WNBAのルール変更について。ベンチは大人しくしてくださいルールも追加?!

WNBA
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現地5月3日にルールの変更、追加の発表がありました。

まとめると、コーチズ・チャレンジ、速攻に対する故意のファール、ボール保持のルール、ベンチ大人しくしなさいルールの4つです。

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コーチズ・チャレンジ

一言で表現すると、「審判の笛に異議あり!」と訴えることができる権利です。

詳しく見ていきます。

自チームに対して吹かれたファール、アウトオブバウンズが吹かれた時、ゴールテンディングが吹かれた時、この3つのケースにおいてのみ「異議あり」を訴えることができます。(つまり、あるプレーに対して吹かれていないのにこれはファールだ、とか線を出ていた、とか言えないということ。)

この「チャレンジ(異議あり)」をするには、チームはフルタイムアウトを取り、ヘッドコーチが人差し指を上に向けながら回すジェスチャーをしながら口頭でチャレンジを行う旨をレフリーに伝えます。

その後オフィシャルによる映像のレビューが行われますが、コート上の審判による笛が覆るには、映像で明確に判断できる必要があります。あらゆるケースが異なる様々な状況から判断されます。(例えばファールについてはプレーの継続の観点も考慮される。)

1試合(延長があった場合も同様)につき、1チームが1回行う権利が与えられ、チャレンジが成功してもしなくても1回とカウントされます。

チームがチャレンジのためにタイムアウトを取ったが、レビューをすることが認められない場合(おそらく上記3つのケースに当てはまらない場合のことかなと)はタイムアウトのみがカウントされ、レビューはカウントされません。

もしチャレンジをしたチームがすでにフルタイムアウトを使い切ってしまっていた場合は、タイムアウトが残っていないのに取ってしまった際と同じように、テクニカルファールがコールされ、そのチャレンジは無効になります。

※WNBAでは前後半それぞれフルタイムアウト(1分)2回と、20秒タイムアウト1回が与えられていて、コーチもしくは選手が取ることができます。

以前は4Q最後の2分、及び延長の最後の2分間にのみ審判がアウトオブバウンズのレビュー確認をする判断ができるというルールでしたが、今回の変更により、試合中どのタイミングでも各チームから1回レビューを申し立てすることができます。ゴールテンディングに関しては、延長の最後の2分にコート上の審判がリプレー確認の判断をするというルールになっています。

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トランジション・テイクファール(速攻に対する故意のファール)

一言で言うと、相手チームの速攻を意図的なファールで止めたらペナルティー与えるよ、というもの。

ディフェンスが「ボールに対して」プレーを行っているかが判断ポイント。例えば相手の身体(ボールではなく)に腕を絡ませたり、身体を当てにいくこと、ディフェンス側がかなり不利な状況でオフェンスもしくはボールに対してディフェンスを行えない状況などが判断材料となります。

オフェンス側はフリースローが1本与えられ、コート上にいる誰が打ってもOKです。

フリースロー後もオフェンス側(ファールされ、フリースローを打った側)のボールで再スタート。

いわゆるアンスポ(アンスポーツマンライク・ファール)はフリースロー2本なので、ちょっとだけ違います。

フェニックスのタウラシ選手は危険ですね🫢

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ボール保持のルール(プレー再開のルール)

上記のコーチズ・チャレンジ、もしくはレビューで覆った何かしらの審判のコールにおいては、その笛の時点でポゼションを得ていたであろうチームに、ポゼッションが与えられるように変更されました。ポゼションが明確でなかった場合はジャンプボールで再開となります。

ポゼションが明確かどうかは、ボールに対して相手側の選手がどれだけ近くにいたか、いなかったか、もしくは、笛の後の自然なプレーの流れ(例えば、どちらかのチームの選手がボールを確保したなど)の2点が判断の要素となる。

ベンチ・コンダクト

簡単に言うとベンチが邪魔にならないように振る舞ってくださいというルール。

ベンチにいる選手は長時間立ちっぱなしでいたり、ベンチから離れたところに居続けたりしてはいけない。相手選手をスポーツマンシップに反する態度で邪魔をしようとするのもNG。

テクニカルファールやディレイオブゲーム(注意みたいなやつ)がコールされる。

これは…今まで自由度が高かったけど、どれぐらいが吹かれる基準なんですかね😅

最後に

大きいのは最初と最後の2つでしょうか。

ビデオレビューはこれまでもありました(審判の判断によるレビュー)。

見ている側としては、中断が多いと「またか中断か〜」という時もあり、また選手側からしても集中が切れてしまったりする原因にはなると思います、が、一方で映像での判断は誰もが文句なしとなる正確なジャッジとなるので公平性の面で大切でもあり、興行であるだけにバランスが難しそうです。

1回という制限があるのは時間がかかるということもあるし、その部分もあると思われます。

NBAではすでに導入されているルールで、たまに見ることがあります。レビューの後しっかりと審判がマイクでレビューの結果をアナウンスするのが分かりやすくていいなと思っていました。

ベンチ・コンダクトは最初のほうは結構取られるんですかね笑 注意はたくさん出てくるでしょうね。

個人的には、試合(チームメイト)を盛り上げることはベンチの仕事のひとつだと思うし、各チームや選手の個性が出る部分なので、そんなに厳しくしないでほしいなぁ😗 物理的にプレーの邪魔となっていたらダメとは思いますが。

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