ESPNによるWNBA2022シーズン開幕前予想ランキング vs. 現在の順位。町田瑠唯選手所属のミスティクスは?

WNBA
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ミスティクスの試合がない日はなにか不思議な感じですね。手持ち無沙汰感?笑

さて、開幕して数日のうちにミスティクスはすでに3試合消化。それ以外のチームでは試合数が異なりますが、現時点での順位はどうなっているでしょうか?開幕直前に発表されていたESPNの予想順位と各チームの一言紹介(紹介は一部私の主観も含む😅)とともに、現時点での順位とチームの様子を書いていきます。

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ESPNによる開幕前の予想順位と各チーム紹介+昨シーズン成績

1位 コネチカット・サン

2021レギュラーシーズン:26勝6敗

プレーオフ:その後優勝したシカゴ・スカイにセミファイナルで3-1で敗退。

一言で紹介:日本代表が止められなかったボスニア・ヘルツェゴビナ代表 ジョンケル・ジョーンズ選手を中心に、主力を残しつつ、前シーズン他チームに移籍した選手がカムバックするなど、高いチーム力。現コーチになってから年々成長をしている。そろそろ優勝したいところ。

2位 シカゴ・スカイ

2021レギュラーシーズン:16勝16敗

プレーオフ:レギューラーシーズン第6シードながらチーム創立後、初優勝。

一言で紹介:昨シーズンは終盤でようやく噛み合い優勝。今年は優勝チームの核となった主力を残し、さらに選手補強に成功するという恐ろしいチーム。バスケIQが高く器用な選手がさらに多くなった。2連覇できるか。

3位 シアトル・ストーム

2021レギュラーシーズン:21勝11敗

プレーオフ:第4シードだったが、第5シードのその後ファイナルまで進んだフェニックス・マーキュリーに2回戦で敗退。

一言で紹介:こちらも主力を残しつつ、個人ディフェンス能力が高い選手を補強。レジェンドPG&今シーズンの選手ランキング1位の選手が率いるチーム。

4位 フェニックス・マーキュリー

2021レギュラーシーズン:19勝13敗

プレーオフ:第5シードながらファイナルへ進出するも、シカゴ・スカイに3-1で敗れる。

一言で紹介:チームの核となる206cmのセンター ブリトニー・グライナー選手がロシアに拘束中。レジェンドのダイアナ・タウラシ選手を中心に頭の良い(効率の良い)バスケをするというイメージ。昨シーズンから主力は残り、アメリカ代表フォワード/センターも加入。勝ち方を知っているレジェンドがいるので、プレイオフではどのチームも当たりたくないと願うチーム。

5位 ラスベガス・エースィズ

2021レギュラーシーズン:24勝8敗

プレーオフ:第2シードだったが、下位シードでその後ファイナルまで進んだフェニックス・マーキュリーに3-2でセミファイナルで敗退。

一言で紹介:同じく主力を残しているチーム。センターが抜けたがエースのアジャ・ウィルソン選手にとっては良い方向に働くと予想される。フィジカルが強い選手が多い印象。元WNBA選手で少し前までNBAスパーズのアシスタントコーチも務めていたベッキー・ハモンコーチのもと、どんなチーム作りがされるか注目。

6位 ミネソタ・リンクス

2021レギュラーシーズン:22勝10敗

プレーオフ:第3シードながら2回戦でその後優勝するシカゴスカイに敗退。

一言で紹介:今シーズン引退を表明しているレジェンドセンターのシルビア・ファウルズ選手を中心として派手さはないが堅実なプレーをする選手を集めたチーム。エースフォワードのナフィーサ・コリアー選手が妊娠のため欠場中。今シーズン戻ってこれるか。

7位 ワシントン・ミスティクス

あえてこのTweetを選ぶ!

2021レギュラーシーズン:12勝20敗

プレーオフ:レギュラーシーズン終了時3チーム同率8位だったが、タイブレーカーでプレイオフ出場ならず。

一言で紹介:みなさまご存知ミスティクス。エースのエレナ・デレダン選手が2020シーズンはコロナのリスクから全休、2021シーズンは背中の怪我と体調不良によりほぼ欠場からの復帰となるシーズン。2019シーズン優勝時の主力メンバーが残っている。2022シーズンに向けてディフェンスに優れた選手(町田選手も含む!)を補強。こちらの記事もご参考まで。

8位 ロサンゼルス・スパークス

2021レギュラーシーズン:12勝20敗

プレイオフ:レギュラーシーズン終了時3チーム同率8位だったが、タイブレーカーでプレイオフ出場ならず。

一言で紹介:実力のある選手が多く移籍してきて、開幕前の時点では完全に未知数だったチーム。フォワードのオグミケ姉妹は健在。ラスベガスから移籍のセンター、リズ・キャンベージ選手がどのような活躍見せるか(混乱を生むか笑)によって大きく変わると予想されるチーム。

9位 ダラス・ウィングス

2021レギュラーシーズン:14勝18敗

プレイオフ:第7シードでその後優勝するシカゴ・スカイに一回戦で敗退。

一言で紹介:若いチームだったのは過去の話(?)ドラフトで指名してきた選手が育ち徐々に中堅チームへ。特に1on1のスキルが高い(写真右の) アリケ・オブンボワレ選手がチームを引っ張る。フィジカルの強いセンター、ティアラ・マコワン選手を獲得し今年も勢いに乗り強いチームとなるか。

10位 ニューヨーク・リバティー

2021レギュラーシーズン:12勝20敗

プレイオフ:レギューラーシーズン第8シードでプレーオフ進出。その後ファイナルに進出するフェニックス・マーキュリーに一回戦で敗退。

一言で紹介:ガードのサブリナ・イオネスク選手、ベニージャ・レイニー選手を中心としたチーム。長年フェニックス・マーキュリーのコーチだったサンディーブランデロコーチが新しく就任。どれだけ躍進できるか。

11位 インディアナ・フィーバー

2021レギュラーシーズン:6勝26敗

プレイオフ:5年連続の不出場

一言で紹介:再建モードのチーム。2012年に同チームが優勝した際のヘッドコーチがゼネラル・マネージャーに就任。若いチームであるが、中堅選手である2人のミッチェル選手(ティファニーとケルシー:姉妹ではない)が引っ張り、ドラフト指名の選手たちが今後成長していくであろうチーム。

12位 アトランタ・ドリーム

2021レギュラーシーズン:8勝24敗

プレイオフ:不出場

一言で紹介:元WNBA選手のタニーシャ・ライト氏が新しくヘッドコーチに就任。ドラフト1位指名ライエン・ハワード選手、それ以外にもそこまで高く評価されているわけではないが、渋い選手をそろえたチーム。今後成長が楽しみなチーム。

私の予想(今更)

後出しみたいになっていますが、ほぼ似たような予想でした😅

シカゴが1位、コネチカット2位、あとは団子でつらなって・・・下位チームも似たような予想でした。(どこかの記事で書いた気もするけど忘れてしまった🤔)

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現時点での順位(日本時間2022年5月12日時点)

ESPNウェブサイトより

現時点での順位です。それぞれの意味は以下の通りです。(見にくくて🙏)

  • W:勝ち  L:負け  PCT:勝率  GB:ゲーム差
  • HOME:ホームでの成績  AWAY:アウェイでの成績  CONF:カンファレンス内での成績
  • PPG:平均得点  OPP PPG:平均失点  DIFF:得失点差平均
  • STRK:連勝/連敗  L10:直近10試合での成績

開幕直前予想を大きく外れたところ

1位のワシントン・ミスティクス

開幕3連勝とスタートダッシュして1位につけています。とくに直近のラスベガス・エースィズに勝てたのは値千金と言えるでしょう。過小評価されていましたが、2019シーズンのチャンピオンだということをリーグ全体に示した1週間になりました。他のチームをざっと観ましたが、やはりミスティクスの完成度は非常に高いです。特にディフェンスのルール、ヘルプディフェンスからローテーション、駆け引きがみっちりと徹底されていて、観ていて美しく感動するほどです。

2位のアトランタ・ドリーム

これまで対戦した2チームが中堅チーム(ダラス、ロサンゼルス)とはいえ、再建モードと予想された若いチームが開幕2連勝。スタッツを見るとドラフト1位のライエン・ハワード選手を含む4人が平均二桁得点。ライエン・ハワード選手はシンプルでごちゃごちゃしすぎないプレースタイルがよいです。チームとしても彼女に合わせるためのシンプルなスクリーンプレーあり、他にもチームオフェンスという感じで、一人が無理に攻めない感じのオフェンスが多く、きれいなオフェンス。オフボールのスクリーンを多用していて、個人的に観ていて楽しい。チームディフェンスもなかなかによかったです。さすがディフェンスのマインドが強いタニーシャ・ライトコーチが作り上げているチーム。これからが面白いチームの一つです。

中間チームはまだ試合数が少ない、そして主力選手が合流してない、もしくは合流して間もないのでコメントは割愛します。

下位チーム

最下位のミネソタ・リンクス。開幕3連敗。観たところ、どうした?!と言いたくなるゲーム内容が多かったです。これまでの相手はインディアナ、ワシントン、シアトルですが、相手に関わらず良くない気がしています。シルビア・ファウルズ選手のポストに合わせようとしすぎて、囲まれているのにパスを出したり、外でパスを回すけど、リズムの良いドライブがないなど、オフェンスが悪いですし、それに加えて、ディフェンスも良くなく、平均失点はリーグ下から2番目。フォワードのジェシカ・シェパード選手が唯一の存在感で成長株(怪我から復帰)。これから合流する主力選手がいるにしても今後がとても心配な試合内容が続いています。レジェンド選手の引退の年ですし、名将リーブコーチのもと、どうにか立て直して欲しいと願うところです🙏

【追記】この記事を書いた翌朝、同チームの元アメリカ代表、オールスタークラスのフォワード、エンジェル・マコウトリーがチームとバイアウトに合意、先日契約したばかりのPGオデッセイ・シムズ選手、その他ハードシップで契約していた3選手をカット。リーブコーチとしてもファウルズ選手の最終年を飾るために早い対応をしたよう。

あとは下から2位のダラスも・・・まだ1試合ですが内容が非常に悪かったです。あれを見る限り、今までの勢いはどうした、と感じてしまうところ。ですがまだ1試合なのでそこまで触れないことにします。

今後の展開

主力選手の合流

何度も触れているように、これから海外でプレーしている主力選手や怪我から復帰のが戻ってきて(その分選手がカットされ😞)、数週間経つことで順位の変動があるでしょう。

移動を含めたタフなスケジュールが組まれているので、合間の練習で合わせるというより試合の実戦で合わせていく感じになるようですね。

安全衛生プロトコル

もう一つ気になるのが昨日の記事でも書いた「安全衛生プロトコル入り」選手が続けて出ていること。今シーズン初のプロトコル入りとなってしまったクラウド選手に続き、シアトル・ストームの主力2名がプロトコル入りしたと発表がありました。(同選手はクラウド選手と同じく「一般旅客機での移動が原因」と声を上げています。)昨日の記事はこちら。

今後も引き続きプロトコル入りする選手(コーチ陣も)が出てくると予想され、この展開ですと、カットされた選手がハードシップでチームと契約というケースも出てくるのではないかなと。あとは、プレーオフに入ったときに、これはもうプロトコル入りする選手が出ないこと&チーム層が厚いチームが有利だなと、本日思っていたところです。

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最後に

まだまだ始まったばかりで今後も引き続き面白くなりそうなWNBA2022シーズン。

ミスティクスは現時点でリーグで最も完成度が高いながらも、クラウド選手には気の毒ではありますが不在を全員バスケでカバーし、まだ1試合ですがチームがすでに成長をしているように見えます。そして町田選手の持ち味がようやく出始めて、日本のファンとしても「これから始まる!」といった気持ちになった第3戦ではなかったでしょうか。

他のチームも今後チームとして強くなってきますし、疲労と付き合いながらのタフスケジュールがありますので、これからも決して簡単な戦いではないですが、2022シーズンはより楽しいシーズンとなりそうです!

このチームに注目!この選手に注目!推し!(もちろんミスティクス選手含む)といったことがありましたらTwitterなどでコメントお待ちしています😊

お読みいただきありがとうございました!

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