WNBAプレーオフ2022 セミファイナル (シカゴ vs. コネチカット Game2) 9/1

2022 Playoffs
この記事は約7分で読めます。

シカゴvs. コネチカットGame 2です。

Game 1ではコネチカットが対応しづらいディフェンスを敷いて、シカゴのオフェンスのリズムを崩しました。Game 2ではそれにシカゴがどう対応するかが注目ポイントでした。また、お互い60点台というロースコアがどう動くのかも面白い点でした。

前回の試合は↓

何度も触れている通り、Game1、2では上位シードのホーム。3、4では下位シードのホーム。そしてそこで決着がつかない場合(2-2で星を分けた場合)はGame5が上位シードのホームで開催されます。

Game1では下位シードが勝っているので、今日再び同じことが起こると、下位シードがだいぶ勝ち上がりに近づくことになります。上位シードとしてはそれは絶対に防ぎたいところでしょう。

Ad Link

結果

(今日はだいぶ内容を短くしました😅)

もうこれをお読みの方は結果を知っていると思うのでそれを先に書くと、シカゴ-コネチカットGame 2は85-77でシカゴが勝ち、シリーズを1-1にしています。

1Q 24-14
2Q 23-18
3Q 18-16
4Q 20-29

Ad Link

シカゴのディフェンス vs. コネチカットのオフェンス

コネチカットのスクリーンにはシカゴはトラップもしくはハードヘッジのディフェンス。それに対してはコネチカットは試合の序盤はうまく対応していたように見えました。

コネチカットのローポスト(特にジョンケル・ジョーンズ選手)に対しては、いけるようであればダブルチームをしていました。それによってゴール周りのシュートはある程度抑えていたように見えました。

シカゴは後半にさらにインサイドを潰すというような意識を持っていたように感じました。ある程度外は打たせていいので、中は潰してディフェンスリバウンドをしっかり取ることを重要視していたようです。

Ad Link

シカゴのオフェンス vs. コネチカットのディフェンス

Game1に活躍をみせたパーカー選手にはアリッサ・トーマス選手がフィジカルにディフェンスし1on1で前半は止めていました。違う選手がマッチアップしている時は、より積極的に仕掛けていました。

シカゴの良さでありながら同時にGame1の混乱にもつながった「パスの狙いすぎ」が所々出てパスミス等が少しありましたが、徐々に修正して、2Qのコパー選手の連続のドライブと速攻で勢いづいたところから、さらにパーカー選手がそれに乗っかって一気に点差がつきました。そこから周りの選手の動きも良くなり、バンダースルート選手のバックカットが3回連続で生まれ、会場も盛り上がりましたね。

後半はコネチカットの集中が切れたとまではいかないですが、何か一つのことを守ろうというチームでの統一意識がなくなったのかオフボールのカッティングが有効になって、シカゴのいつものキレのあるオフェンスが見られました。

集中が切れた後はもう今日はこれで逆転はないなという雰囲気がありましたね。選手も早めに交代して消化試合風になりました。

選手

シカゴ

引っ張ったのはGame1に引き続きコパー選手とパーカー選手。コパー選手はとにかくアタックを続け積極的な攻める姿勢で、プレーで引っ張り、パーカー選手も同じく引き続きタッチのよいシュートと、試合中のコミニュケーションでリーダーシップを発揮されています。

さらに、イマイチ調子が上がらないバンダースルート選手のバックカットをあそこで狙い続けて簡単なレイアップをお膳立てしたことで、同選手の気持ちを乗せることができていたように見えました。

ポストプレーもできるフォワードがああやってPGみたいなことができちゃうのは強いですね。

コネチカット

ジョンケル・ジョーンズ選手はタフショットをいくつも決め素晴らしいパフォーマンスでしたが、それ以外の選手の貢献がもう少し欲しいところです。ボナー選手がフィールドゴール0は厳しい。ボナー選手もしくは他の選手で少なくとももう一人は二桁に乗せたいところです。

スタッツ

速い段階で消化試合風になっていたのであまりスタッツは参考にならないと思いますが…

  • 一番目がいくのはやはり個人得点でシカゴはスタートが全員二桁得点でコネチカットは2人だけというところ。
  • フィールドゴール%、スリーポイント%は、シカゴはリズムを崩され続けたGame1では35%、26%台だったのが、Game2はFG50%、スリーは40%と上げてきています。
  • リバウンドは39-29でコネチカットが勝っています。オフェンスリバウンドは7-3。シカゴとしては取られながらも、その後ゴール下では身体を当ててセカンドチャンスを防いでいた印象です。

Game3にむけて

これで1-1となりました。次は2試合コネチカットでの試合です。

Game1では対応しづらいディフェンスでシカゴを戸惑わせることに成功したコネチカット。ある意味、奇襲が成功し勝利したGame1でしたが、Game2では対応されて、Game3からはどんな戦略でくるかというところが注目だと思います。…が、正直できることはそんなにないと思うので、持っているものをぶつけ合うだけになるかなと思います。

コネチカットは、シカゴが対応しきれていないジョンケル・ジョーンズ選手にもっとやらせてもいいのではないかなと個人的に思います。もっとやれそうな感じはします。また、ペイントエリアでの優位性を活かしたいところです。

シカゴとしては外からのシュートは水物なので入る、入らないありますが、パスをまわして忍耐強くシュートを続けること。入らない時は今日みたいにパーカー選手が起点となって、インサイドで攻めることでディフェンスは守りづらくなって、シカゴとしてはオフェンスのリズムが作れ、気持ちも落ち着いてくるので、有効だと思います。

パーカー選手のインサイドにコネチカットが対策してくるか、その場合の攻防も見ものです。

今日の試合を見ている限り、シカゴのほうが実力が若干高い気がしますが、コネチカットはジョーンズ選手に加えてもう一人、ふたり貢献できれば勝つチャンスはあると思います。

最後に

やはり多くの方の予想通りシカゴが勝ってきました。

シカゴとしてはまだ2勝しなくてはならないので決して楽ではないですが、内容も自分達のプレーができたこともあり一安心だったでしょうか。

シカゴがこのままの勢いで2連勝して持っていきそうな気もするし、さすがにアウェイでシュートが高確率で入るのかということを考えるとGame 5にもいきそうな気もする😅

もう片サイドはエース同士がガチガチにやり合っていますが、その攻防とはまた違った面白さがありますね。

次回Game3はTweetもしましたが、日本に優しくない日時です。

9月5日(月)2時AM〜😢 (その後4時からもう片サイドの試合)

きついけどやっぱりリアルタイムで観たい!ということで私は起きようと思います。みなさんはどうするんですか😅😆?

では、本日もお読みいただきありがとうございました!

Bitly
Amazon タイムセール
人気の商品が日替わりで登場。毎日お得

セミファイナルの日程は以下の通りです。

==============================

#1ラスベガス vs. #4シアトル

Game 1: シアトル勝利 1-0
Game 2: ラスベガス勝利 1-1
Game 3: 9/5(月) 4AM
Game 4: 9/7(水) 11AM
Game 5: 9/9(金)11AM

==============================

#2シカゴ vs. #3コネチカット

Game 1: コネチカット勝利1-0
Game 2: シカゴ勝利1-1
Game 3: 9/5(月) 2AM
Game 4: 9/7(水) 9AM
Game 5: 9/9(金) 9AM

==============================

ミスティクスロスな方へ。これまでのミスティクスの戦評のようなもの↓

https://wnba-japan.com/category/戦評

コメント

タイトルとURLをコピーしました