いつ正式発表があるのかは分かりませんが、このチーム公式画像のシルエットをもう町田選手だと見なして笑、先走ってライバル選手やチーム状況を見ていきたいと思います!
ワシントン・ミスティクスのチーム事情
ワシントン・ミスティクスというチームのこれまでの経緯です。
色とその名前、どこかで見たことないでしょうか?
そう、八村塁選手が所属するNBAのワシントン・ウィザーズ、そのワシントンにある女子チームです。
1998年に創立、リーグに加入しましたが、その後特に2008年ぐらいまで苦しい成績が続き、そしてその後もパッとしなかったのですが、
転機は2013年のドラフト。
豊作の年と言われ、トップ3指名は今でも超のつくスーパースター。残念ながらミスティクスは指名権を得ることができなかったものの、下位の指名で現ベルギー代表センター、Emma Meesseman(エマ・ミースマン)を獲得。(この人まじで上手い。個人的には世界一センターだと思う。)
その後2017年にトレードで、2013年のそのトップ3指名うちの一人、フォワードのElena Delle Donne(エレナ・デレダン)を獲得。
この二人が核となり、とうとう2019年WNBA優勝。デレダン選手がシーズンMVP、ミースマン選手ファイナルMVPに選ばれた年となりました。
(デレダン選手はライム病であることを公言しており、そのためコロナが流行った2020年からリスクを考慮しWNBAでプレーをしていません。2022シーズンでは画像にも出てきていることからプレーをするのではないかと思われます。)
しかし!!!
最強センターのミースマン選手が2022のフリーエージェントで別チームへ移籍。画像を見る限り、同レベルの選手(少なくともセンター)は補強できていないようなので、チームのプレースタイルがガラッと変わることになりそうです。
2022の主力となりそうな選手は、
#7 Ariel Atkins(アリエル・アトキンス)選手:シューティングガード、173cm
#9 Natasha Cloud(ナターシャ・クラウド)選手:ポイントガード、183cm
#11 既出のEllena Delle Donne(エレナ・デレダン)選手:フォワード、196cm
#2 Myisha Hines-Allen(マイーシャ・ハインズアレン)選手:フォワード、185cm
#番号未発表 Alysha Clark(アリーシャ・クラーク)選手:フォワード、180cm
#1 Elizabeth Williams(エリザベス・ウィリアムス)選手:センター、191cm
正ポイントガードについては所属年数もあり、チームのことを良く知り、リーダーシップに長けていると言われる、29歳のCloud選手と予想されます。
プレースタイル的には組み立てることもできるし、必要であればドライブもできる選手。外からのシュートはあまり、と言われていましたが、近年成長してきている印象です。ディフェンスも上手な選手で、上背もあるので、ミスマッチをつかれて、ということはほぼないでしょう。
ライバルとなりそうな選手は?
では、チームオフィシャルの画像から、生き残りにかけてライバルとなる選手を見てみました。
一人目、
#15 Sydney Wiese(シドニー・ウィース)選手:ガード、183cm
26歳。大学時代はオレゴン州立大学でのスーパースター(リーグにいる人がほぼそんな人ばっかりですね)。ロサンゼルス・スパークスというチームにドラフト指名され、当初はシュート能力が期待されSGやシューターでのスポット起用が多かったのですが、その後ゲームメイクの能力をつけ、PGのポジションも兼任するようになりました。
2021年にトレードでミスティクス入り。ミスティクスでは27試合出場うち8試合スタート、平均21.4分出場で4.4得点、1.6アシストという成績。
二人目、
#番号未発表 Klara Lundquist(クララ・ランドクイスト)選手:ガード、173cm
22歳。スウェーデン代表この選手、未知数なところはありますが、個人的にすごく見てみたい選手です(町田選手も見たいので複雑すぎる!)
ユーロリーグで平均5.1得点、3.9アシストという記録は載っていますが、参考になるのか不明。ハイライト動画を見ると、プレースタイル的には日本代表の宮崎早織選手ぽい感じで、攻撃的なPGで、ザシュザシュとコートを切り裂いていく感じです。
チームのPG事情まとめ
総合的に見ると、やはり経験を含めてCloud選手が頭一つ抜けていると思われます。そしてスキルに関してもバランス良い選手です。
それ以外の選手で見ると、Wiese選手が優れているのはシュート。Lundquist選手はドライブ、といった感じでしょう。
なので、町田選手を入れても、それぞれ全く違うプレースタイル。興味深いですね!
チーム内にPGは多くて3人と考え、同時に登録人数制限の12人を考えると、複数ポジションでプレーできる選手を重宝したいというのはチームとしてはごく自然な考えのはず。そう考えると162cの町田選手としてはなかなかの挑戦になります。
実際、上の主力選手としてあげたクラーク選手は過去に別チームでポイントガードからパワーフォワードの4ポジションをプレーしたことがあり、PGをやれと言われたらできる選手です。
しかし、ゲームメイクやバスケIQでは完全に町田選手が頭抜けていると思われます。何も生まれない状況からクリエイトする能力もかなり高いと言えるでしょう。
八村選手と同じワシントンでプレーする町田選手が見たい!!!ですね!
画像がシルエットでなくなる正式発表(トレーニングキャンプメンバー入りの発表)はいつなのか?本当に町田選手なのか?
引き続きチェックしていきます!
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