ミスティクスのプレシーズンゲームの日程が発表されたようなので、今後のスケジュールを簡単にまとめてみます。
また、昨シーズンからどれだけ成績が上がるのか考察。それが未知数な理由を3つ書いていきます。
2022プレシーズンは4月下旬〜
プレシーズンというのは、これから始まるWNBAシーズンの順位や選手の成績などに反映されない練習試合。
形式や審判は通常のWNBAの試合と同じですが、勝敗にこだわるというよりはシーズン開始前の最終調整といったところです。その日程が、
・4月24日(日)vs. アトランタ・ドリーム 午後3:00〜 ET(日本時間 25日 午前4:00)
・4月27日(水)vs. ミネソタ・リンクス 午前11:30 ET(日本時間 28日 午前0:30)
※プレシーズンの試合はリーグパスでは見れないです。
例年より少し早い開始ですね。なので、チームが完成してからの練習時間が短くなります。
ドラフトは4月11日なので、ルーキーの皆さんはチームに指名されてから10日ちょっとしかチームの一員として練習できないことになります。
これがWNBAで生き残ることを更に難しくしていると感じます。タフな世界ですね。
2022シーズン開始は5月
別の記事で町田選手のマッチアップを書いていった時にも触れましたが、プレシーズンが終わり、その8日後に2022シーズンが開始します。
5月6日(金) vs. インディアナ・フィーバー 午後7:00 ET(日本時間 7日 午前8時)
開幕後に町田選手がマッチアップする相手についてはこちらの記事をご覧ください。
町田選手の合流
プレシーズンの前に遡って、チームでの練習が始まる「トレーニングキャンプ」は4月17日開始となります。
町田選手の合流は、Wリーグで富士通レッドウェーブがどこまで残るかによりますが、ファイナルまで残って最も合流が遅くなるとすると、4月中旬の合流。
なので、トレーニングキャンプ開始に少し遅れて参加ということになります。
そこから、4月24日(日)vs. アトランタ・ドリーム 3時 ET(日本時間 25日 午前4:00)のプレシーズンに出場することが予想されます。
ドラフト指名されるルーキーよりも更に数日遅れて、期間が短い参加になり、他の選手に比べるとかなりのハンデとなります。
PGのポジション、そして英語が第一言語ではないことでハードルが更に高いですね。
恐らく、すでにチームからプレーブック(チームのルールやどのようなナンバープレーをするかが全て書いてある資料で、チームから配られるもの)が町田選手の元に渡っており、
実際の練習ではそれをすでに覚えた前提で進められることが予想されます。
コーチ陣ともオンラインである程度コミュニケーションをとっているでしょう。(Wリーグが終盤なので頻繁ではないと思いますが)
富士通のコーチであるテーブスコーチもコミュニケーションやプレーの理解においてサポートしていると予想されます。
ミスティクスというチームが未知数の理由
昨シーズンは12勝20敗という成績でプレーオフへ出場できなかったミスティクス。
NBAと同じように前年度に順位が低いチームがドラフトで早い指名権を得られる仕組みになっています。(指名権をチーム間でトレードすることもあり)
ミスティクスはドラフト1巡目1位の指名権を保有しており、現在行われているNCAAトーナメントで活躍する選手の中で誰を指名するか注目が集まるところです。(が、そこまで大きなインパクトを与える選手がいるかは微妙な感じです。)
また、2021シーズンの後に選手の移籍があり、それが何よりも大きな変化をもたらしそう。
主力は半分以上残っているものの、昨シーズンとは違ったチームになり、どのような成績まで伸びるのか未知数です。
その理由を3つまとめました。
センター エマ・ミースマンの脱退
2019年に同チームが優勝した際のファイナルMVP。193cmのセンターです。
ベルギー代表で東京オリンピックでも日本と対戦しているので覚えている方もいるかもしれません。オリンピックでもベスト5に選ばれていますね。
インサイドでのポストプレー、ステップワーク、ドライブ、ミドルレンジシュートからスリー、
さらに、ボールがないところの動きも完璧と言っていいほど、良いところに合わせて、なんでもできる超器用な選手。
そしてバスケIQも高い。
個人的には世界一センターではないかなと思っています。
その選手がなんとオフシーズン中に移籍。(しかも移籍先は昨シーズンの優勝チームであるシカゴ・スカイ 涙)
インサイドの核で、外からも確実に打ててパスも見ることができる彼女が抜けてしまったことは、ミスティクスとしては超絶大きな痛手となってしまいました。
彼女の穴をそのまま埋めることは不可能なため、チームとしてのプレーを少なからず変える必要が出てくると考えられます。
移籍してきたセンター エリザベス・ウィリアムス選手はどちらかというとゴリゴリのセンタータイプ。リバウンド、ブロック、ポストプレーが中心の選手です。
オールスター、代表級の選手で実力、経験のある選手なので、コーチがどのようにチームを組み直して、変えてくるか楽しみです。
エース エレナ・デレダンのカムバック
こちらの記事でも紹介したデレダン選手。
コロナで縮小した2020シーズンでは健康上の理由でプレーせず、2021シーズンも背中、腰の怪我により3試合出場にとどまっています。
この選手が2022シーズンには戻ってくることが予想されます。
ミースマン選手と同じくどちらもどこからでも攻められる選手で、アンストッパブルな2人でした。なので彼女のカムバックはチームとしてもかなり心強いでしょう。
どれだけすごい選手か、どんな選手なのか気になる方は上の記事をご覧ください。
町田選手の加入
そして最後に町田選手の加入です。
小さなポイントガードが一体どこまでやれるのか、どれほどチームに変化をもたらすか、誰もが楽しみにしていることだと思います。
チームのテンポを上げたり、上のデレダン選手、そしてそれ以外の主力選手とのピック&ロールでバシバシとアシストやドライブを決めたりするハイライトを多くみられることでしょう。
同時に未知数でもあり、チームの成績を大きく変えられる影響力があるのか、そう言った部分も楽しみですね。
最後に
ミスティクスのプレシーズンからその後のシーズン開始のスケジュール、町田選手の合流、そしてチーム成績が未知数である理由3つを書いていきました。
早く始まって欲しいと思いながらも寝不足が怖いと思う私ですが、でもやっぱり楽しみです。
プレシーズンまであと約1ヶ月。
また何か動きがありましたらミスティクスについて書いていきます。
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