るとベンチ得点は13-10とほぼ互角なんですが、それぞれが出た時に残したインパクトはミスティクスの方が大きかった気がします。
また、3Qで一瞬しかれたゾーンに対して最初のポゼションでスコアしたことがかなり大きかったのではないかなと思います。それ以降シアトルはおそらくゾーンをしいていないので、あの得点でその判断をさせなくさせたと言えると思います。(まさにチェスのような心理戦)
相手チーム:シアトル・ストーム
雑記にも書きましたがチャールズ選手が入ってちょっと迷走しているというか、まだ合っていない感がだいぶあります。個人的にはマグべゴー選手の方がディフェンスも良いですし今のところ合っている気が🤔シアトルにはもう1人優勝を経験しているセンターのラッセル選手がいるのですが、偏頭痛で今シーズンは欠場のようで残念なところ。
チャールズ選手がスリーのシューター要員でばんばん打っているようだと良くないなと思います。(入らないわけではないけど恐ろしさはない。)だからといってどういったプレーが合うかと言えば難しいですね。さらにシーズン中盤での加入だったため練習も多く出来ないでしょうし、コーチとしては頭を悩ませているところでしょう。
町田選手
12分出場、2点(1/6)、1リバウンド、1アシスト、0ターンオーバー
昨日、今日と積極的で良かったです。ドライブも昨日同じようにディフェンス、スイッチを見て判断されていました。
ご自身のプレースタイルでプレーしつつ積極的、というのがここ最近は自然に出てきているような気がします。「積極的」という課題をクリアしつつありますので、これからより決定力に磨きがかかればいいですね。自信を持って打っているように見えるので継続することで結果がついてくる気がします(数字が全てではないですが)。
あとはディフェンスでも相手をスローダウンさせるディフェンスが目立ちました。町田選手の他にキンブロー選手もやっていますがオールでピックアップするで相手のテンポを止めて味方のディフェンスをセットする時間を稼げるので、重要なプレーです。
最後に
シアトルとの2日連続2連戦は1勝1敗と星を分ける結果となりました。19勝12敗で順位はそのまま5位。今後ミスティクスの勝敗とシアトル、コネチカットの勝敗によって順位が変動する可能性が引き続きあることに変わりはありません。
今日はシカゴvs.コネチカットもありました。オーバータイムで95-92でシカゴが勝っています。この勝利のすごいところはシカゴはキャンデース・パーカー選手を体調不良で欠いていたということ。スタート5人全員が二桁得点でチームバスケ。FG率も55.2%と効率の良さも引き続き見せています。一歩抜きん出ているという印象です。
ミスティクスとは6日(土)9時から組まれているので楽しみですね。
その前に!3日(水)8時からこちらも強豪ラスベガスとの試合があります。これまで2戦2勝とミスティクスとしては得意とするチーム。こんな2試合でした。
ラスベガスとしてはリベンジに燃えているでしょうから、これまたプレーオフの雰囲気になりそうです。
今回もお読みいただきありがとうございました。また水曜🔥
ミスティクスの残りの試合はこちら(日本時間。@はアウェイ)
- 8/3 午前8時 vsラスベガス
- 8/6 午前9時 @シカゴ
- 8/8 午前4時 vsLA
- 8/13 午前8時 @インディアナ
- 8/15 午前4時 vsインディアナ
これまでの戦評のようなものはこちら。振り返りたいかたはご覧ください😊
https://wnba-japan.com/category/戦評
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