WNBAブリトニー・グライナー選手、薬物所持でロシアにて拘束。3月20日時点の状況

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WNBA フェニックス・マーキュリー所属のブリトニー・グライナー選手のロシアでの拘束について、

アップデートがほぼされず、数週間に1度だけ何かしらロシアのニュースで発表される状態で、やはり政治的な匂いがします。

現時点で短くても1ヶ月以上にわたって拘置所にいることになります。(もはや刑務所という表現がいいかと悩みましたが引き続き、拘置という言葉を使用します。)

今回は、3月20日時点でわかっている状況について書いていきます。

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これまでのあらすじ

2月中にモスクワ近くの空港で、ハシシュオイルが入ったカートリッジが荷物から見つかり、その時点からグライナー選手がロシア拘束状態である、ということが3月初旬に報道されました。

その後、グライナー選手が荷物検査所を通る映像や、拘置の記録用の写真(マグショット)がポツリ、ポツリと出てくるのみで、それ以外の情報は一切公開されていません。

拘束時の状況や背景は以下の記事をご覧ください。

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2022年3月17日発表のニュース

そんな中、3月17日に、ロシアでの拘束期間が5月11日までに延長となった旨がロシアのニュースで発表されました。

グライナー選手の弁護チームが拘置所ではなく自宅軟禁(自宅で外部との接触をNGとする方法)を要求しましたが、受け入れられなかったとのこと。

5月まで延長とは発表されたものの、ロシアは薬物に関して厳しいと言われ、過去のケースを見ても10年拘置所で過ごすことになる可能性もあり、「5月に釈放」という意味では受け取れないのが現状ではないかと予想されます。

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また、ロシアでは裁判が必要な事案がある場合、その裁判の日より早く拘束状態から解放されることは通常ないそう。

さらに、上にリンクを載せた記事でも触れている通り、世界情勢も絡んでいますから、今後簡単にはことは進まないでしょう。

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グライナー選手の状態、現地での状況

ニュース等ではあまり触れられていないようですが、ESPN記者のTweetによると、グライナー選手の状態は「Good」ではないが「OK」という状態とのこと。

身体的や精神的に、「良い」とは言えないが「まあ大丈夫」というニュアンスです。

ちなみにこれは、グライナー選手のご家族や、面会を行っているロシアでの弁護士からの情報とのことでした。

また、このQuoteされていTweetによると、領事館の人間でもロシア国内で拘束されているアメリカ人へのアクセスができないとのことで、グライナー選手との面会などはかなり制限されているようです。

元々、米国領事館の人間がグライナー選手の面会に来ない、と報道されていましたが、テキサス衆議院の方によると、ロシア当局にそれを拒否されているという情報が明らかになっています。

また、別のソースによると、ロシアのモニタリング委員会という拘置されている人を訪問する公的な組織の方が、グライナー選手と(英語とロシア語を話す別の拘置者を交えて)話せる機会があり、その方によると、

グライナー選手は「身体的に問題はないし、どうにかやっている。精神的にも落ち着いていて不安ではない」状態で、「扱われ方についての不満はない」し、「運動用の庭で1時間ワークアウトをすることも出来ている」そう。

これらのソースから見ると、乱暴、不当な扱われ方をされていることはないようです。

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最後に

現時点で報道されていることは以上になります。

拘束期間が延長となり、5月に解放されるかも分からない先行き不明な状況ですが、

まず心身ともに悪い健康状態ではないこと、

また、ご本人が納得できる程度の扱いで、不当には扱われていないことが報道されています。

情報が限られ、そのアップデートも頻度が少ないですが、また何かアップデートがあればまとめていきます。

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