ワシントン・ミスティクスの公式インスタより、連日新しいトレーニングキャンプ参加者が発表されています!
度々の説明ですが、Training Camp Inviteをざっくり説明すると、正式契約ではなく、これから始まるトレーニングキャンプ中にいい結果、印象が残せればシーズンに向けてチームと契約できる選手ということです。
Training Camp Inviteの制限人数があるかは分かりませんが、トレーニングキャンプ時の各チームメンバーの合計は、16〜22選手ぐらいが多いようで、ミスティクスの場合、公式の発表では現時点で17名なので、まだ増える可能性はあります。
新しく発表された選手がどんな選手か、町田選手の契約に影響はあるのか、など見ていきたいと思います。
WNBAでドラフトされたジンバブエ出身フォワード
Stephanie Mavunga(ステファニー・マブンガ)選手
191cm、フォワード、26歳です。
ジンバブエ出身ですが、高校、大学はアメリカの学校に行っています。
当時から注目される選手だったようで、高校の歴代最多得点記録、オールアメリカン、インディアナ州プレーヤーオブザイヤーなどを受賞。
大学はマイケル・ジョーダン氏出身校である名門ノースカロライナ大学に2年、その後オハイオ州立大で2年プレーしています。
昨日の記事で紹介した新しいトレーニングキャンプ参加者のリネエ・ハーパー選手と同じオハイオ州立大ですね。
一緒にプレーしているのがこちらのハイライトで見ることができます。(短いですが)白のチームで、最初にゴールしたで決めたのがマブンガ選手、その近くにいる15番がハーパー選手です。
先週書いたトレーニングキャンプ参加者のミーミージャクソン選手の場合も、現在プレーしているAUリーグで現ミスティクスの選手と一緒にプレーしていますし、このように大学などからのつながりで声をかけたり、かけられたりというケースが多いように見受けられます。
2018年のドラフトでインディアナ・フィーバーから指名を受け、そのチームで2年。そして2020年にシカゴ・スカイでプレーしています。それ以外のシーズンはヨーロッパのチームでプレーしているようです。
なので若いですが経験は豊富な選手と言えるでしょう。
マブンガ選手のプレースタイルは?
スモールフォワードよりはパワーフォワードポジションです。
見てわかる通りポストプレーが上手。パワーフォワードとしては決してサイズがある方ではないですし、どちらかというとスリムでゴリゴリ体を使ってインサイドを攻めるというわけではないですが、
相手をしっかり見てフェイドアウェイやステップを踏むことができる選手です。ポストプレーヤとしては素早さもあるので、マッチアップ相手が小さければポストで、大きければ外から、攻めることができます。
ディフェンスでは高校や大学でブロックの記録を持つことが示すように、長い手をいかしたブロックも多く、攻守良い選手です。
先日世界選手権予選で日本が惜敗したボスニアヘルツェゴビナのジョンケル・ジョーンズ選手を少し小さくしたような選手ですね。
ヨーロッパでもWNBAでのキャリアもあり、能力、身長もあるので、フィットするチームが見つかれば長く所属できる選手だと思います。
町田選手への影響は?
フォワードなのでそこまで影響は大きくないと思われますが、コーチ陣、経営陣がもっとフォーワードを厚くしようと思うのであれば、正式選手登録が12名なので影響が出てきます。
それよりも期待したいのは、一緒にプレーして、ピック&ロール、ピック&ポップです。とても合いそうな選手という印象です。
ミスティクスのエースであるデレダン選手やハインズアレン選手よりも、もっとポストプレーをする選手なので、さらに合うかなと感じます。
現時点でのキャンプ参加者(未契約選手)一覧
これでトレーニングキャンプ参加者は、
ガード
・Klara Lundquist(クララ・リンドクイスト)選手(スイス代表)
・Meme Jackson(ミーミー・ジャクソン)選手
・Linnae Harper(リネエ・ハーパー)選手
フォワード
・Lee Seul Kang(リー・セルカン)選手(韓国代表)
・Stephanie Mavunga(ステファニー・マブンガ)選手
という状況です。
まだまだ追加で発表があるでしょうか。
引き続きチェックしていきたいと思います!
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